荒野行動でプロになるためには

はじめに
皆さんこんにちは、Rar1です。
なぜ今更こんな物を書こうと思い立ったかと言うと、自分のやってきたことを残したい、共有したいと思ったからです。この記事を書いているのが2024年1月15日からなので、選手として引退し約3か月が経ちました。
荒野行動5年以上やってきて、経験したこと、考えさせられたことを書いていくので何かの参考になれば幸いです

まず初めに、ちーむ作りの観点から話していこうと思います。
個人的に最も大事なのは「モチベーション」だと思います。チームと言うのは生命だと僕は考えています。たとえ一人でも(マネージャーさんや代表含む)モチベーションが低かったりすると、それはチーム内に急速に広がって、そのチーム自体が機能不全になるのです。よく解散が決まったチームが三大リーグやゲリラで途端に結果が出ないという現象はこれで説明がつきます。解散が決まったことで、荒野をやめる人、やめない人の間でモチベーションの差が広がって結果勝てなくなってしまうのです。
モチベーションと言うのは、一度下がってしまうと再び上げるのがめちゃくちゃ大変です。アマチュアの選手はよく萎えたからやめよ、調子悪いからやめよと言ったネガティブな発言がトッププロに比べて圧倒的に多いです。
そこのモチベーションの差が今の実力が拮抗した荒野での決定的な差になるのかなと思います

共通の目標
モチベーションを上げるために有効なのがこの共通目標です
HornetでプロがかかっているKSPポイント戦の時に僕はみんなを集めてミーティングをしてこう言いました
「俺はコーチが必要ないのを証明するためにここでプロになる必要がある。だから頑張りたい」
ちょっと何言ってるかわからないと思うので説明すると、当時僕とV3さんはかなり対立していて、うっかり動画でコーチいらねぇぇぇぇと叫んだシーンが入ってしまってHornetのコーチはしないという流れになってしまいました
そこでそれを証明するために頑張ろうということになったのです
チームメンバーも色々思うことはあったらしく自分を含めて全員の士気はかなり高かったですw
Hornetというチームの物語はそこから始まりました
共通の目標があると、そこに向けてチーム一丸として取り組めるので少し時間を割いてでも設定するべきだと思います。その時にできれば目標を段階に分けていくといいと思います

bプロになりたい→KEL優勝→三大リーグ全て本選出場→ごる隊安定して勝てるようにする→深夜、昼デュオチームメンバーと回る
といった具合に逆算して具体的に目標設定していくと、今チームがどの段階かがわかりやすくなると思います

反省会、ミーティング上手になれ
teamとしての完成度を上げたいなら反省会とミーティングのクオリティを上げる必要があります。ぶっちゃけここができてないチームは結局基礎が出来上がっていないのでKWLは3位だけどFFL,ASGは降格圏内といった上振れ、下振れが大きくなってしまいます。戦国、flora、カルラ、と言ったプロたちがなぜあんまり降格せずに優勝争いを繰り広げられるかというと、全員が基礎を身に着けていて、なおかつそこから意外性のある動きや細い勝ち筋を通すといった型破りなことができるからです
基礎を徹底的に身に着けるためにはただ試合数をこなすだけでは不十分です
冷静になり、行動を分析する必要があるのです
Hornetではプロ以前から三大リーグ前に先週3戦の振り返り45分、ごる隊から各試合の隙間時間に反省会をずっと続けていました特に大事なのがこの試合前のミーティングです。
ここでは自分たちの動きの確認はもちろん、各チームの導線、車取りの位置、移動タイミングや各アンチに対するアプローチ、さらに上達すると各チームの癖も見ます。例カルラ左下第一アンチ縮小2分タイミングでサッカーの二人ドソ3到着、その後各自ドーナツ、サカキタ、島の人間が来る
といった感じでリーグのアーカイブからは無限に情報が取れて宝の山なのでぜひそこを意識しながらミーティングすると質は格段に上がり、チームの基礎力向上につながります
あと進行役は反省会、ミーティング問わず選択肢を与える進め方を心がけるといいと思います。
誰々の動きが意味ない、運転がひどすぎる。敵が魔物だった
このような決めつけや責任転嫁は成長とは結び付きづらく、かえって言われた人は委縮してしまい、自分の持ち味を出せないといったことになってしまうので気を付けましょう。こんなこと言ってるけど、自分自身やってしまったり、逆に言われて萎縮したりもしたんでかなり信ぴょう性あると思います

