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アンテナのコラムから、バンジーの話し。

ウェブマガジン「アンテナ」に載せていただいていたコラムがありました。
といっても4回とかぐらいしか更新してなくて、なんか悪いなぁと思ったりしていたのもあって、とりあえず消してもらう事にしました、ってなわけで、その中から昨年バンジージャンプに行った時の回をこちらに移動させました。
前半後半あります。

あぁ今年も行きたいなぁ。

思い耽る瞬間 第3回 飛びに行ったお話【前編】

 「ラスさん、バンジーしたくないっすか?」
それは、アベフミヒコから言われたこの言葉で始まりました。高い所が好きなアベフミヒコ。「めちゃ飛びたい!」ではなかったけど、興味はあったので、「よし!いつか行こう!」と約束。

そこから数年後、バンジーの話をしてたら、やってみたい!という人や、無理矢理連れていく人含め、なんだかんだと集まり決行する事に。

左から
スパゲットー上田 (私の思い出/sax ) そこまで行きたくない人
アベフミヒコ(SIRMO STAD/ギターボーカル)高い所好き、飛びたくてしょうがない人、今回の発起人
今村達紀 (コンテンポラリーダンサー) 興味ありな人
ラス(ばきりノす、唄うたい、絵描き)興味あり、皆を誘いまくった人
北小路直也 (MILKBAR/ギターボーカル) 無理矢理連れてこられた人
ムッティー (nummt/ギターボーカル、スタジオIZ) 高所恐怖症やけど飛んでみたい人
タッシー (MILKBAR/ベース) 興味ありあり飛んでみたい人
の7人。

ほんとに皆さん、よく予定を合わせましたね。
京都からの近場でバンジーできる場所は、岡山の鷲羽山ハイランドか愛知県の南知多グリーンバレイぐらい。
橋からの飛ぶバンジーは期間限定で奈良であるみたいやけど、情報が曖昧。南知多グリーンバレイは、少し前に京都GROWLYが制作していたGROWLY TVというyoutube番組の中で罰ゲームとしてバンジーをしに行った施設で、バンジーとスカイコースターというものがあります。今回は罰ゲームでも何でもなく、二つ経験しにいくためにグリーンバレイを選択。

決行日の数日前に梅雨に入ってしまい、昼までは雨で昼からはやむだろう、という天気予報。集合した時はまだ雨がぱらついていて、これは行っても飛べないのではないかと残念がる人と、飛ばなくていいかも?と期待を持つ空気が入り交じってる中、北小路直也がグリーンバレイに電話。

「雨でもバンジーはできますか?」との質問に対し。

「雨ごときではバンジーは中止になりません」との返答、男前過ぎグリーンバレイ。

じゃあ、もうやっぱり行くしかないなぁと、それぞれ不安と楽しみを抱えつつ出発。休憩もそこそこに車で京都から3時間くらい。

すっかり雨はやみました。

南知多グリーンバレイに到着した瞬間に見えるのがスカイコースターのクレーン。

このほとんど上の方まで吊り下げられて、そのまま落下して、ちょっとの間、振り込みたいにブラーンブラーンします。

「バンジーはもう少し奥の辺鄙なとこにありますよ」とスパゲットー上田。
実は彼は先ほど話に出した、GROWLY TVの中でグリーンバレイに来ていて、バンジーは飛んでないけどスカイコースターの経験者。

バンジーは少し奥の方にありました。

高さ的には、そっかこんな位かそんなに高くないね、と下から見たら思います。ここのバンジーは、スカイコースターより10m低くて20m。20mってマンション7階くらいなんですけどね、そこまでには感じません。

飛ぶ順番はもちろんジャンケン、もちろん勝った順。
その結果、今村達紀→ムッティー→スパゲットー上田→北小路直也→ラス→アベフミヒコ→タッシー
に決定。 

ちょっとずつ皆のテンションがおかしくなってきます。下で準備をして、階段で上まで行きます。

 すでに怖がってる人が数人。

記念すべき1飛目(1落目?)は、今村達紀。
彼は緊張したりすると声が高くなるという特技がありますが….

 「キャー」とか可愛く言うんやろうなという皆の気持ちを裏切ってきました。

自分でも声の低さにびっくりしたらしいです。

2落目はムッティー

飛ぶまでに長い、喋る喋る。

「10分ですね」と言っているように、ここは10分経っても飛ばなかったらリタイアになります。

3落目はスパゲットー上田
彼は次の人を怖がらせようと思って、飛んだ瞬間、叫ぼうと思ったみたいなのですが…

落ちた瞬間は声が出なかったみたいです。

 変なタイミングで上の人を怖がらせようと叫び声をあげるスパゲットー上田。

4落目は北小路直也
バンジーに行くぞ!と言われてから、どんなか知らんけどひたすらにイメージトレーニングをしていた直也。

バンジーは頭に手を乗せて前のめりで落ちる落ち方と、足から落ちる落ち方があります。直也は足からですね。

声も出なくてぎゅーっとしてる様からなかなかな必死感が伝わってきます。

5落目は私、ラスでございます。
高い所もそんな怖くなく、絶叫系も乗れるのでそんなこわーって事は思わんやろうと思ってたのですが、さすがバンジーはちょっと怖いと思う所が違うかったですね。自分で行くっていうのに、初めて味わうゾゾゾッてのがきました。いやいや、なんで皆誘ったんやろ…という思いを無視して。これで飛ばんかったらださいなー、皆にめちゃ文句言われるやろなーとか、なんか色々と考えてました。でも、怖いと思うのはその踏み出す瞬間だけ。

さらっと飛びました。

こういう時に面白い事できないラスです…普通に楽しかったです。

バンジーは上で4人くらい待機できます。

高いとこが平気なアベフミヒコとタッシーは余裕。

6落目はアベフミヒコ
彼はもうなんも言う事ありません。念願のバンジー。
ちょっと飛び込みみたいにジャンプしてるのと、とても楽しそうなアベフミヒコをご覧下さい。

撮影者ムッティーも楽しそう。

最後、7落目はタッシー
このタッシーの空気感はその場にいた人にしかわからないのですが、飛んでみたい!と言っていたタッシー、飛ぶ直前に相当怖がってました。これがバンジーの怖さ!最後のタッシーはスローモーションでご覧下さい。

太陽の中のタッシー、なんて神々しい。天気を心配していたのはどこへやら、タッシーが飛ぶ時には青空も見えてきました。こうしてバンジーは無事に全員飛びました。そして、すっきりしたテンションで「いやぁ、飛んだ飛んだ!飛んだねぇ」と言いながら7人は、スカイコースターに向かうのでした。

後編に続く。

読んでいただきありがとうございます。