結局iMacはMagic Trackpadが一番
色々試した結果、結局Mac製品はMacで揃えた方が良いという記録です。
在宅勤務も早や数年。個人事業主として働いているので、仕事で使うPCや周辺機器は全て自腹で購入しています。
収支のバランスをとるのは難しいものの、望めばオーバースペックの道具を使えるのが個人事業主のいいところ。
もうHDDでメモリ4GBの低スペックPCでワードを立ち上げなくてもいいんや……!という安心感は日々の作業ストレスを軽減してくれます。
そんなわけでPCから何から全て自分好みに揃えてきました。
最初のPCはレノボのノートPC。
これは学生時代から使用していたもので、大学の卒論も大学院の修論もこれでで書き上げました。
たしかスペックはメモリ8GBで記録媒体はSSD。容量は忘れましたが、学生が使う分には申し分ないスペックでした。Amazonで5万円ほどだったので、今から思うと円高の恩恵を感じます。
個人事業主1年目もこのノートPCを使っていましたが、ある日ベゼルが液晶から剥離しはじめ、開閉することができなくなったため泣く泣く処分することに。
キーボードもトラックパッドも悪くない、入門機にピッタリの一台でした。
二代目はM1搭載のMacBook Air。これは今もサブ機として手元にあります。
Mac製品に憧れがあったのと、Macで作ったデータをWindowsで受け取ると高確率で文字化けするという実務上の理由から購入しました。
当時は12万円弱で買えたと思います。円高やったね……。
こちらは3年ほど毎日使い続けましたが、不具合を起こすことなく未だ現役です。
ただ、画面サイズが小さく、さまざまなファイルを開きながら作業できないのがストレスに。
また、ノートPCの構造上、作業中はどうしても首を下げる姿勢になり、体への負担は避けられないという理由でメインPCとして使うのは難しいと感じるようになりました。
そして現在メインで動かしているのが、M3チップ搭載のiMac。
スペックはもちろん、画面サイズも申し分なく、日々の業務がサクサク進みます。一括償却で処理したかったので一番低いスペックを選びましたが、全く後悔はありません。
そんなiMacですが、私を悩ませたのはマウス。
iMacにはキーボード・マウスが付属しているので、新しくなにか買い足さないといけないということはないのですが、このマウスが曲者でした。
とにかくマウス本体が重い!カーソルが遅い!持ち手が鋭角!
マウスを動かすスピードによってカーソル速度も変わるという仕様に慣れず、センサーが本体前方に配置されているため思い通りに動かせず、さらに本体側面が滑らかでないため長時間触り続けるのは不可能という事態に。
他社が販売しているカバーアイテムで覆えば「鋭角問題」は解決しましたが、重量とカーソル速度はいかんともしがたく(ターミナルを使えば変えられるそうですが使い方が分からなかった)、結局サードパーティー製品を探す羽目になったのでした。
これが地獄の入口とも知らず……。
「結局純正のトラックパッドが一番やんけ!」にたどり着くまでに、これだけマウスを放浪する羽目になりました。
トラックボールやボタンがいっぱいの高性能マウスがないのはサイズがデカいから。実店舗で触ってみたものの、小柄な私にはクソデカマウスは合いませんでした。
その中で一番長い付き合いになったのが、ロジクールのM650。一番小さいサイズのを使っていました。
静音クリックで押し心地は最高なのですが、縦にデカい!Sサイズといえど、高さはしっかりあるマウスです。
高さがあると肩があがり、バランスを取ろうと腰が伸びるという感じで肩・腰が悲鳴をあげていました。
とにかく疲労感がすごいので一日の終わりには「マウスを触りたくない」と思うまでに。
質感はマットで触り心地もよく、高さが今の半分なら紛うことなく「相棒」になっていたでしょう。
縦がいかんのや、縦が……ということで導入したのがロジクールのM350s。
インスタでも見かけるオシャレマウスで、デスクの雰囲気にも合うやん!と思って導入したところ、高さはやはりぴったり!最高!これでこの旅も終いや!!と思ったのもつかの間。
表面がツルツルでカチカチの素材のせいかグリップが利き辛く、握り込む力が必要なため指を酷使!痛みがひどく、あえなくお蔵入りとなりました。
これは多分、私がASDで感覚過敏のケがあるというのも理由の一つかと思われます。
とにかく「硬い」&「痛い」。ロジクールはサイズ展開が豊富なうえにデザインも実用性一辺倒ではないところが好きなのですが、小型機に関しては長時間の使用に耐えられる素材ではないものが多い気がします。今後の展開に期待です。
そのほか、ロジクールのM235は初期不良か右クリックがきしむような押し心地で使い辛い、Amazonで買った格安マウス(黄色いヤツ)はカーソルの動きがぎこちないなど、満足するものに出会えず……。
マウスの使用感はどうしても形状に依存してしまう、ということを痛感しました。
いくら最高峰の技術を搭載していても、体にフィットしなければ負担がのしかかります。
必要なのは、「形にとらわれない」ポインティングデバイス……。
やっぱりトラックパッドが一番!という結論にいたりました。
私はMagic Trackpad表面のザラザラしたようななんともいえない触り心地が苦手(感覚過敏)と手汗の問題からスマホ用指サックをはめて使用していますが、全く問題なし!
キーボードやマウスは「手」の延長なので、いかに無意識に使えるかが重要になります。
スタンバイ中は手の甲を少し上げる姿勢となるのでそこが辛いと思う人もいると思いますが、既存のマウスが大きすぎる・小さすぎるという人には最有力候補の一つとなるでしょう。
マウス旅の最中、YouTubeやTwitter(現X)、インスタ、noteとさまざまなレビューを見ましたが、レビュアーの方は大体男性だったため、同じ悩みを抱える人向けに備忘録を残しておきます。
これが快適なポインティングデバイスを探す旅の終わりであればいいと思いますが、どうなるでしょうか。今後に期待です。
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