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何事も必要な時にやってくる:山登りと温泉編

私は、様々な出来事が『その時の自分に起こるべくして起こる』と考えているタイプです。

仕事をせずに遊んでいる私。
とある5月の日。
母親が「友人達と山登りしながらツツジを見に行くんだけど、あなたもどう?」と誘ってくれた。
ちょうど実家の車を1台修理に出していて、現地に行くまでの足もなく、私が一緒に行けば好都合・・・でもあった様子。

山登り・・・得意ではないけれど、そんなに大した山ではないよね。
ツツジは見たいし・・・と思い「いいよ~」と返事をしておいた。

前日、天気予報を見ると明日は雨。
私は母親に電話し、「雨だったらどうなるの?」「別のことするんだよね?」と聞いてみたが、企画元は母の友人達だったため結局結論は出ず・・・。
当日の朝、やはり雨でも「とりあえず登れる格好も準備してきて」とのことだった。


現地までの車の中で、母とは「雨だし、きっと登らないでしょ?」と話していたのだが・・・。
母の友人達4名様と合流。
1台の車に乗って「とりあえず登山口まで行ってみよう」と言われ、レッツゴー!
登山口まで着き、結構雨が降っていたが、ちょうどすこ~し、ほんのすこ~し降り方が弱まったタイミングだった。

たぶん1番お年を召したおじさまが、「じゃあ、登るか!」「このレインカバー使いたかったんだ」と言ってリュックにカバーをかけつつ準備を始めた。
“えぇ~っ、この状況でほんとに登るの?”
たぶんみんな、登らずに終えるていで考えていたと思うんだけど・・・。

「お昼はどうする?置いていっていいよね?」との意見が出たが、おじさまは「こういうのは、全部持つんだ」と言って、みんなに昼食も持つよう促した。
“さすがに雨だよ、食べるとこないじゃん”と思った私だが、みんな心優しくおじさまの意見に従い全ての荷物を持って登り始めた。


私は普段山登りしないから、ゆっくり歩く。
おじさま達も、ゆっくり。
「山登りは最初の20分は身体を慣らす時間だからね~」とおばさま方も。

私はポンチョを着ていたんだけど、しばらく登ったら暑すぎて具合が悪くなりそうだった。
中の上着脱がないと死ぬ・・・(´д`)
始めに脱いどきゃよかった。
雨の中脱ぐ。
雨も結構本降りで、顔もビシャビシャ、袖のあたりからも雨が入るから服が濡れる。

この日、天気予報では『災害級の雨予報』とか言っていて・・・。
でも標高900mくらいの小さいお山ですから。
なんとか登りました。
ただ、お天気って大事ですね。
晴れていれば何てことないのかもしれないけど、雨がどんどん体力を奪う。

やっと山頂に到着!
山頂にはツツジが咲いているんだけど、雨と霧であんまり見えない。
そして誰もが無理・・・と思っていたところに、小屋を発見!
大きめの物置小屋みたいな感じで、“絶対開かないでしょ”と思ったら、なんと開いた!!
しかも中に座れるベンチがぐる~っと一周ついてる!
もう、この小屋が神に見えた(笑)

雨がしのげて座って休むことができる!
ついでに窓を開けたら目の前にツツジがいっぱい!
お昼ご飯も食べられるし。
この小屋がなかったら、そのまま下山終了までダメージしか食らわなかったが、エネルギーチャージできて本当に良かった。
みんな安堵の表情。
お昼持ってきてなかったら食べられなかったし、こうなったらおじさまの一言も意味があった。


無事に下山して、その後みんなで近くの温泉へ。
私、温泉は何となく苦手なんだけれど、この時ばかりは“早く入りたい!”とばかりに温泉に入った。

“うわ~、気持ちいい~”
“温まるね~”(。^д^。)


そして、はっとして気付いた!(゚Д゚)
そういえば私、最近温泉の楽しみを味わいたいと思っていた・・・。

女子って、結構温泉好きじゃありませんか?
友人達と話す時に、みんな温泉好きだから「私はあんまり好きじゃないんだよな~、でも好きにはなりたい」みたいなスタンスでいつも話していた。

誰も見てはいないのだろうが、スッピンでぽっちゃり体型(それで収まるか?)をさらしながら誰かとお風呂に入るのが苦手なのです。
入った後の化粧とかも微妙だし。
お泊まりで、高級旅館の部屋付き露天風呂~とかなら楽しみたい(←贅沢)

そうか!そのせいだ!
私は今までで1番気持ちいい温泉に入ったのだった。
大変さを味わった後の温泉・・・極楽でした!


これで温泉苦手説は克服できた・・・かな(笑)




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