見出し画像

『ランドリオール』レビュー

40巻表紙

『Landreaall』(ランドリオール)

おがきちか(作)

もう長寿と言っていいよね、これ??
っていうぐらい長く続いているコミック『ランドリオール』です。
連載も20年を超え、巻数もとうとう40巻め!
(『コミックZERO-SUM』って雑誌に連載中。20年続いている雑誌もすごい!w)

40巻ずらっと並べてみました。(私は電子書籍でそろえているので、電書アプリの表示です)

1~12
13~24
25~36
37~40!

いやー。最初の頃の表紙なんてなつかしー!w
ちょうど読んでいたころあんなことこんなことあったなーって思い出しちゃいますw
見ての通り女子向けファンタジーなので、絵柄で好き嫌いはあるとおもうのですが、バトルシーンなどもちゃんと描かれていますんで男性でもきっと楽しめるとおもいますよーw

中世ヨーロッパ風の雰囲気のあるアトルニア王国。
その西端の辺境にはかつて狂った火竜の暴れる魔の山があったのですが、洞詠士フースルーマリオンが、我が身とともに封じることによって鎮められ、今は平和な丘になっています。
封印の護衛を務めた放浪の騎士リゲインと傭兵ファレルもその後この地にとどまり、(竜を封じた功績とか過去のいろいろとかあって)リゲインは領主となり、ファレルはその妻となりました♡

と、いうところまでが実は前日譚。(このエピソードは1巻の後半に『クレシェンドマリオン』として収録されています。個人的にこのエピソードめっちゃ好き☆)

メインエピソードは彼らの息子・娘の世代のお話です。

二人の息子DXディーエックスは、火竜が封印されている丘の大樹から流れてくる『歌』を聞いて育ち、やがて、その歌い手である封じられたマリオンに恋をします。
封印されたマリオンを救いだすには、凍結された時を再び動かすことを意味し、眠りについた火竜も復活させてしまうことに。
DXと、その恋を応援する妹のイオン、彼らの護衛であるニンジャの六甲らははたして目的を達成することができるのでしょうか。

ってなところがファーストエピソード。(3巻ぐらいまで)
この先は彼らが王都へ旅をして、王立学院に入学してたくさんの仲間を得る学園(アカデミー)編へと続きます。

さらに異国を旅したり奴隷に落とされたり(!)ダンジョンに潜ったりと超盛沢山、波乱万丈なエピソードたっぷりですw
(一時期、本の冒頭にあるあらすじが一ページに納まらなくなりそうなぐらい細かな文字になっていたのですが、ダンジョン編がはじまったぐらいであきらめたのかけっこう省略されましたねw)

三人の主人公だけでなく、周りも含めてキャラ立てがちょー上手い。(ご両親が最高w)
そんでエピソードの数々がはんぱなく上手い。
世界観や設定、独特の言葉のセンス。構成がめちゃくちゃ良い。

これらがとっても高い次元でまとまっていて、そいでもって息切れせずに長く続いているところがまたすごいのですよー。
読者がすっかりわすれたころに回収される超ロングパスの伏線なんか、もうため息と鳥肌です。
30巻め、170話まで費やしてタイトル伏線が回収された時はまじびっくりでしたw

とにかく、まずは最初の1巻だけでも騙されたと思って読んでみてください。(特に後半のマリオンとご両親の話!(しつこいw))
そうしたら、続きが気になって3巻までは読んじゃうハズでw
そこまできたらあとは学園編もきっと読んじゃうハズ!
もうあとは一気ですねww

一緒にこの、『ランドリオール』の世界にどっぷりはまって全巻そろえましょう~☆

第40巻の特装版表紙(←)と並べたもの。
仲良し三人の子供のころが同じ配置で描かれていてグッときます><
(青目金髪がDX、さかさまになってるのが妹のイオン、黒髪黒目が六甲です)


#ランドリオール #Landreaall #おがきちか #コミック #らせんの本棚


よろしければサポートお願いします!いただいたサポートはクリエイターとしての活動費にさせていただきます!感謝!,,Ծ‸Ծ,,