僕が聞いた2022年

今年僕はピアノを練習していた。ギターと違う頭の使い方をするから、今まで弾いていたコードが違った聞こえ方するし、コードの運び方も違った見え方がしていた。
景色についてもそうだ。
僕の頭の中にあった景色は、まるで違っていたのだと気づかされたのも今年の出来事だった。景色だけじゃなくて、匂いとかもそう。いろんな意味で今までの僕が持っていたものが覆される一年だったと思う。

でもやっぱり相変わらず音楽はずっと鳴っていた。
今年は初めてフェスに行ったし、そこで見たc.o.s.a、サニーデイサービス、そして10年ぶりに見るくるりは間違いなく今年の僕の中でのベストアクトだった。

僕が2022年大好きなアルバムを3つ挙げる

1 Being Funny In A Foreign Language/the 1975

ジャケもかっこいいね…


どこかでつぶやいた気がするけど、アルバムとして完成されている1枚。1975がもともと好きだったから、とかは一旦抜きで、1枚のアルバムとしてこの作品が大好き。家にいるとき、どこかへ出かけるとき、とりあえず1曲目から再生ボタンを押しちゃう。
11月にハワイに行った際、現地で僕はこのアルバムを延々とリピート再生していた。M5 I'm In Love With You が特にお気に入りで、海の中で僕はずっと(アイアイアイ…)と唱えていた(笑)
web上のレビューサイトやミュージックマガジンにおいては、その完成度を評価する声がある一方、目新しくないこと、挑戦感が今一つであることなども述べられていた。
まあ、でも僕は音楽評論家じゃないし、2022年何が良かったかって聞かれたら、真っ先に出てくるのがこのアルバムなわけで、それだけで十分だと思う。
言葉にすると陳腐だけど、でっかいフェス会場で観客全員が大合唱するバンド、そんなイメージ、僕がそういうバンドを好きになるのはあまりなかったから。

2 Blue Rev/Alvvays

僕がドリームポップにはまったきっかけのバンド

待ってました。5年待ってました。本当にうれしかった。あと1日待てば配信されるのに、リスニングパーティにわざわざ行ったもん、楽しみすぎて。
どの曲も好きなんだけど、M11 Belinda Says が特別。そのリスニングパーティで初めて聞いた時の衝撃たるや、すげえなAlvvays。後ろから音がぐわーって押し寄せてきて、気づいたら包み込まれる感じ、獰猛さや激しさもありつつ、やっぱり根源にあるのはやさしさ、音の温かさだと思う。
とにかく好きすぎて、その語るべき事由が見つからない。過去2枚と比較してもサウンドの変化、進化がある1枚になっている。

3 REBOUND/くだらない1日

くまさんかわいい

自分のapple music上ではこのアルバムが邦楽の中で1番今年聴いた1枚だった。バンドを知ったのも今年でそのタイミングでこの新譜が出ていた。alvvaysが僕のドリームポップ欲を埋めてくれるなら、くだらない1日は僕のエモ欲を埋めてくれていたと思う。twitterのTL上でもこのバンドの名前を見る機会がすごく増えてきたし、今後もっと売れるんだろうな。だってかっこいいもの。

他にもミツメやMIZ、the smile、50pears、が僕の2022を彩った。

来年僕は1曲なにか作りたい。

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