見出し画像

誕生日を祝われる、について思うこと

誕生日を祝われることが苦手だ。

もちろん、自分なんぞの誕生日を祝っていただく事自体は嬉しいし、ありがたいと思う。

ただ、次のような場合に「苦手」を感じてしまう。

例えばこんな場面。

仕事の書類の関係で当日または前後数日間であることに気づいて頂き、「おめでとう」の言葉をかけて頂くのが何とも恐縮してしまうのだ。
ボキャブラリーが貧困すぎて「あ、ありがとうございます。」としか返す言葉がない。
「あ、」って何だよ、と心の中で自分ツッコミをしてしまう。

それからこんな場面。

ちょっとしたサプライズを仕掛けられている状況だ。
誕生日付近で設定された飲み会の席に何かが漂っているのだ。
「これからサプライズするぞ」感が。
もちろん知らぬ存ぜぬオーラを振りまきはするが、僕だって数十回の誕生日を経験してきている。
「その日」周辺になれば当然自分が誕生日さんであることも自覚しながら生活している。
「あ、オレ誕生日だったんだ!忙しくて全然気づかなかった!もうこの歳になると…」などということは滅多には起きない。
そんなこと言うやつの9割が嘘つきだと思っている。

本当に気付いていないとしたら、どういう日付感覚で仕事をしているのだと言いたい。
納期は大丈夫か?提出期限は過ぎていないか?
カレンダーや手帳を見ろよ。
きっとそんなやつは「自分の誕生日にすら気付いていない」感をかっこいいと思っているに違いない。

少々毒づいてしまったが、それでも敵、いや仲間達はサプライズを仕掛けてきているのだ。
喜ばないわけにはいかないし、「そうそう、オレ誕生日」などという冷静なリアクションをしては失礼である。
そこで人に嫌われたくない僕は渾身の一言を捻りだすのだ。

「あ、オレ誕生日だったんだ!忙しくて全z(以下略)」


このような場面で正しく喜び、正しく反応する術を知っている方がいれば是非教えて頂きたい。

以上、すべて自分の場合の、あくまで個人の感想である。
自分でもひねくれていることは自覚している。
皆様にこの思想を強要したいわけではないので苦情はご遠慮頂きたい。

ちなみにこんな駄文を書いている今日が僕の誕生日ではないし、目前に迫っているわけでも何でもない。
いつか綴りたいと思っていただけである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?