群衆は『催眠』にかかっている
こんにちは、らるです。
『群衆心理』の説明
今日から第一章に入ります。
まずは、群衆の「一般的特徴」です。
実は群衆の特徴は「ある状態」と
類似しています。
それは・・・
「催眠状態」です。
順を追って説明します。
1,群衆の性質を作る要素
「群衆」としての、特別な性質は
ただ人が集まっただけでは現れません。
何らかの「刺激」が必要です。
人が集まり、刺激を受けた時
・集まった人たち(種族)
・集まり方(編成)
に加えて
・どんな刺激を受けたか
次第で、様々な「群衆」が
できる可能性があります。
2,群衆の一般的性質
「群衆」の性質は
集まった人の平均に「ならない」
という点です。
ちょっと面白いですよね。
例えば、
あまり古典に興味がない人間が
集められたとします。
そこに「刺激」として
「この古典が面白いぞ!」
「内容を実践すると更にすごいぞ!」
というような暗示が行き渡ると
その集団が
「古典を学び実践する集団」に
なったりします。
元々集まった人の平均には
なっていませんよね。
最近、私が体験した
「群衆」化の典型例です。
「催眠」っぽさを感じませんか?
この「催眠」っぽさを
もう少し分解すると
・「暗示」へのかかりやすさ(被暗示性)
・「感染」のしやすさ
・行動のハードルが消える(責任観念の消失)
ということになります。
余計なことを考えなくなり
群衆みんなで「暗示」通りの
行動を取るようになる
というのが、群衆の一般的特徴です。
3、いい群衆・わるい群衆
「群衆」になると「催眠」されて
行動をコントロールされる…などというと
犯罪的なイメージを持つかも知れません。
しかし、先日も書いた通り、群衆には
「英雄的群衆」「道徳的群衆」も
存在します。
何が「群衆」の良し悪しを決めているか
全ては「暗示」次第です。
ル・ボンは、歴史的な例を数例あげたのち
こう言っています。
歴史が作られるのは、
このような英雄的行為によるのである。
もし単に、冷静に考え抜かれた
偉大な行為のみが
民族の名誉になるべきものとすれば、
このような行為で、
世界の歴史に記録されるものは、
まずないといってよいであろう。
民族の名誉となる偉大な行為は
すべて「群衆」によって成される
ということです。
「群衆」無しに「偉大」は無い
ということです。
…と、言うことであれば
良い「暗示」を貰えそうな
「群衆」に自ら飛び込むのも
一興ではないでしょうか。
特に「行動力」が足りずに
悩んでいる人は
「群衆」化の力を使えば
それを補うことができるので
オススメです!
今日のまとめ
「群衆」の良し悪しは
「暗示」で決まる
いい「暗示」は
群衆を英雄にする
…
最後まで読んでいただき
ありがとうございました!
記事を読んで感じたことがあれば
気軽にコメントしてくださいね!
楽しみにしています!
毎日更新していきますので、
今後とも宜しくお願いします!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?