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ひとり歩き(徘徊)どう対応する?

こんにちはraraです✨
 今では、痴呆は認知症に変わり、徘徊という言葉はひとり歩きに変わりつつあります。徘徊は目的もなく歩き回るというイメージでしょうか?けっして認知症の方は目的がないわけではありません。目的を持って外に出られるのです。みなさんがもし行かないと行けない状況なのに(買い物や美容院など)、嘘をつかれてその場にとどめさせられたり、行ったらダメって静止されたらどうですか?腹たちませんか?認知症だからどうせわからないだろうとか思っていませんか?いや全然そんなことはなくて私たちよりも感受性が高いと思います。私自身現場を経験していくなかでそのように思っています。
冒頭が長くなりましたが、ではどう対応していくのかについて書いていきたいと思います。
 ひとり歩き対応には、慎重かつ理解あるアプローチが必要です。

**ひとり歩き対応の仕方: 知っておくべきポイント**

ひとり歩きは、認知症や他の健康問題によって引き起こされることがあり、その対応は慎重かつ理解あるものであるべきです。以下は、ひとり歩きに遭遇した際の効果的な対応方法についてのガイドです。

**1. 理解とコミュニケーション**

ひとり歩きの背後には不安や混乱が存在する可能性があります。コミュニケーションを図り、彼らの感情やニーズを理解することが重要です。穏やかで明確なコミュニケーションは、安心感を提供し、ひとり歩きを抑制するのに役立ちます。

**2. 安全確保**

ひとり歩き中は怪我や事故のリスクが高まります。対応する場所や環境を安全に整え、障害物を取り除くことで、患者の安全性を確保しましょう。ドアや窓に安全対策を施し、不用意な外出を防ぐ工夫も重要です。

**3. 周囲のサポートの活用**

ひとり歩きの際は、家族や介護者、医療プロフェッショナルと協力することが不可欠です。情報の共有や連携を図り、ひとり歩きに対する包括的なサポート体制を築くことで、安全を向上させることができます。

**4.他の興味ある活動へ**

ひとり歩きが起きた場合、直接的に制止するよりも、柔軟かつ巧妙なアプローチが有効です。注意を他の活動に向けさせることで、気分を和らげることができます。

**5. 日常の構造と予測可能性**

認知症の方には日常の構造と予測可能な環境が安心感を提供します。定期的な日課や儀式を設け、予測可能な日程を作ることで、ひとり歩きの頻度を減少させることが期待できます。

**6. GPS技術の利用**

GPS技術を利用することで、ひとり歩きしてしまった場合でも素早く発見しやすくなります。ウェアラブルデバイス(手首や腕、頭などに装着するコンピューターデバイス)やスマートフォンなど、最新の技術を活用して、位置をトラッキングすることができます。

**7. 専門家の助言を仰ぐ**

最も重要なのは、専門家の助言を仰ぐことです。ひとり歩きの背後には様々な原因があり、医療プロフェッショナルからの適切なアドバイスや治療計画が必要です。定期的なフォローアップと調整が必要な場合もあるため、医師や看護師との連携を重視しましょう。

**まとめ**

ひとり歩きには個々の事例に合わせたアプローチが必要です。一人一人の個性やニーズを理解し、専門家のサポートを受けながら、安全かつ効果的な対応策を講じることが肝要です。家族や介護者の理解と協力、そして継続的なケアが、ひとり歩き対応において鍵となります。あとは早く法整備が整って欲しいなとおもいます。
最後まで読んでいただきありがとうございました😄

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