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科学的・化学的な考察(一覧)

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科学的・化学的な考察の記事
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#フランス料理

料理の科学:完璧なレシピとその構成フレームワークを”数学的”に作る/インスピレー…

基本味の比率とその先完璧な料理は、味覚と嗅覚の総合的な評価によって決まり、さまざまな心理…

量子力学と料理:「不確定性原理と量子もつれ」”おいしさ”を加える感情のエネルギー…

さて、今回は”料理×量子力学”について触れていきます。皆さんは「量子力学」をご存知ですか…

脂肪酸が第6番目の”基本味”である証拠と解説—その「脂肪酸」を応用する方法論につ…

序文 "第6の味覚"と呼ばれる、まだ未知の領域への挑戦です。特定の脂肪酸が私たちの味覚に深く…

「野菜主役の料理」は成り立つのか?/ヴィーガンレシピの真髄とは:ダニエル・ハムシェ…

「野菜主役は成り立つのか」みたいな名代は結構、”成り立つ方向へ尊重”されている訳だが、肉…

料理の科学:「ミネラル/酵素(こうそ)/塩分/硬度(こうど)/乳酸発酵/酵母発酵」それぞれ…

目次から気になる項目を、辞書のような感覚で見てもらえたらと思います。根拠となる論文の引用…

ミネラルウォーターで”煮込み料理”/硬度(こうど)の違いが及ぼす影響について

「ミネラルウォーター」か「水」どちら?このようなツイートが話題になっていますが、実際の論…

驚きの新事実/「塩」と「こしょう」の料理科学/風味への影響・味・浸透速度のふしぎ

「塩には味の違いはない」は真実? 「塩には味の違いはない」という主張がありますが、その根拠となる論文があります。2009年に、英国の科学雑誌『Nature』に掲載された論文によると、一般的に使われている塩の化学組成は同じであり、味に違いはないとされています。 この研究では、世界中から集められた125種類の食用塩を分析し、ナトリウムや塩化物、マグネシウム、カルシウムなどの化学成分を調べました。その結果、塩の味に影響を与える成分は、ほとんど含まれていないことがわかりました。

コース料理の作り方「スープ編"Amuse-bouche" 」/フランス料理の基礎知識

はじめに最近、私はコース料理のアミューズに『スープ』を取り入れることにしています。 考え…

『カニの香りを抽出して下さい』と言われたら、食品業界との競争で勝つことができる人…

我々、料理人が『化学製品』を使用すべきでないという考え方を早急に見直す必要があります。 …

何故、オマール海老(ロブスター)は「塩分」を多く持っているのでしょうか?

序文海の深淵には数多くの生物が息づいていますが、その中でも特に舌を楽しませてくれるのが…

アスパラガス(他野菜)の低温調理63度付近・真空調理の意味・温度について

はじめにいまでこそ、インターネットの普及が進み有名なシェフが世に知れ渡り様々な調理法の見…

料理に含まれる”旨味”について。アミノ酸総和を計算・検証しました

旨味の調査うま味の適正量を調査しました。 ここでは「美味しく感じる総合量」を定義すること…

"匂い"に対して味覚の知覚パーセンテージ比率は?神経生理学と料理学

はじめに一部の研究では、食品の匂いが味の知覚方法の〇〇%を占めているのに対し、味は〇〇%を…

空を飛ぶ”泡”を科学的に解明し、作り方を解説/分子ガストロノミー

最新の分子ガストロノミー技術 分子ガストロノミー(分子調理)を用いた、空を飛ぶ泡の正体について科学的な視点で解説していきます。 空飛ぶ泡は様々な呼び方がされている訳ですが、これと言って決まった呼び方はありません。流行した経緯としては、海外で食用とは関係ない製品が流行ったからだと考えられます。 分子ガストロノミーや、フランス料理界隈では、泡のことをエスプーマと言ったりします。一般的には食用泡でよいかもしれません。 まずはこちらの画像をご覧ください この技術は、最新の科