見出し画像

#6 ゲーミングチームに入って直面した問題

こんにちは!極彩です!
今日は僕がゲーミングチーム「TRIDENT」に所属していて直面してしまった問題について書いていこうと思います。(関係者に許可取り済み)

【モチベーションの違い】

大体のアマチュアのゲーミングチームにおいて問題となるのは『モチベーションの違い』だと思います。

モチベーションの違いのモデルとして考えられるのは「プロを目指してめちゃめちゃ頑張る!!」と「遊べれば良いから別にスクリム出てればいいや」という二つがぶつかるというパターンです。
この問題の難しいところはどちらが正しいのかについては組織の設立目標まで戻らないと考えることができないということです。

ゲーミングチームなのだから「プロを目指すのが当然!!」と考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことは無いです。
「面白いからゲームをプレイする」層は競技シーンに限りなく近いところでも存在します。

自分達のチームにおいてこの問題が主軸となることは今のところなかったと思います。将来ないとは言えませんが。

今、「ゲーミングチームに所属してみよう」「競技シーンに参加したいな」と考えている人は、そのゲーミングチームがどういう目標でどのくらいの頻度で活動しているのかについて応募する前に調べてみると加入した後のこうした問題を避けることができます。

【コミュニケーションへの考え方】

FPSにおいて報告が大事であることは#3にて書いたと思いますので、是非ご覧下さい。
(https://note.com/rarirunews/n/ncdb9ea45ae89)

PUBGでは味方が敵を視認してもゲームシステムを介して直接知ることはできません。そのため味方にはピンを立ててもらうかVCで敵の位置の報告をもらう必要があります。

またPUBGではキャラ自体に何か能力があるわけではなく、最初の状況ではどれだけすごいプレイヤーでも平等で、後の状況で変わってくるのは武器と装備とポジションだけです。つまり如何に報告を行うのかが大事になってきます。

そして報告を行うためにはそれぞれが考えて報告ができるかつダウンせず味方のカバーをすることも受けることもできるポジションを取らなくてはいけません。そしてその視野を共有することもできないので、他人にこうして欲しいという指示を出すのはとても難しいです。

またPUBGのゲームシステムがこの難しさをさらに加速させています。PUBGはセーフゾーン、周りに敵がどう降下しているのか、降下するルートはどうなのかが毎回異なるので、プリセット(こうなったらこうしようとか、この時間にはこのポジションにいようなどあらかじめ決めておくこと)を決めるのがなかなか難しいです。(主観込み)

そのため、他のゲームではIGLと呼ばれるオーダー(ゲーム全体の指示を出す人)はセーフゾーンの位置によって、どのポジションにどのタイミングで入って、どのタイミングで勝負をしに行くのか、敵はこんな感じで分布しているからこっちのルートを使おうか、などなど様々なことをかんがえなくてはなりません。(チームによっては戦闘に入ったら別の人がオーダーをするとか、一人一人がオーダーとして機能するとか、さまざまなパターンがあります。)

これらを踏まえると、かなり個人の考え方に依存してチームのパフォーマンスが変わってきます。しかし、先ほど言った通りもし反省する点があっても同じ状況になることはほぼないと言っても良いゲームシステムなので、より抽象的に反省を個人個人がしなくてはなりません。

「この反省のコミュニケーションをどのように行っていくのか」というのがこの章で書きたかったことです。(既に大分長くなってしまっていますが、もう少しだけお付き合いください。)

突然ですが、皆さんは「アドラー心理学」という言葉を聞いたことがありますか?この中に答えがあると僕は思っています。

それは【他人の支配する領域を自分が支配するべきではない】ということです。例えば指示するにしても、すべてを指示することは不可能です。またこの方角を見たり、あっちの方角を見たりというのもある程度は伝えることができますが、すべてを指示することはできません。こういうときはこういう広がり方をしてほしいと言っても、できないと言われたらそれ以上どうすることも人には何もできないです。だからと言って、何も言わないのでは反省のやりようがありませんから、「このときはこう考えてこう動いたんだよね」みたいなその時の考えの提示をしたり、それで「でもそのときはこうだったからこっちをゆうせんするべきだったんじゃないかな」、「そうだね、その判断は間違ってなかったと思うよ」などなどそれに対して反応を返して、学びを得るというのが行われるべき反省であると思っています。

ここの反省において相手が考えていることを尊重できないのであれば、あまり良くない反省会の可能性があるので、見直す必要があるかもしれません。

これらのことはゲーミングチームだけでなく会社や学校など他の組織に対しても同じことが言えるのではないかと思っています。(働いたことはありあせんが)

『まとめ』

今回は僕がゲーミングチームで所属して直面した問題について触れてみました。どちらも学校での部活など他の組織に属した際にも使えるかもしれません。

今回僕が伝えたかったのは【他人の支配する領域を自分が支配するべきではない】ということです。
より正確に言うなら、「他人の支配領域を自分が支配することはできない」ということです。

『最後に』

いかがだったでしょうか?今回はなかなか長い上に濃い内容だったと思います。皆さんの何か「学び」や「気づき」に繋がれば幸いです。

今回のように「PUBG」についてや「プログラミング」「読書」「音楽」「ライティング」などについて記事制作していこうと思っています。


是非フォロー、スキ、コメントよろしくお願いします!!


Twitter:https://twitter.com/RARIRU_PUBG