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ポドキャスト最高(4)

いま、夢中なのは、Researchatfm。途中から聞き始めたので、よくわかっていないところも多いが、なんとなく縦のつながりのある、バリバリの生物系の研究者3人のかたによる、ポドキャスト。

特徴は、一言で表すと「一回の収録時間が長い。」

こんなことを特徴と表現することは、失礼この上ない。どうかお許しいただきたい。この、長い長いお話を心から楽しませていただいている。

一番最初に聞いた回は、論文紹介回だったようで、全くわからない、生物系の論文の話を延々とされていた。本当に、延々と。また、その会話は、門外漢から聞くと、とても冷静に、ぐいぐいサイエンスを突き詰めているような問いがなされているように感じた。とても近寄れない。自分のようなものが聴くポドキャストではないと感じた。

そもそも、お話をされている3人は、論文をシェアされていて、Figure 1 がどうのこうのといわれていて、とても盛り上がっているが、聞いているものには、論文の図は見えないし、全く専門外の私にとっては、すべてが外国語に近い。しかし、まったくその点には配慮なく、どんどん話は進んでいく。

ある意味、その無神経さが気持ちいい。論文は、Fig.を見ることが一番、と言いながら、ポドキャストなのに、どんどん論文を紹介する。時々、これはopen access の論文です、といわれるが、聞いている段階で見ることはない。

時間のある限り聴き、初回に戻って聞いて、現時点で58回。心惹かれたのは、論文の読み方、管理の仕方。自分の読む論文とかなり領域が異なり、最新のサイエンスの論文であり、インパクトファクターのとても強い論文が紹介される。それに対して、まさに現場のサイエンティストとしていろいろな視点でコメントされている。この雑誌に記載されている論文に、こんな視点でコメントされるんだー、と驚いた。何度も聞くうち、自分が論文を読むときに、今までよりも厳しい視点で読めるようになったような気がする。気がするだけだが。

何度か挫折しながら、少しづつ聞き続けると、論文回ではなく、雑談回があった。これが、またとても面白い。本当に、面白い。一つ一つを紹介することはできないが、3人がお好きなことをべらべらべらべらお話しされている。これも長い。これでもか、というほど話される。どんどん話がひろがって、こんな視点、あんな視点で語られる日常がとても新鮮。


と、ここまで書いて、年度をまたぎ、忙しさにしばらくnote を開けることができず、すっかり何か月も経ってしまった。

その間も、着々と聞き続け、ますますこのポドキャストが好きになっている。

3人の声はしっかりとわかるようになり、お一人お一人の特徴もすっかり感じ取れるようになり、時々いらっしゃる、ゲストのお話しも楽しんでいる。が、相変わらず長い。それが、通勤、ウォーキングのおともにとても適している。

お話の中で紹介された本をよみ、アニメを見たりもしている。このポドキャストを聞かなければ、まったく知ることもなかった。自分の世界が、楽しんでいるだけで、知らず知らずのうちに広げられている。こんな幸せなことはない。

ずーっと聞き続けているが、まだ、オンタイムには追い付けていない。でも、あと少し。

3人の皆様、研究にお仕事にとてもお忙しい毎日と思います。国をまたぎ、厳しい時差の中、続けてくださり、本当にありがとうございます。これからも、ずっとずっと楽しませていただきたいです。

よろしくお願いいたします。




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