知事！どうなの？

スキをいただいている皆さん、本当にありがとうございます。
励みになります。

連日報道されている兵庫県知事の斎藤元彦氏のパワハラ、おねだり問題。
百条委員会まで設置されて、本人も尋問されています。
個人的にはどうでも良いのですが、いやでも耳に入ってくるので少し触れたいと思います。
あくまで、私の極極個人的な見解なので、ご了承ください。

その前に齋藤氏の言動や行動に関連して亡くなられたと見られる方々の御冥福を心よりお祈り申し上げます。

順を追っていきますと、
まず、告発文書が出た経緯。
斎藤氏は一般の方から手に入れたと言っていますが、
一般の人？議会の人でもマスコミの人でもない一般人に見せてもらった文書をそこまで真に受けて、躍起になったんですね。
そして、すぐに犯人探しを命じた。

これについて斎藤氏は最初嘘八百、事実無根だとして、文書を作成した人を公務員失格と発言し、百条委員会の中では（自分が見て）誹謗中傷性の高い文書だと認識したため、公益通報にはあたらない、
だから、調査結果を待たずに職員を処分するのは問題なかった、適切であったと断言していました。

一方で、部下に早く犯人探しをしろと命じた覚えはないか、
と問われた時には
「犯人探しと言うか、内容については、調査を早くするほうが良いと思ったので、そういう指示はだしたかも」
みたいなことを言っています。

その後、なぜ調査を早くする必要があるのか突っ込まれていましたけど。

とにかく、もうこの時点で発言に矛盾が感じられます。
しかし、繰り返しになりますが、私の個人的な見解ですが、
それもどうでも良いです。

誹謗中傷にせよ、事実にせよ、こういう文書が出たということは、
誰かしら自分のことを良くないと思っている人がいることは間違いないわけで、ここでまずやるべきことは、犯人探しでも内容の調査でもなく、自分を見直すことでしょうね。
犯人探しと言ってるぐらいなので文書はもちろん匿名です。
ということは、本人は探してほしくないのです。じゃあ探さないであげれば良いし、内容の調査なんかやらなくても本人はやったかやってないか分かっているはずなので、やっていれば謝罪し、襟を正して、行動を慎めば良いし、やっていないのであれば、本当に誹謗中傷なので放っておけば良いと思います。世間が騒ぎ立てても、胸を張って違いますと発言できますし、第三者機関によって調査を行われても何も出てこないはずなので、堂々としていれば良いだけです。

でも。斎藤氏の回答を聞いていると、色んな質問に対して言い方を変えてやわらげてはいても結局認めているので、問題はあったのかなと言う感じです。火のないところに煙は立たない、とも言いますしね。
例えば、パワハラについて、「怒鳴ったか」という質問に「強めに注意したことはあるかも」とか、とあるホテルでの食事おねだりについて、「作らせるよう命令したか」という質問には「お願いはした」など。
言い方はどうあれ、「やってるやん」となるわけです。
注意やお願いがだめとは言いませんが、知事という立場であればこそ、やめておいた方が良いと思います。

私が今まで在籍した会社にも大抵いたのですが、上に立つとやたら下に厳しい輩みたいのがいまして、こういう人に限って上にはものすごく腰が低かったりするのです。大体「上に立つ」ってなんやねん、と私は思います。
同じ人間なのに地位や入った順番、経験等で、何か在籍年数長いほうが偉い、とか、年くってる方が上、みたいな風習がこの国にはありますが、
まったく分かりません。
上下関係は、多少あっても良いと思いますが、それなら上の人間が模範、下の人を優しく指導、引っ張っていく、そういう関係が理想なはずです。

話が少し逸れましたが、つまり、知事は職員の不手際があっても、別に怒ったり、「強く」注意する必要はないのです。相手は大人なので、普通に話せば分かるし、分からなければ、何度でも教えてあげれば良いのです。
また、相手が提案したわけでもないようなことをお願いすると、相手にも負担がかかるでしょうし、知事から言われれば尚更ということを分かっておくべきなんじゃあないでしょうか。

すでに各政党から不信任決議案が出されて、可決しそうな勢いですが、
本来は、県民投票でもやったほうがいいんじゃないかと思ったりもします。
悪いことをしてようがしてまいが、県民が選んだのであれば続ければいいし、県民に選ばれなかったらさすがの斎藤さんも辞めるでしょう。
今度から、知事とか市長選ぶ際に悪い事したらすぐに辞めるっていう公約をしてもらったらいいのに。

ちなみに私も兵庫県民です。