私の仕事事情(発達障害と言われて)

スキマバイトや倉庫バイトのことばかり書いているが、前職は理容師だった。

高卒でとりあえず就職した会社での事務(伝票並べたり数えたりハンコ押したりお茶入れたり)仕事がつまらなすぎて、何か自分で考えて自分で動く仕事がしたいと思った。
色々経緯は略すが偶然素人を雇ってくれる奇特な店があり、そこで仕事をしながら通信制で免許を取った。

ここまでは良かった。
ここから私の発達障害がいかんなく発揮され、仕事に向いてない事が長い時間をかけて分かってゆく。

・話せない(コミュ障)
これは致命傷だと思う

・話しながらだと手が止まる
これこそ発達障害マルチタスクできない説の極み。

・お客様が何を言っているのかわからない
声は聞こえてるんだけど内容が入ってこないという聴覚処理障害の極み。ドライヤーしながらだと尚更のこと。(とりあえず笑ってごまかす)普通の人は必要な音と情報だけを聞き取れるらしい。←これは本当なのだろうか。こんな世界体験してみたい。

・カットができない
発達障害特有の不器用さと空間認識能力のなさ、(何かをデザインして作り上げる事がとても難しい)センスのなさも加わり怖くて出来なくなった
濡れた髪を切る感触が嫌だった

・仕事が遅い
シャンプーやスパマッサージの類は好きだったが他人様にカミソリの刃をあてがうのはやはりノリノリな時とスランプ時期があり(普通の人は常に一定らしい)店の状況に合わせようと焦るのも精神的にこたえた
仕事が遅くて店が回らない、と言われたり言われずとも空気を察して居づらくなり店を辞める事を繰り返す。

・店舗メンバーのキャラ強
これは楽しかった面もあるし私も変わり者なので受け入れてくれた所もあるが、沢山の会社、店舗を転々としていると中には本物のヤバい人がいた(大抵お金くすねるか女関係)人間関係が難しくて去る店もあった。

・発達障害がわかりコンサータを服用したら感性がゼロになった
これが一番でかい。


他にも色々あるが、もう戻りたくない。自分が発達障害だと診断されるまでは頑張れば人並みにはなれるかもなど思っていたが、段取りは読めないし刃物は怖い。不安と不器用さは特性であり努力ではどうしようもない事を悟ってしまった。
発達障害を知れば知るほど自分のような者が他人に触れるなど本当に怖くなってしまった。

特殊な業界であり、ビジネスマナー、パソコンスキル、一般常識も欠落している人種の巣窟出身なのでつぶしがきかない。
何の仕事をすればいいのか人生迷子である。

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