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方向転換の時は今!!!

今日本経済は本当にボロボロだ。倒産や廃業が相次ぎ派遣切りも始まってるとか。

そんな中で政府は二度の予算編成で家賃補助や給付、貸付などある程度の対策は打ち出したんだけど全然足りない状況だ。

Gotoより粗利補償を

東京商工リサーチの調べによると、今年上半期の倒産件数4,001件(前年同期比0.2%増)、うち宿泊業が72件。上半期だけでこの悲惨な状況だ。主に倒産してるところの多くは中小企業だ。苦境にあえぐ各業界を守るため政府が打ち出したのがいわゆる『Gotoキャンペーン』だけど、既に国内の需要は二度にわたる増税でボロボロだ。一部のホテルは満室だったという話もあるとはいえ限定的な効果しかないし、これで感染が拡大してしまう危険だってある。挙句の果てにトラブル続出だとか。

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/74479

Go To EATキャンペーンの方も参加する事業者は48件程度だ。大した効果は望めそうもない。


 
今やるべき政策なんてはっきりしている。大規模な財政出動で需要と供給両方を下支えすることだ。例えば大規模な粗利(給与や家賃などを払う前の利益)補償と消費税をゼロにするとか。けれども財務省の顔色を伺っているせいか、安倍政権はそれをやることもなく終わろうとしている。

 

安倍晋三辞任

2020年8月28日、安倍晋三が辞任を発表した。潰瘍性大腸炎という病気を理由に。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a9a174f0e468be56f5bdc322b38815f9ac3721eb

それはさておいて、この次の自民党総裁、つまり総理大臣が誰であっても積極財政に舵を切ることができるかというと疑わしいものがある。だって総理大臣は今、経済界や規制改革推進会議、未来投資会議みたいな諮問機関、そして財務省など一部の上級官僚たちの提言という名の命令を聞いて動かなかったら不利な扱いを受ける状況にあるんだもの。

国民一人ひとりが何が正しい政策なのかをしっかり認識して声を大きくしていかなきゃ総理が誰であっても変わることはない。それにはまず安倍政権のこれまでの経済政策を振り返ってみないといけない。

2012年に内閣総理大臣に就任してからアベノミクスと呼ばれる政策パッケージを打ち出した。一つが『大胆な金融政策』、二つ目が『機動的な財政出動』、そして三つ目が『民間投資を喚起する成長戦略』だ。

反緊縮を唱える人達の間ではよく二つ目の『機動的な財政出動』が大して行われなかったというけどそれは本当かな。

分かるか?民主党政権期と比べてもロクに公共投資をしちゃいないな。そして97年から2017年のGDP伸び率と政府支出伸び率を見ても大して財政出動なんかしちゃいないのがよく分かる。安倍政権は放漫財政だってのが嘘だったとかマヌケなことをいう政治家がいたらこれらの表を突きつけてやろう。

それに一つ目の『大胆な金融政策』だっていうほど国債を発行しちゃいなかったし、金利が下がっても企業が積極的に借りてまで国内への投資を増やしたってわけでもない。

ほらな、一般会計の歳出や公債発行額を見ても民主党政権ほども出しちゃいないだろ。国債を発行したとしても日銀のETF買いなんかで株価を安定させるためにばかり使われていて庶民の方、つまり実体経済の方にはロクに回ってきていない。それどころか『民間投資を喚起する成長戦略』のつもりなのか高度プロフェッショナル制度だの派遣法改正だの入管法改正だので労働環境を悪化させまでした。

そのおかげで庶民の購買力はなくなっていき、国内消費も安倍政権の8年間でみるみる落ちていった。

失業率は下がったとか言ってるのも実際には老人や本来は専業主婦でありたかったような女性も消費増税や年金受給年齢の引き上げなどの理由で労働市場に出るしかなかったってのが実情だ。見ろこの法務省統計局の出した年齢別の就業者数を。25歳とか35歳ぐらいの労働者は減ってるのに男女とも後期高齢者と呼ばれる65歳以上の人が働くようになってるってよ。

そんな中でのコロナ不況だ。しかも消費税を2度も上げたことのダメージまでプラスされるような形のな。

もっとはっきり言うと2018年の10月から既に景気は後退していたんだよ!!!

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO62676690U0A810C2EA4000/

このまま行けば一部の富裕層なんかは金融所得でそんなにダメージを受けることも無いだろうが、大多数の普通の人間は貧困と悪化しゆく労働環境にあえぐことになる。ひどい場合には吉野家のバイトみたいな低賃金の仕事でさえ奪い合いになる。

 

君たちにできることはリアルでもネットでも一人でも多くの人に正しい国債の認識と税のあり方を伝えることだ。

https://zaigen-lab.wpro.work/

財源研究室ってところも9月か10月から上のWebページで紹介されてるようなチラシをポスティングする活動を始めるらしいからそれを手伝うのもいいかもな。
 

 

 

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