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タイでの記録

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2020年 - 現在 タイでのアレコレ
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#旅のフォトアルバム

バンコクのヒンドゥー寺院で感じる異国の情緒と街中のヒンドゥーの神々

当たり前だけど、単純な国なんて1つもない。そこに暮らす人々が長い歴史を紡ぎ、様々な事情が絡み合いながら複雑化した文化は、知れば知るほど面白い。 ある日、自宅で友人に蓮の花細工(蕾の状態で花びらを折る)を教えてもらいながら「シーロムのヒンドゥー寺院に行ってみたい」と何気なしに話すと、 「まだ15:00前だし、これが終わったら行こう」 と、行くことになった。 ずっと気になっていたヒンドゥー寺院へ95%が仏教徒のタイ(※細かく言うと色々あるが一応95%)、そんな国にあるヒン

バンコク旧市街地をゆるく撮り歩いた日、2人は同じ服を着ていた。

タイ > バンコク ベトナム出身の彼女と初めて会った日、私たちはたまたま似た服装をしていた。約束なしにこんなことある?と大笑いした日から2年。彼女は相変わらず、私のバンコク生活に彩りをもたらしてくれる存在だ。 初対面 彼女との出会いはInstagramだった。バンコク在住、写真が趣味。彼女は日本語を勉強し、私はベトナムに住んだことがある。そんな2人が「写真を撮りに行こう」と意気投合するのに時間はかからなかった。 「どこにいる?私の服装は白シャツにジーンズ、白いスニーカ

山奥の寺院はトゥンに彩られた鮮やかな空間だった|友達の実家に行ってみた(3)チャイヤプーム県

タイ > イサーン地方 > チャイヤプーム 友達の実家に行ってみた ◇ チャイヤプーム編 1 / 2 / 3 / 4 中華廟から戻るとお母さんにパートゥン(筒状の巻きスカート)を渡された。 「着てみて」 イサーン地方のパートゥン(筒状の巻きスカート) チェンマイでパートゥン(筒状の巻きスカート)を買って、今回持ってきたことを友達に言うと、「それは北部のね。イサーンはイサーンで模様が違うよ」と。 確かに渡されたスカートは北部のものとは模様が違う。「持って帰ってね」と

美味しい、幸せ、お母さんの朝ごはん。朝散歩、蓮と遺跡と大きな廟|友達の実家に行ってみた(2) チャイヤプーム県

タイ > イサーン地方 > チャイヤプーム 友達の実家に行ってみた ◇ チャイヤプーム編 1 / 2 / 3 / 4  ー 昨晩はキンキンに冷えた友達の部屋で長袖を着込み布団にくるまった。それを見て「なんで日本人なのに寒いの!」と笑う半袖の友達。朝になり、"あぁ眠れたんだな" とほっとするところから1日は始まった。ー 朝シャワーの後は朝ごはん、長い1日がはじまる タイ人は最低でも1日2回シャワーを浴びる。エアコンがなかったころの名残りだろうか、朝シャワーを浴びないと不

バスで揺られ6時間。はじめての庭のマンゴー収穫|友達の実家に行ってみた(1)チャイヤプーム県

タイ > イサーン地方 > チャイヤプーム 友達の実家に行ってみた ◇ チャイヤプーム編 1 / 2 / 3 / 4 「来週ちょっと実家に帰るんだけど、一緒に行かない?」 チャイヤプーム県にある友達の実家へ行くことになった。 ◇ 友達のアパートの前で待ち合わせ、タクシーでバスターミナルに移動する。この時初めてバスで行くことを知った。「3時間で着くからすぐだよ」と言われ、頭の中で4〜5時間と変換する。東南アジアの車移動は色々なことが起こる。 チャイヤプーン県、到着大雨、

