モバイル(ネイティブ)アプリのa11y(アクセシビリティ)について
アプリのアクセシビリティについて、現状のまとめたものを公開します。
間違っているとか、別の方法があるぞ、とかあれば、ご指摘いただけると助かります。
1.参照する規格
https://waic.jp/docs/WCAG21/
https://www.w3.org/TR/wcag-3.0/
https://www.w3.org/TR/mobile-accessibility-mapping/
2.アプリにおけるアクセシビリティ対応の現状
アプリでアクセシビリティに対応した前例はほとんどない。
現状は手探りでやっていくしかない状況。いろんなことが議論されている状況。
対応しているアプリで唯一あげられるのは以下ぐらい。
接触確認アプリ ウェブアクセシビリティ方針
ただし、書き方や内容については、「APPなのに、ウェブっていう言葉はおかしいのでは?」など検討の予知があるという状況
3.ガイドラインは、現状はWCAGでよさそう
アプリの場合も基本的にガイドラインはWCAGでよさそう
ウェブアプリ
(ウェブビューを使用してウェブページをアプリで表示する系)ネイティブアプリ
ハイブリッドアプリ
「ウェブアプリ」の場合は、WCAG。「ネイティブアプリ」と「ハイブリッドアプリ」は、世界的な細かなガイドラインはまだないが、開発者用のガイドラインを参照
MicrosoftWindows 11 および Windows 10 でのアクセシビリティ
IBM アクセシビリティー対応アプリケーションの開発
Apple SwiftUI & UI Frameworks
Google アプリのユーザー補助機能を強化する
ISOとかJISに組み込まれてはいないので、現時点ではWCAGを使うのが妥当だろう。WCAGはウェブを基礎にしているので、APPのネイティブアプリの場合はソースコード関連のチェック項目はそのままでは適用できない。
その辺は、抽象度を上げて同じような感じでチェックする。
4.アクセシビリティ方針を策定するかどうかは、要件等
アプリの場合も方針を策定するかは議論が起きている
方針は立てる派:内部に対しても、外部に対しても、アピールしつつ、認識の統一を図る意味で立てる
対応しているのは先に挙げた、接触確認アプリくらい
■チェックツールは、特にナイ
(残念ながら)APPのソースコードのチェックツールなどはない
実際にはWCAGの達成基準で、概念的なものはチェックできるとして、細かいソースコード関連はちょっと無理っぽい
方針の公開は可能だが、試験結果の公開は、ちょっと無理
5.その他
APPは、ユーザーテストした方がいいかも
ダークモードの配慮もあり
参考になるページリンク
freeeアクセシビリティー・ガイドライン
アクセシビリティー・チェックのためのツール
iOS VoiceOverを用いたチェックの実施方法
Android TalkBackを用いたチェックの実施方法
チェックリスト
https://www.jwac.or.jp/wcag3.html
https://www.slideshare.net/rikiha/mobile-accessibility-64942570
https://qiita.com/magi1125/items/2c2e9d78c6db2724a826
https://uxmilk.jp/4887
メモというか、備忘録っぽくなってしまいましたが、参考になれば幸いです。冒頭にも書きましたが、間違っているとか、別の方法があるぞ、とかあれば、ご指摘いただけると助かります。
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