見出し画像

企業がWebサイトを作る理由と価値は?

この記事では、2023年3月27日のInstagram投稿をきっかけに、企業がなぜWebサイトを作成するのかについて考察していきます。

Webサイトは企業サイト、サービスサイト、ECサイト、LP、コミュニティ、ブログなど、さまざまな形態があります。多くの場合、Webサイトがなければビジネスが始まらないと感じられることが多いでしょう。

ティム・バーナーズ=リーが1991年にウェブ技術の基盤を築き、それが1993年に公開されました。以降、日本のWebサイトの歴史は以下のように進んできました。

  • 1990年代中盤:企業のWebサイトは「オンラインパンフレット」

  • 1990年代後半:製品販売、サービス予約、求人情報、問い合わせフォームなどの連絡手段

  • 2000年代中盤:ソーシャルメディアによるコミュニケーション活性化

  • 2010年代:モバイル対応(レスポンシブデザイン)、データ解析やAIを活用したユーザー向けサービス提供、マルチチャネル・オムニチャネル

(筆者は、1990年代後半からインターネットやWebサイトに関与しています。)

Webサイトは情報発信、ブランディング、サービス紹介、購買システムなど、一般的な要素を提供しており、Webマーケティングの一環として効果と効率を追求する傾向があります。これはビジネスとしても当然です。

一般的に、これらの要素が企業や事業の成果と評価され、財産価値となりますが、最近ではコミュニケーションの方法が多様化し、複雑化する傾向があります。

筆者が重視している点は、情報発信者側の組織内の人々の意識です。UXやマーケティングの観点から、組織内で理解されている内容が、その後の企業活動の方向性を決定することが多いです。

特にサービスを提供する際は、受け手や関わる人の価値観や言葉の解釈が異なるため、「良し」とする合意点を見つけることが難しいことがあります。

そのため、Webサイトに掲載されるメッセージは対外的な情報発信であると同時に、組織内の人々へのメッセージにもなります。筆者自身が中心になって、あるいはコンサルティングの立場でプロジェクトを進める際には、この点を丁寧に対応することに注意しています。

企業にとってWebサイトは、デジタルマーケティングの手法やチャネルが多様化する中で、コアなメッセージやアイデンティティを社内外に適切に伝えることが重要です。これにより、顧客獲得や売上向上の追及はもちろんのこと、組織構成とのバランスをとりサービス品質の向上をするためのツールとして機能します。

そのような背景をもって、筆者はWebサイトの設計、制作、運用サービスを提供しています。企業がWebサイトを作成する理由を考えることで、その価値をより理解し、適切なサービス提供ができることを目指しています。

この記事にイイネやフォローなどいただけると、嬉しいです。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?