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利用者は1年で10倍に!退職代行モームリ

こんにちは、皆さん。今回は、近年注目を集めている「退職代行サービス」の現状についてお伝えします。特に新卒社員の利用が急増していることについて、具体的なデータと、退職代行サービス「モームリ」の担当者から聞いた話をもとに紹介します。

退職代行サービスとは?

退職代行サービスとは、退職を希望する人に代わって、退職手続きを行うサービスのことです。利用者はサービスを利用することで、直接会社とやり取りすることなく退職できるため、精神的な負担を軽減することができます。

新卒利用者の急増

「モームリ」の担当者によると、2023年における新卒の退職代行利用者は、前年に比べてなんと10倍に増加したとのことです。この急増の背景には、様々な要因が考えられます。

  1. 労働環境のミスマッチ 新卒社員が入社後に感じる労働環境のミスマッチが、退職の主な原因となっています。入社前の期待と実際の業務内容や職場環境とのギャップが大きいと、早期退職を考える傾向が強まります。

  2. メンタルヘルスの問題 初めての社会人生活において、ストレスやプレッシャーが原因でメンタルヘルスに問題を抱える新卒社員も増えています。退職代行サービスは、そうした問題を抱えた人々にとって、心理的な負担を軽減する手段となっています。

  3. 退職代行サービスの普及 退職代行サービス自体の認知度が高まり、多くの新卒社員がその存在を知るようになりました。インターネットやSNSを通じて情報が広まり、利用しやすくなっていることも一因です。

依頼件数が跳ね上がる「3つの日」

「モームリ」の担当者に伺ったところ、特に依頼件数が急増する「3つの日」が存在するとのことです。

  1. 月末・月初 月末や月初は、給与計算や労働契約の更新に関連するため、退職のタイミングとして選ばれることが多いです。この時期に退職代行サービスの依頼が集中する傾向があります。

  2. ボーナス支給後 ボーナスが支給される時期は、多くの社員が退職を考えるタイミングです。特に、新卒社員にとって初めてのボーナスは大きな節目となり、退職を決意するきっかけになることがあります。

  3. 年度末 日本の企業では年度末が3月にあたるため、この時期も退職が多くなります。新年度を前に、新たなスタートを切るために退職を選ぶ人が増えるため、退職代行サービスの依頼が増加します。

まとめ

新卒社員の退職代行利用者が急増している背景には、労働環境のミスマッチやメンタルヘルスの問題、退職代行サービスの普及が影響しています。また、月末・月初、ボーナス支給後、年度末という3つの時期に依頼件数が集中することがわかりました。

退職代行サービスは、精神的な負担を軽減するための有効な手段となっていますが、企業側も新卒社員が安心して働ける環境づくりに努めることが重要です。新卒社員にとっても、退職代行サービスを利用する前に、自身のキャリアや労働環境についてよく考えることが大切です。

この記事が皆さんの参考になれば幸いです。退職代行サービスについてのご意見やご質問がありましたら、ぜひコメント欄にお寄せください。

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