驚きの新事実/「塩」と「こしょう」の料理科学/風味への影響・味・浸透速度のふしぎ
「塩には味の違いはない」は真実? 「塩には味の違いはない」という主張がありますが、その根拠となる論文があります。2009年に、英国の科学雑誌『Nature』に掲載された論文によると、一般的に使われている塩の化学組成は同じであり、味に違いはないとされています。
この研究では、世界中から集められた125種類の食用塩を分析し、ナトリウムや塩化物、マグネシウム、カルシウムなどの化学成分を調べました。その結果、塩の味に影響を与える成分は、ほとんど含まれていないことがわかりました。