それでも帰りたくなる、パトゥムターニー

タイ > パトゥムターニー 敢えて「帰る」という言葉を使いたい。 友人の家へ向かう ある日の午後、私はタクシーに乗り、バンコクからアユタヤ方面へ北上した。17歳の1年を過ごしたパトゥムターニーで友達に会うためだ。 チャオプラヤ川をバンコクから上流へ辿っていくと、ノンタブリー県に入り、パトゥムターニー県を経てアユタヤ県に辿り着く。私の過ごした場所はこのパトゥムターニー県のチャオプラヤ川沿いだ。 毎日船着き場から向こう岸に渡り、学校へ通っていた。 寺院でタクシーを下り、

クラビタウンでのんびり過ごす -マングローブと洞窟と海鮮と-

タイ > クラビ> 旅の記録 最終目的地ランタ島に行く前にクラビタウンに前泊することにした。 川がありボートに乗れるらしい、洞窟があるらしい、昔日本軍がいたらしい、海戦が美味しいらしい、そんな曖昧な状態だったのでこんなに素敵な22時間になるとは思いもしなかった。(各場所の詳細はページの最後へ) クラビ到着、クラビタウンのホテルへ移動クラビ空港の出口付近、シャトルバス(バン)のブースで1人90Bを支払う。クラビタウンで宿泊するホテルの名前を告げると、ホテルまで送ってくれるそ

橋を渡ると不思議な寺院でした。カオスと異文化の間で。|友人とトンブリー散歩(4)

タイ > トンブリー > ワット・クンチャン 私たちは目的地だったワット・パクナムを出て、小道を道なりに進む。トンブリー散歩シリーズのラストは異国感溢れるお寺の話だ。  / 友人とトンブリー散歩(1) (2) (3) / 橋を渡ると別世界 知らない道を歩くと、いつもワクワクと不安が交じり合う。”自分を励ましながら前に進む側”の私は、100%ワクワクに振り切れる人を何度羨ましく思っただろう。 小道を進むと橋に辿り着いた。橋の上から来た道を振り返る。 そして前方を見る。

タイ茶と乗り合いバス。辿り着いた寺院、ワット・パクナム|友人とトンブリー散歩(3)

タイ > トンブリー > ワット・パクナム周辺 格式ある寺院の装飾にうっとりした私たち。地元の人で賑わうカオマンガイ屋で朝食を終え、ようやく目的地を目指し出す。  / 友人とトンブリー散歩(1) (2) / 老舗珈琲ショップ2号店 目的地まで歩けない距離ではない、まずはプルー市場(タラートプルー)を目指して歩き出した。 15分ほど歩くと、やたらお客さんが並ぶお店が目につく。老舗の珈琲ショップ2号店?「へへへ、支店だよ」と友人。知らなった。。。 迷わずアイス・タイティ

白と色彩に魅せられた。インターラーム寺院で感じる旧都|友人とトンブリー散歩(2)

タイ > トンブリー > インターラーム寺院 朝食前(1)、一宇の寺院に立ち寄った。 朝の光が眩しい中、時の王のモチーフが施された門を見上げ「彼の地に来た」と少し心が弾む。インターラーム寺院(วัดอินทารามวรวิหาร)に着いた。 奥には運河が流れ、「かつての交通手段の名残りかな?」と一瞬よぎったがすぐに打ち消した。重要度や規模は当時ほどない、けども運河は今も現役だ。(バンコク市内の運河も現役ですよね) 運河沿いにある寺院ということは、重要な場所だった?人々の

旧都でぶらり立ち寄った、カオマンガイ屋。オールドレンズで撮ったらエモかった。|友人とトンブリー散歩(1)

タイ > トンブリー > 寄り道 (タラートプルー周辺) 友人が「宝くじが当たるようにトンブリーのお寺に行くけど、来る?」と誘ってくれた。歴史に詳しい彼女と行ったら絶対楽しい!と二つ返事で行くことに。先週もその寺院に行ったにも関わらず(笑) タイ語で "金都”の意を持つ、旧都トンブリーを歩く タイの4月は1年で最も暑い季節。なのに異常気象か、24℃と涼しい朝だった。 タイ王国。その名前の通りタイは王国だ。現・王朝は、1782年より続くチャクリ王朝。そして1つ前の王朝