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将来の夢とか職業とか、持った事ないなって思って

2020年の終わり頃から、考え方が好きです、とか、共感しますって言って頂く事があって。

何でだろうって考えたら、意外とこのnoteを読んでくれている方がいるのかなって。

ありがたや。そんな訳でかなり久しぶりの更新になります。

あと聞かれるのが、昔からこの仕事が夢だったんですか?とか。やりたい事を仕事にしててすごいです、とか。

多分それは、"Sunny Timeの人"みたいなのが定着して来ている感じで、有難いなと思う反面、"すっごい努力をして夢を叶えた人"みたいな見方をされてるなと感じると、私そんな偉大な人じゃないのになー、みたいな変なギャップが生まれていて。

確かにやりたい事をやっているではあるんだけど、この仕事がやりたくてこれに向かって努力してきたとゆうよりは、理想の生活スタイルの為に得意不得意を当てはめて出来る事やってたら今に至る、みたいな。

あ、もちろん、仕事にはただならぬ情熱を持って取り組んでおりますよ。

ただ、SunnyTimeでやってる事って、実は資格が必要な仕事でもないし、楽しいから探究心は止まらないけど特別専門的な勉強をしてきたわけでもない。

結論から言うと、私は将来の夢を持った事がないし、"夢に向かってコツコツ"とか、"目標に向かって努力"とかとは程遠いタイプの人間です。

"魔法使い"とか答えられるうちは良かったんだけど、小学生位からことごとく聞かれるあの質問がとっても苦手で。

「将来の夢はなんですか?」

(小学校の卒業アルバムにペンギンって書いてる子がいて、強いなって思った。)

行ってみたい場所ややってみたい事はその時々で沢山あって、生活の理想とか憧れはその時の状況によって変化していくけど、今まで職業に当てはめて"何か"になりたいと思った事がない。

今なら"型にハマらなくて良かった"とも思えるそれは、学生だったり若い頃は焦りや不安にも繋がるわけで。

将来の夢がある人ってちゃんとしてて、目指すものがあって、キラキラしてて、なんか居場所があるようにも見えて、偉いしすごいし羨ましかった。

昔の自分はなぜだか、なりたいものがないから自分はOLにしかなれないと思ってて(OLにも色々あるのにね、世間知らず)。

どうせOLになるならその前に好きな事しようと思って。(不真面目だから、真面目に働いて苦労してから楽しい事しようって発想はなかった。)

結局、何になりたいかは分からないまま「住みたい!」ってゆう気持ちだけで石垣島に移住して、何者でもないけど住み続けたいから色んな人と関わって、色んな仕事して。

結局、子供を産んで自由がなくなってからこの仕事を開拓して今に至るのです。

プラプラの学生時代

高校の頃、周りの子達が憧れの職種でバイトを始めたりしてる中で、「時給が良いし制服が着物で何か楽しそう」とゆう理由で歌舞伎町の老舗だけどちょっと変な日本料理屋で働き出したり(結果、ここが人生で一番長いバイト先)。
部活ですら、入ってるのに何がやりたいか分からなくて、みんなの輪の中にいたいからとゆう理由で唯一出来そうに感じたDJをしてみたり(弁解しておくと、超変な部活だったの。クラブ系のアーティストの卵部なんだけど、歌えないし、踊れないし、ラップなんて絶対無理だし、結果お飾りの肩書きとしてDJしかなかった。それで本当に何もしないのに合宿とか一緒にくっついて行ってたな。)

その頃中田英寿が、「旅人」になって、「それがアリなら私も旅人になりたい!」と思った事もあったけど、今考えると旅をしながら生きていく事は出来るかもしれないけど、「職業旅人」は中々大変そうだ。
これが、唯一、夢って思った事。一瞬。

そう考えてると、夢と生き方ってまた違くて。

その一方で生き方としてとかどんな生活がしたいかってゆう事なら意外と昔から考えてて、小学生の頃は妹と2人で
「妹が畑や牧場をやりながら、そこで獲れた卵や牛乳を使ってクッキー屋さんをやる」
とゆう計画も立ててたし(ワクワクしながら図面まで書いてたよ)、中学の頃はとにかく一人暮らしをしたいから出来るバイトは何でもやるってゆう暗黒期も通ったけど(この頃からお金大好き)、高校の頃は人に将来の夢を聞かれたら「なりたい職業は決まってないけど、毎日同じ場所に、同じ時間に、同じように出勤する仕事は嫌だ」って明確に答えてた。(ちなみにこれを言った相手には「社会人ってそんなに甘くないよ、無理」って言われてさり気なく凹んだ。)

18歳頃には、行ったバリ島で買付けを夢に見てたな。

その時々で、笑われたり頭ごなしに否定されたりはしたけど、共感して出来るよって言ってくれた人はあんまり居なくて。

けど、この無理って言ってきた人も、自分の社会経験の中で無理って教えてくれただけで、例えばそれが出来てる大人だったら「いいね」ってアドバイスをあげる事だって出来るのかもしれない。

実際、今若者が同じことを言ってたら共感して応援してあげられるのか、大人心の難しいところではあるけど、若者が希望を持てるような大人になれてたら良いなぁとは思う。

それで何が言いたいのかと言うと、"夢を持つな、希望を捨てろ"とはもちろん言わないけど、将来の夢&職業よりも大切な事は沢山あって、"何でそうなりたいのか"とか、"どんな生活や気持ち(これ超大事)で生きていきたいのか"、を重要視するのが大切なんじゃないかな。って最近思う。

プラプラしてて後ろめたくても、大きな会社の中にいて窮屈でも、そこで誰かに何か言われようと、世間って別に責任取ってくれないもんね。

プラプラしてる時しか見えない景色もあるし、何かに守られてる時だから出来る事もある。

それを自分がどう受け止めて、どう動きたいのかを、ちゃんとキャッチしてあげれば自然に道は拓かれると思うのです。

私の職業

ちなみに、今何の仕事してますか?って聞かれても自分で明確に答えられない。

だから、職業Sunny Timeの人。

気持ちが向けば全然専門じゃない事だってやると思う。

私は、島で生きていくには、どうしても自営業をやりたくて、その時自分が独立出来る形が唯一リラクゼーションマッサージだったからSunnyTimeを作ったし、リラクゼーションマッサージを、最初に始めた理由も、自分から学びたくて学んだ、とゆうよりは知り合いに誘われてなんとなく始めたし、それこそ"やってみたら楽しかった"の世界で。

周りにも恵まれたし、今思えばそこが何だかんだ原点にもなってるので、人生って何がきっかけになるかなんて本当に分からないなぁと思います。

子供が出来て、マッサージは状況的にも将来的にも厳しいな、と思ったので物を作って卸で販売する、とゆう形になって今のSunnyTimeが出来上がって。

けどそんなこんなでやって来た事が、私と社会とを繋げてくれていて、それがとても嬉しかったりする今日この頃です。

以上、私全然立派じゃないよ宣言でした。

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