【有料記事 資料・ショートカットツール特典付き】あなたは大丈夫?薬歴を効率よく書けていますか?

・はじめに

最近、よく受ける相談の中に下記の内容があります。

・薬歴は処方箋一枚当たり何分で書けばいいのでしょうか?
・薬歴が業務時間内で終わらない
・そもそも何を書けばいいのか自信がない
・薬歴がいつもマンネリ化して書くことがない
・薬歴の内容が個別指導に対応ができているか自信がない


さて、皆様はいかがでしょうか?
効率よく書けていますか?
そんなところを少し今回は切り込んでいきたいと思います。

・質問及び返答

 質問1 薬歴は処方箋一枚当たり何分で書けばいいのでしょうか?

自分の答えとしては、処方箋1枚当たり1分ぐらいとお答えしています。
前の薬局では1枚2分でした。

1枚2分で入力を終える方と1枚1分で入力を終える方では、
業務効率は変わることがおのずとわかると思います。
1枚30秒で仕上げる達人もいましたが、そこまでは厳しいと思いますので、
1分をめどに頑張るといいと思います。
今でも自分は、1分で薬歴を書けると思います。

 質問2 薬歴が業務時間内で終わらない

この質問もよくいただきます。
これに関しては、しっかり薬歴を書く時間を取ろうとすると
まず終わりません。

なぜなら、患者さんがひっきりなしに来局されるのに、
流れがはけてから
入力を始めるということ自体に無理があるからです。
個人的には、PCを開きながら服薬指導をされていると思いますので、
・話しながら入力をする
・患者さんが、会計時のお金をしまう時やカバンにお薬をしまっている時を
 利用して入力をする

などがあると思います。
ここの前提として、ブラインドタッチができないと話になりません。
ブラインドタッチができない方については、後述する「具体的な対策」
記載しておきます。

 質問3 そもそも何を書けばいいのか自信がない

ここについては、まず基本的なことを聞きましょう。
薬歴を書く前提段階として、
患者さんの情報がなければ書くことはできません。

数値管理できるものはヒアリングできていますでしょうか?
血圧、コレステロール、血糖値、HbA1cなどがあると思います。
数値はわからないといわれても、血圧を測った用紙であったり、
血液検査の結果を持っていらっしゃることがあります。
ぶっきらぼうに答えられても、お願いすることを忘れてはいけません。

もちろん数値管理できていない情報も大事です。
痛みの部位や場所、気持ちの状況など、様々聞くことができます。

もちろん言いたくない患者さんも多くいらっしゃいます。
オープン・クエスチョンとクローズド・クエスチョンを活用しながら
聞くようにしましょう。
参考までに下記にリンクを貼っておきます。

 質問4 薬歴がいつもマンネリ化して書くことがない

この気持ちはわからないことはないですね。
一般的な方だと、継続指導の薬歴がずーっと続くのが多いと思います。
指導は、継続以外にも、飲み忘れや、生活習慣(運動や食事、嗜好品など)
様々なことを対応することができます。

マンネリ化しない条件の一つとして、
前回の指導内容をざっと見てから服薬指導をすることをお勧めします。
理由としては、フォローアップが義務化され、
前回の来局時から、フォローアップをした記録が残っていれば
そこについても聞くことができます。
もちろん、もともとの薬歴参照の記載についても次回についての確認事項を確認及び薬歴参照の記載を必要があります。

 質問5 薬歴の内容が個別指導に対応ができているか自信がない

ここについては、情報をキャッチアップする必要があります。
もちろん、
それぞれの地域の薬剤師会や厚生局が重点としていることによって、
個別指導時のチェック項目は異なるかと思います。

大事なのは、情報を手に入れて、
自薬局で、疑義・薬歴の記載対応できているか?
最近の指摘事項のトレンドは何か?

を確認することです。

もちろん、ネットで検索しておくことも大事だと思います。

参考までに、関東信越厚生局のサイトや個別指導対策のサイトも
添付しておきます。

また、以前記載した監査マニュアルの記事も添付しておきます。

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