『瑠璃の宝石』レビュー
『瑠璃の宝石』
渋谷圭一郎(著)
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谷川瑠璃(たにがわ・るり)は綺麗なモノに憧れる女子高生。祖父がかつて近くの山で水晶を拾っていたと聞き、自分でも採れるのではないかと山に出かけてしまう行動力の持ち主。
そんな山中で出会ったのは鉱物を研究している大学院生の荒研凪(あらと・なぎ)。骨董市で見つけたという外国製の戦槌(ウォーハンマー)を背負って山歩きするような変わり者ではあるのですが、自然科学に対する姿勢と鉱物の知識は本物で、何も解らない初心者の瑠璃を水晶の鉱床へと導くのでした