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「あなたの一番にして欲しい」と言われたら…

以前、こんなことを
言われたことがある。

「あなたの一番にして欲しい」

好意を持ってくれているからこその
言葉だと思うし
それ自体は嬉しく思う。

ただ、正直なところ
素直に「うん」とは答えづらい
と感じた。


常に「一番」とすることの意味

一人の人を、
常に「一番」に置くというのは
非常に困難
なことだ。

たとえば、私自身の体験で言うと…


仕事の会議中に、
当時交際していた相手から
こんなLINEが来たことがある。


「ねえ、通話したいんだけど」

もちろん、会議中なので
通話はできないし
そもそも通知を見るのが精いっぱいで
返信もできない

すると…

「なんで、反応してくれないの?」
「ねえ!ちゃんと見てよ!」
「(不在着信)」
「(不在着信)」
「(不在着信)」
「私のこと、大事じゃないの!?」


当時は大切に交際していた
…つもりだったが
どうも、足りなかったらしい。

問答無用で「一番」に置くのなら
会議中であろうと
電話に出るのが正解だったのだろう。

ただ、私はそうするつもりはない。


優先順位…つまり「一番」というのは
その時々で変えるもの
だと思っている。

目の前に仕事があれば
仕事が一番だし

他の友人と会っているなら
その瞬間はその友人が一番だ

今、この瞬間に目の前にあるものを
しっかりと「一番」にしていきたい

思っている。

それが、自分が人生を楽しむ上で
そして、目の前の相手に楽しんでもらう上でも
大切なことだ
と思う。

私は、その時々で
目の前の相手を大事にしたいと思っているし

私の中では、
誰か一人だけを常に優先するよりも
私自身の価値観に沿って
目の前の相手を優先する方が大切である。


…こういう考え方は
「冷たい」と感じる人もいるかもしれない

ただ、それでいいと思っている。

だって、これは、
ただ、私がそうする、というだけの
話だから。


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