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元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜⑬

そう言いながらルリは俺の体に抱きついてきてくれたので俺は、彼女の体を抱き締め返すと
彼女は少し恥ずかしそうにしながら俺の顔を見上げてきたので俺は彼女に軽くキスをした。
すると、彼女は俺の胸に顔を埋めて、小さく呟いたのである。
そして、しばらくしてから服を買うことにした。
次にやって来たのは、アクセサリーショップだ。
そこで、指輪を選んでいたのだ。
どうやら、彼女にプレゼントをしたいらしい。
しかし、どれが良いか迷っているようで中々決まらない様子だったので
俺が代わりに選ぼうかと訊ねると彼女が首を横に振ったので、
仕方なく自分で選ぶことにして 彼女が気に入ったデザインの物をいくつか買ってあげるととても喜んでくれた。
その後で、俺達は街に出てから色々な店を見て回った。
そして、最後に立ち寄ったのは 大きな広場でそこでは、子供達が楽しそうに走り回っていた。
「ねえ。あれを見て。ほら。あそこ」
と、彼女はある場所を指差したので俺はそちらに目を向けるとそこには、小さな子供が二人居たので
俺はその子達に近寄っていくと、突然女の子の方が泣き出してしまったので俺は慌てて男の子の方を見ると、
彼は女の子の手を握りしめたまま泣いているのを見て俺は、二人を連れて家に帰ると、
そこでお菓子を作ってあげた。
すると、二人共すっかり機嫌が良くなって 俺の事をじっと見てから、
「ありがとう。お兄ちゃん」
「ありがとね。おじさん」
と言うとそのまま部屋を出て行ってしまい、結局最後まで名前を教えてくれなかった。
そして、
「またね。おじさん」
と言って どこかへ行ってしまう。
それから数日の間、村で暮らしていく中で、俺は様々な出来事に遭遇することになる。
それは、村の人達の手伝いをしたり、子供達と遊んだり、 時には、
村長さんの家の掃除を頼まれたりもしたが基本的には、平和な日々が続いていた。
そんなある日の事。
俺は、村の人達に呼び出された。
どうやら俺に頼み事があるようだ。
俺は村人の人達に案内されてその場所に行くとそこは、どうやら墓場のようだ。
すると、一人の女性が俺の前に現れると俺に話しかけて来た。
彼女はこの村の人ではないらしく。
なんでも俺にお願いがあるのだという。
「私の名前は、ミルフィーユと言います。私は、ここからかなり離れた場所にある町で、
宿屋を経営しています。実は最近、この町にとても腕の良い薬師さんがいると聞きまして、
是非とも、貴方の作った薬を売って欲しいとお願いに来たのですが、よろしいでしょうか?」
と俺に尋ねてきたので俺は、その質問の意味が分からなかったので
「一体どうして俺の所に?」
と尋ねると彼女は
「それはですね。私、貴方の作るお薬のファンになってしまったからです。
それで是非とも貴方の所で買いたいと思ったのでこうしてここまでやって来ました。
それに、貴方の事は以前から知っていたんですよ? 貴方は有名ですからね。
それにしても、まさかこんな所で会えるなんて夢にも思っていませんでしたよ。
あぁ。やっと私の願いが叶いました。これでようやく、貴方のお役に立てることが出来ます。
ですので、是非とも貴方のお店で働かせて下さい。
お金ならいくらでも払いますから」
と言って来たので俺は彼女の言葉を聞いて驚いた。
39.
どうやら俺が彼女のことを見ていた事がばれていたようだ。
俺は彼女の提案を受け入れると、俺が彼女から話を聞く為に酒場に移動すると
彼女は自分の事を色々と教えてもらった。
彼女は元冒険者で現在は、宿屋の経営者をしている。
だが、今は亡き夫の後を継いで経営していたのだが。
夫が亡くなってしまい一人になってからはこの宿は潰れかけてしまって困っているのだと打ち明けられた。
俺は事情を知ると。俺がここで働く事を条件に無料で、薬を販売することを約束し、
彼女のお店を営業再開する事に成功した。
ちなみに、店の商品の殆どが手作りであり、お客からは絶大な信頼を得ているらしく、
その噂を聞き付けた人達が沢山押し寄せて 今では、お陰で忙しくて休む暇がないほど繁盛しているという。
それから彼女は俺に恩義を感じており、給料はいらないと言っているがそれでは俺の気持ちが落ちつかない。
というわけで彼女のお望みどおり住み込みで働いて貰うことにしている。
最初は嫌がっていたが、どうしても譲らなかったらようやく折れて
くれて渋々承諾してくれて俺の傍で働くことが決まった。
だがその条件として家事は全て任されているので毎日大変そうだが、
彼女も楽しんでやってくれているみたいなので何よりだ。
それとどうやらは彼女には一人娘が居るらしいのだが、
その娘の世話も全て俺がする事になったのだがこれはこれで大変なことになりつつあるが
どうにかこうにかしなければいけないだろう。
そんな風に考え事をしながら俺も仕事に励むのであった。
「さてと、今日はこれくらいにしておこうか? 疲れたろ?
明日はもっと仕事をしてもらう予定だから今は休んでおけ。良いな? 絶対に安静にしておくように。
もしも何かあった場合は直ぐに医者を呼びに来る。それまで大人しくしている様に頼むぞ?
分かったな? よし。良い子だ偉いな。俺はお前のことを愛しているから だから無理だけはしないで欲しい。
何かあれば俺を頼ってくればいつでも助けになってやる。
まあ。俺には力が無いがそれでも出来る限りのことはしてやりたいと考えているつもりなんだが……迷惑か?
