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Squall(福山雅治cover)※動画 #noteギター部

さて、 #noteギター部 の活動。

これまで幾つかの動画や音声ファイルをアップしてきたが、全ては過去に撮影・録音したもの。

出せるデータが枯渇してしまったので、今回は#noteギター部用に新規で用意した。

少し趣向を変えて、どうやってこの動画が作られているのかという裏話を少ししてみたいと思う。
これはあくまで僕のやり方なので、恐らく他の方には当てはまらないが。


パッと見、カメラ代わりのスマホをセットして「せーの」で弾き語りをして終わり、というだけの動画に見えると思う。

しかし、実際のところ少しだけ手間を掛けている。
手順はこうだ。

①ギターを録音する。(音声のみ。撮影はしない。)
 録音にはD A WDigital Audio Workstationと呼ばれるソフトウェアを使用。PCで駆動する録音機のようなものだ。

※少々マニアックな話になるが、DAWはMTRマルチトラックレコーダーシーケンサー打ち込みを作る機械とエフェクターやミキサーを合体させたような夢のソフト。PCが高額だった高校生時代、これらの環境を手に入れるのに幾らバイト代をつぎ込んだことか。MIDI同期の出来ない4トラックのカセットテープMTRで何度もバウンスを繰り返し、出来上がった頃には音質はボロボロ。のちにMD版のヤマハ製MTRも使ったが、MD data仕様のディスクの高いこと高いこと。それでもこの経験があったから現代のソフトの素晴らしさを理解できるので、貴重な思い出だ。

独白。
※主に部長に向けて言っている。

様々な楽器の音を入力することでいわゆる「打ち込み」も作れるソフトだが、今回は音声の録音と編集のみに使用する。
録音したデータの余計な箇所を削ったり、音質を調整したり、といった作業を行い、ギターの録音素材を整える。

②ボーカルを録音する(音声のみ。撮影はしない。)
 ①で作ったギターの伴奏を聴きながら、それにあわせてボーカルを録音する。本来①と同様にDAWで録音をしたいところなのだが、あいにく歌を録音できる環境が無い僕は、車に乗り込む。
イヤホンを繋いだタブレットから①のギターの音を流しつつ、スマホのボイスレコーダーで“歌のみ”の音声を録音する。
人気のない場所でやっているが、もしもこの光景を人に見られた場合、「車の中で本気のアカペラをしている人がいる」という奇異な目で見られることは必至だ。

③コーラス(ハモリ)を録音する(音声のみ。撮影はしない。)
 ②同様に車内にて、スマホでコーラスパートを録音する。
人気のない場所でやっているが、もしもこの光景を人に見られた場合、「車の中で本気のアカペラをしている人がいる。しかもハモリパート。大事なカラオケ接待でもあるのだろうか。」という奇異な目で見られることは必至だ。

④録音素材を調整する
 上記②③の録音素材を編集する。歌っていない部分のボリュームを落としたり、削除したり、音質の調整を施す。

⑤すべてをミックスする
 音質調整済の①②③を合わせて最終調整をする。リバーヴ(エコーのようなもの)を掛ける、といった作業もここで行う。掛け過ぎると銭湯で歌っているようになってしまうので注意。

⑥撮影
 ⑤で出来上がった音源を聴きながら、あたかも弾き語りをしているように撮影を行う。実際に弾いてはいるが、カメラで取り込まれた音声は削除し、映像のみを使用する。
その為、たまに音と手の動きが合っていない場合がある。
あくまでイメージ映像ということで。

⑦映像編集
 ⑤で出来上がった音源と⑥で撮影した映像をPC上で合体させ、前後の余計な部分を取り除く。
YouTubeで扱えるファイル形式で保存し、完成。


ね?結構手間かかってるでしょう?

本当は弾き語り一発録りがスムーズで良いのだが、諸事情によりこんな面倒なことをしている。
誰に頼まれたわけでもないのに。

というわけで、宜しければお聴きください。

曲名:「Squall」(福山雅治 カバー)
ギター/ボーカル/コーラス:○○について思うこと
使用機材:ガットギター
録音機材:Cubase・Galaxy Note 9
録音場所:実家・(旧)自室 自家用車内
撮影機材:Galaxy Note 9
撮影場所:実家・(旧)自室

「Squall」(福山雅治 カバー)


#noteギター部


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