~したら相手チームはどうだったかな、これをしなかったらどうなっていたかな、と言ったもしもの話をすることで試合中の各選手の思考の幅も広がり
team全体が柔軟に動くことができるようになります

つえー動きは一旦パクれ!
Hornetでプロに向けて頑張っていた時にどうやって飛躍的に強くなれるか考えた結果、強いチームの動きパクりまくったら最強チームできるんじゃね?でした
そこでまず最初に目を付けたのが祝祭でした。彼らは当時5対5接敵で無類の強さを誇っていました。なんでそんなに勝てるのか研究した結果、接敵中の役割意識が随一だったのです
カバーする側、される側の明確な役割意識、崩すためにどうやって戦うかなど、兎に角スピード感がほかのチームと段違いでした。なんでほかのチームとこんなに差ができたのだろうと考えた結果、チームメンバーといる時間が原因じゃないのかという仮説を立てました。祝祭はとにかく仲が良く、ゲリラはもちろん、荒野以外のゲームもメンバー以外とはほとんどしないと聞いてたのでまさしく阿吽の呼吸的なのがあるのではないかと思ったのです
ただ、そんなもの一朝一夕で身につけれる代物ではない、でもHornetには時間がないといった具合でどうしたかと言うと、深夜スクにローテでほぼ毎日入れ、昼でもメンバーを交えてスクに出る。そして接敵の部分をひたすら反省会といった具合で濃い内容×一緒に荒野する時間を上げるという恐らく最高効率で祝祭に近づこうとしました。その結果「練度の高いHornet」というイメージを持たれるようになったのかなと思います
他にも、圧倒的タンクが上手いモブ吉に倣ってタンクを練習したり、Avesや戦国のアンチ外からの漁夫やSBIのoneピックの取り方など、取り込めるものは何でも取り入れた。たとえそれがTwitter相互ブロだったり、よく思ってない相手からでもだ。特にチーム作り立ての時は動きが定まってなく、ちぐはぐだったりするのでチームのモデルを見つけてそれに近づけるように頑張るのがいいと思う

他に意識したこととすればチームでの成功体験を得る。これに関してはまずめっちゃ小さいことでいいから目標設定する。5人でエセらずに超耐久成功させるetc
他にも上げ始めたらキリがないほど細かいことはありますが、これらを実行するために最も重要な要素が「モチベーション」です
口酸っぱく言いますがモチベがないと何をしても上手くいかないし、逆に言えば高いモチベさえあれば、改善点や自分たちの強みといったことが自然に見えてくると思います。僕自身ぶっちゃけ現役時代からあーこいつには勝てないなぁと思う人たちが居たし、自分に荒野の才能があったとは思いません。あったのはただ勝ちたいという強い気持ちだけでした
ここからはチームとしてではなく、個人でプロになるためにはという切り口から話したいと思います
まず一番大事なのが目標を設定することです。ただここで大事なのは最終目標を決めて自分の今から逆算することです。例Aプロチームに入る→三大リーグ本選、KOPLに出ているBプロorアマチュアチームでキルラン一位を獲得→強いアマチュアチームに入るためにキルクリップやキル集を1週間に一回作る→クリップを集めるために深夜、昼など行けるときはゲリラに参加→いける人を増やすためにTwitterを積極的に使って人脈を増やす。
とまぁチーム編でも話したように大事なのは最終地点から逆算することです。そうすることで曖昧だった目標が明確になり、達成するためにどう行動しなければいけないかわかるようになります。
ただ最近ではプロになるためには純粋な強さ以外の指標も加わるようになったため、複数のルートを考えておくといいと思います
兎に角大事なのは何をしないといけないかを考えて、それを行動に移すことです。今はプロへの道がどんどん狭くなっており、「人脈」や「待ち」のスタンスでは一生トッププロにはなれない世界になってきました。そんな中で一握りのトップ層になりたければ行動する、それしかないです。
ただその目標を達成するには、とてつもないモチベが必須になります。
結局何が言いたかったかと言うと、トッププロになるためにはモチベを最大限高めて、考えて行動しろってことです

最後に
ここまで長々とした文を読んでくれてありがとうございます
ちょっと文章ではいまいち表現しきれなかったことはありますが大体上に書いてることを根気強く実行すればおのずと結果ついてくると思います。
teamビルディングや、組織作りでHornetというチームは「Mantisの二軍」と言われてたところから這い上がってこれたと思っています。
以上改めてここまでありがとうございました

Rar1

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