ChatGPTのAPIを使って、自分専用のニュース・キュレーションサイトを作った
written by @raq_reezy
従来の情報収集の課題
情報収集の正解というのは、なかなか難しいものです。RSSリーダーに色んなメディアを登録しまくっていた時期もあれば、Twitterで色んなメディアのアカウントをフォローしていた時期もあります。
でも、どんな情報収集方法にも課題があります。
RSSリーダー
怒涛のように更新される記事を全部読みに行くのは不可能Twitter
関係のない炎上系の話題ばかりがアルゴリズムで差し込まれてきて、全然意味のある情報収集にならないニュースアプリ
自分の欲しい情報ではなく、大衆ニュースが流れてくる
結局、自分の好きなメディアをいくつかブックマークして、それを毎日開いて、新着記事を読むという原始的な手法に戻っていたのですが、これだと大体3つくらいのメディアやブログをウォッチするのが限界で、あとはSlackとかMessengerとかで誰かが共有してくれる記事を読む、という状態になっていました。
つまり、自分に気になっているサイトの新着情報をたくさん効率よくチェックする方法がなかったということです。
そうすると、チェックできる数が少ないので、だいたい信頼できる人のブログ(重要なニュースをピックアップしてくれているもの)を3つくらい読むという感じになって、更新頻度の高いニュースサイトとかは結構後回しになってしまいます。
一方、ここ数ヶ月は、ChatGPTのAPI(GPT-3.5 Turboのことです)をかなり使い倒していて、「こいつはかなり柔軟に色んなタスクをやってくれるな」と思っていました。そこで、自分専用のキュレーションサイトを作ってみることにしました。
自分専用のキュレーションサイトという選択肢
そして出来上がったのが「Curated.」。
「これRSSリーダーと同じじゃない?」と思われた方もいるかと思いますが、何がポイントかというと、それぞれのニュースの要約を日本語でササッと読んでから、必要に応じて本体に飛べる点です。
この要約を作っているのが、ChatGPTのAPIです。
これによって、RSSリーダーの「全部の記事をフルで読む」というタスクの重さによる挫折を防ぐことができます。
基本的にウェブサイトの記事というのは長いです。一方タイトルだけではニュースの内容はなんとなく分かっても、ニュアンスや文脈がわかりません。つまり、タイトル+記事という構造は破綻していて、タイトル+要約+記事という構造でないと情報収集に支障をきたします。
これを「流し読み」のスキルによって解決してきた人が多いと思いますが、自分があまり詳しくない分野、あるいは英語のサイトだと、この流し読みもなかなか難しくなります。
特に英語サイトだと、読むのに頭も使うし、読むスピードも遅いし、疲れるので、10記事も20記事も読むことはできません。でも、要約を日本語で読むのであれば、10〜20記事くらいは一瞬です。気になったものは、本体に飛んで、本体記事を読みます。
ChatGPTの作る要約は、たまに怪しいのですが、それでも情報収集はだいぶ快適になりました。ChatGPTのAPIに掛かっている費用は1日あたり数十円なので、月間数百円くらいです。ニュースサイト1つ購読していると思えばリーズナブル。
自分専用のキュレーションサイトをわざわざ作るというのは過渡期で、たぶんいずれは各サイトが要約を自動で作成してRSS内に配信するようになるか、間に挟まるRSSリーダーやニュースアプリが有料オプションとかで要約を作成するようになるのではないかと思います。
作業時間は4日ほどに分けてやったので不明ですが、合計で8時間くらい?
今はやたらビジネス寄りの情報が多いですが、今後エンタメ寄りの情報も追加していきたいと思います。
どのような設計で作っているのか
以下、設計について書いていきます。
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