第9回 それでも人生は続いてく
楽しい事と悲しい事はセットなんですよね?
等価交換ってやつ
RAP狂四郎です
えーと今日は特別なんかあるわけでもなく、ただただなんか綴ろうかな?と
僕は三人兄弟の末っ子なんです。兄が2人います。
幼い頃からこの2人と嫌でも比べられて育ってる。
特に高校受験なんてのは凄まじく、この2人は結構いい公立高校に行ってたんで、超出来悪い僕はめちゃくちゃに言われた。
「お兄ちゃんは公立のいいとこ行ってるのに、あんたは私立を先生に進められた!お母さんは恥ずかしいわ!私立なんていかす金ないから、公立受からんのやったら働きや!!アホ!!」
ってな感じよ
実際僕は小学校の時から5段階の1とかつけられてたし、通知表にはボロクソ書かれてた。好きな事、興味がない事は全く関心をもたないやらなんとか。Twitterに上げてみようか?まぁ、中学の時は10段階の内の2だったので、先生も私立を進めるわけよ。
そして中3の三者面談の日。事件は起きた。
先生が口開くなり私立の話をするわけよ。
どちらかと言えば気性の荒い母は、最初は私立にはいかせないと主張してたのだが、先生からは私立も難しいかもと言われる始末。私立に行かす行かさないの鍔迫り合いが続き、ついにワナワナしだした母がガチギレた
「何回ゆうたらわかるんじゃ!!私立には行かさんし行かせられんのじゃ!公立滑ったら働かすんじゃ!!もうええ!!わかったか!」
母は大声で啖呵をきりそのまま教室を出ていった
僕もその後、母に着いて帰った
学校を出ると母は大分先にいた。夕暮れ時に母の小さく見えた背中に追いつく事は出来なかった。
申し訳ない気持ちで胸が張り裂けそうだった。
僕は学校の勉強に面白さを感じる事が出来なかったんだ。母さんを悲しませるなんて思わなかったんだよ。
やってんやんよ。
そう誓った。
そこから人生で初めて学校の勉強をした。メキメキ学力アップで最終10段階の内7とか8となり無事公立高校に合格したのだ。
人の為だと人は持ってる力を引き出す事ができる
自分の為に生きるのは間違いない。だが、時に人の為に行動するのも自分の為になると思う。
母さん。あの時はごめんよ。俺は今、あの時のように頑張ってる。横には愛する妻や娘がいる。
悲しい思いをさせないよう、不憫な思いをさせないように毎日毎日頑張ってるよ。
そして、俺の事を誇れるようにラップしていくよ。俺に関わってくれた人が誇れるように。
RAP狂四郎より愛を込めて
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