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くそ理系大学院生の頃に好きだった生産性の鬼YouTuberを久しぶりに見たら、感動した

ニュースですニュースです!

あのマコなり社長が、片づけ企画をやっていました!

マコなり社長チャンネル初のお片付け企画です! 

概要欄より引用

だそうです!!

見ました!

びっくりしました!

びっくりすぎて、びっくりの一部始終を、書かずにはいられないのです。


マコなり社長と言えば、「生産性の鬼」。

マコなり社長をご存知の方も多いかと思いますが、

無駄なことはせず、効率よく、仕事や人生で勝ちにいく。
そんなノウハウを発信してるYouTuberだと思ってました。

わたしも5年前、くそ理系大学院生のときに、お世話になっておりました。

くそ理系大学院生というのは、全てを頭でコントロールできると思っている人のことです。

毎日、「これの定義は?」しか言えない口になっている人のことです。

なお、全ての理系大学院生が、これに当てはまるわけではございません。

あの頃のわたしは、

マコなり社長の動画を見て、その通りに実践して
プログラミングでも習得して
積み立てNISAでもやっておけば

なんかいい感じのところに就職できて、
なんかいい感じの幸せに連れていってもらえるんじゃないかとか
思ってました。

今思えば、非常に寄りかかった態度ですね。

その後、

頭で計算して「生産性」や「効率化」を追い求めることに

もうそういうのうんざりなんだよ

って疲れてしまって、その手の動画を見なくなり

「ときめくモノを選びましょう♡」という、こんまり流片づけコンサルタントになったこともあって

その手の動画は、わたしのYouTubeのホーム画面から、静かに消えていったのでした。



そして、時は流れ、2024年7月13日(土)天気は晴れ

出てきました!!
冒頭で紹介した、あの動画が!!!

(アップロード日は7月12日なのですが、わたしのYouTubeのホームに出てくるのにタイムラグがあったようです)

世の中には、たくさんの片づけ動画があふれているので、
いくら片づけオタクのわたしでも、アイドルオタクと両立する都合上、
全ての片づけ動画を見てるわけにはいきません。

命の時間には、限りがあるのです。

しかも、その動画の主は、
頭で全てコントロールしようとして自分を苦しめていた頃にすがっていた
効率化の鬼。

「ときめくモノを選びましょう派」の今の自分には、必要ないに違いないのです。

でも、なんかわからないけど、
次の瞬間、右手の人差し指でカチッとしておりました。




動画を見ている、わたしの脳内に浮かんできた言葉は

「おぬし、ときめきサイドだったのか…!」

です。

もちろん、
「この白い風呂桶、ときめきます♡」とか
言葉では、言ってないのですが

こだわりポイントを話すその表情、声のトーン、目の輝きが
確実に「ときめいている人」のそれでした。

ときめきのプロである
こんまり流片づけコンサルタントには、伝わってきてます。

ちょっと説明すると、

こんまり流片づけコンサルタントっていうのは
片づけのノウハウを伝える人というよりも

「本当にときめくモノ」を選べるように、サポートする人なんです。

もうちょい具体的にいうと、

  1. お洋服を全部出す

  2. 「この中から、ときめく服を選んでください」って言う

  3. お客さまが、「これ、ときめきます」って選んでいく

  4. どんどん選んでいく

  5. 途中で、「あれ?口では『ときめきます』って言ってるけど、表情がときめいてないな?」って、見抜く

  6. 「それ、表情がときめいてないように見えるんですが…」などと、突っ込んでいく

  7. 最終的に、本当にときめくモノだけに囲まれた暮らしを送ってもらう

ということをやっています。
(わたしがうまくできてるかどうかはさておいて)

だから、
モノを手に持って説明する人の表情や声のトーンなどから、
「ときめき度」を推測する、そんなセンサーが働いているのです。

説明おわりっ



話を戻すと、
それぞれのアイテムを説明するマコなり社長から、
めちゃくちゃ純度の高いときめきエネルギーが感じられました。

生産性の鬼と、ときめき。

遠いようだけど、
手と手を取り合って、仲良く暮らしていたのです!!

どういうこと?

と思った人のために、わたしなりの解釈を述べます。

マコなり社長が本当にそう思ってるかということは、保証できません。

あくまでわたしの感想ですが

彼は、

「生産性を高める」ということに

「ときめいている」のです!


よーく考えてみてください!

一般の一人暮らしのご家庭で、そこまで生産性を高める必要ありますか?

もちろん、
「毎朝、出かける前にカギを探す運動を、3分ずつやってます!」というレベルで散らかっていたら、
片づけをして、カギを探さないレベルに引き上げることで、高い時間節約効果が得られますし

(1日3分は、1年で18時間にもなる)

毎日、ものすごい人数を回転させなきゃいけない飲食店とか、
0.1秒の差で、人の命に関わる病院とか、

そういうところなら、生産性をギリギリまで高めるのも意味がありそうです。

でも、

ふつうに起きて、ご飯を食べて、仕事したり、動画見たりして、ふつうに寝る
ふつうの家なんです。

不要なモノを手放し、定位置を決めて管理できていれば、
それだけで十分、快適な暮らしになって

仕事のパフォーマンスも上がってくるはずです。

だから、

靴べらを磁石で玄関のドアにピタッとくっつけられなくても、傘立てに立てたらいいし

ハンドソープが自動で出てこなくても、手動で出したらいいし

台車は、2台連結してビッグサイズにできなくても、1台で運べばいいし

使い終わったら浮かせて乾燥できるお風呂イスがなくても、立ったままシャワー浴びればいいじゃない。

ここまで生産性を極めることって、
実は、無駄。


つまり、


そこにあるのは、

究極の遊び心

でした。



感動。

思わず熱が入ってしまい、想定の何倍も時間とコストがかかってしまいました。

概要欄より

もうさ、概要欄に書いてあったこの言葉が、ときめき溢れてんのよ。

熱が入って、時間とコストを想定外にかけてしまうその姿勢が、ときめいてる人でしかないのよ。


マコなり社長、今まで、くそ理系大学院生御用達YouTuberだと思っててごめん。

あの頃のわたしが、受け取る能力が低かっただけだった。


これからは、
わかりやすくかわいい猫がデザインされたときめきだけではなく、

一見ときめきには見えない「生産性ときめき」にも、
敬意を払って生きていきます。


とりあえず、軽くて薄い財布が欲しい。







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