そ、それはすまない。悪かったよ。許して欲しい。
ん? ああ。分かってる。
別に怒ってなんかいないし、そもそも怒っていない。
大丈夫だよ。心配はいらん。ただ俺が不安だっただけだ。
ははは。変なこと言って悪い。気にすることはない。
どうやら少し飲み過ぎた様で頭がフラつく。
俺の部屋まで連れて帰ってくれないか?」
と、俺の言葉を聞いた彼女は俺の体を持ち上げてくれる。
俺は彼女の首筋に顔を近づけるとそこに舌を這わせながら彼女の体に触れ始めると
彼女はビクッと反応して俺の体に身を寄せてくると俺はそのままベッドの上に倒れ込んだ。
俺は彼女を愛撫した後で服を脱がせ下着姿になった彼女の体を見るだけで
興奮してしまいそうになったので俺は彼女を優しく抱きしめながら何度も唇を重ね合わせた。
だがそれだけじゃ足りなくなってきてしまい、彼女を強引に組み伏せると
俺は彼女を押し倒しその綺麗で柔らかそうな肌に貪るように口づけを始めた。
「あん。ちょっと。痛い。駄目だよぉ。いきなり。激しくされちゃったら 私壊れてしまうかもしんないけど、
あなたなら壊されても良いかもしれない。だって私ずっと我慢してきたんだよ?
本当はね。あなたのことが大好き。大好きなんです。
なのに他の女の人とばっかり仲良くしてるもん。
私凄い辛くて。
嫉妬でおかしくなりそうになっちゃった。
ねぇ? そっちの趣味は無いんじゃ無かったっけ? じゃあいつどこの女に毒されたのかな?ねぇ。
そいつのこと殺してきてあげようか? 私が今なら殺してあげられる。ねぇ? そいつの名前を教えて。
ねぇって! 聞いてるんだけど!」
と、急に声色が変わってしまうと、彼女は俺の腕に噛みついてきたので俺は慌てて引き剥がそうとするが、
彼女の歯は更に深く突き刺さる。
どうやらとことん俺に殺意を持っているらしい。
俺は彼女の名前を必死で呼ぶと彼女はハッとして噛むのを止めてくれるが既に
傷が広がってしまっているので急いで包帯を巻いてあげた。
40.
「ごめんなさい。酷いよね。こんなに怪我させちゃって本当に申し訳ありません」
と謝って来るが正直俺は、全くそんなことでは驚かないしむしろ彼女の事を本気で
想うならこの程度問題無いと思っていたのだ。
そうでなければ俺が彼女のことを気遣ってやれないからである。
それから俺は彼女を優しく抱き寄せるとキスをした。そして、彼女を優しく抱いた。
すると彼女は幸せそうな表情を浮かべてからそのまま寝息を立て始めてしまったのだ。
それからしばらくの間は彼女に付きっきりで面倒を見る事にした。
するとどうしたことか ある日の晩に俺は彼女に突然押し倒されてしまった。
彼女が何をしたいのか俺が理解する前に彼女に衣服をはぎ取られてしまうと
それからしばらく一方的に攻め続けられることになるとその途中で、
「私、やっぱり子供なんか要らない」
と呟きながら彼女は突然泣き出して
しまったため慌てて宥めようとしたが逆効果になってしまい結局その日は、最後までさせて貰えなかった。
次の日から彼女はすっかり元気になっていて、また俺との生活が始まることになったのである。
だがしかしそんなある日のことだった。
俺は村長さんから相談を受けてから彼女の様子を確認しに彼女の家に行ってみるとどうしたことだ。
部屋の中に鍵が掛けられており、中に入ることが出来ないではないか。
「どうかしたのかい村長さん」
と俺は彼女に声を掛けるが返事はない。
すると中から悲鳴のようなものが聞こえてきたため俺は焦った様子で家の扉を開けようとした。
するとどういう事か中に入ることも出来ず俺が困惑しながら中の様子を確認するとそこには血塗れの彼女と、
返り討ちに遭い、無残に殺された死体が転がっている光景が広がっていた。
そしてその中には村長の姿もあった。
俺は村長の死を確認した後に彼女に目を向けるとそこで俺は異変に気づいた。
彼女の体に明らかに異常な量の血痕がこびりついているのだ。
しかもかなりの量の血液を失っているようだ。
「君……」
と、俺が彼女の名を呼ぶと
「ねえ。どうしてあの人を殺したの?」
と尋ねられ俺は一瞬躊躇ってしまった。
俺の目の前に立つ彼女はまるで死神のように恐ろしい笑みをたたえてこちらを見下ろしてきている。
その瞳を見て悟ると俺は確信を持った。
彼女は完全に俺に対して敵意を抱いているということを。
このままでは殺されかねないと感じた俺はとっくの前に習得していた【結界魔法】を発動させた。
すると周囲に不可視の壁が形成され俺達の周囲を覆ってくれたので一先ず安堵するが、
彼女の怒りは全く収まる様子を見せないどころか、益々激しさを増していっており
最早話し合いが出来る状態ではなかった。
すると彼女が剣を抜いて斬りかかってきたので、俺もまた同様に武器を抜き放ち、
「君は一体どうしてしまったんだ? なんでこんなことに。答えて欲しい。
じゃないと、俺は、俺達はもう。二度と君の笑顔を見ることは出来なくなってしまうんだ」
と問いかけた。
それからしばらくして俺は、彼女を倒すことに成功すると彼女の命を救う為に
俺は回復ポーションを使用すると彼女はすぐに起き上がってくると俺の頬に拳をぶつけて来た。
当然俺が防げるはずも無く殴られると地面に倒れる。
すると彼女は再び攻撃を始めて今度は蹴りを放って来たのでそれを喰らってしまうと
壁に叩きつけられてしまい俺は痛みに堪えながらもなんとか立ち上がると再び彼女に語り掛けることにした。

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