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生きるのはじめて

ほぼ日の対談記事が好きで数年前からよく読んでいる。ここには生きていくうえでたちどころに必要無い企画や話がたくさんあり、読むことで息抜きになるから気に入っている。
糸井重里さんの仕事はあまり知らないけど、ことばの達者な方でいらっしゃるからなのか、それいいな、と思うような言葉が記事の中にぽろぽろ出てきて、日頃自分が感じていることにピッタリ当てはまることがよくある。

https://www.1101.com/n/s/oitoshi_agawa/2024-08-18.html

上の対談記事の中で、「年をとるのはじめて」という言葉が出てきて、それを良いと言っている。なるほど確かに。

人生一度きりなので、なにかと初めてだらけ。子どもが子どもをやるのもはじめてなのだから、うまくいかないことがあっても仕方がないことと思って接するしかないんだろう。そのぶん、上手にできたことは褒めてあげたい。
3歳になってから完全にトイレで用を足すことができるようになり、本当に楽になった。ありがとう。


同じように、こちとら大人になるもの初めてで「大人らしく」とか「年相応」とか、よくわからない。働きたくないし寝ていたい。社会のシステムに生かされ、社会のシステムに疲弊している。不適合。

俺の人生も初プレイなんだからしかたないよね。これが2周目3周目だったら自分に適した仕事とか、そこに向かう進路とか、そらもっとうまく生きていけますよ。

しかし「親であること」をよくわからないとは思わない。働くことの嫌さとの対比から考えると多分、やりたくて親をやってるからそこに悩まずにすんでいるのだろう。
息子(と妻)の存在によって親という役割を与えられ、家と職場を往復するだけのぼんやりした日々から脱却することになり、これははっきり言って、俺は息子に救われてるんだと思う。

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