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なんだかうまくいかない時のポジティブ仮説思考

新しい環境やポジションにチャレンジすることになった時、失敗や思ったとおりに進まず悩むことが増えます。
そんな時に、私は以下のような仮説思考をすることでネガティブな考えに陥りないようにしています。

仮説1: 「うまくいかない時期」は成長のプロセスの一部になっている

この「うまくいかない時期」を「アンラーニングの時期がきたな!」と思考を変えます。なぜなら、この時期は、まるで暗闇のトンネルを走っているように感じられ、自己評価も低くなりがちだからです。さらに周囲からのフィードバックもネガティブになるためこの状態が長期間続くと、挑戦を諦めてしまうこともあります。
しかし、これを新たな学びの機会提供であると仮定します。

挑戦的な新しい環境には必ずアンラーニング期があると認識することが大事です。では、認識できたら次はどうすればいいでしょうか?

仮説2: 小さな成功体験を積み重ねれば「安定期」へ移行できる

アンラーニング期は小さな成功体験数を増やします。そうすることで少しずつアンラーニング期を乗り越え「安定期」に入ることができると仮定します。

大事なのは、成功できた要因を無理に言語化しなくても大丈夫と認識することです。ここでの成功体験が自信となり、心理的な余裕が生まれます。余裕ができることで少しずつ「なぜ、今回の施策はうまくいくのか?」「1ヶ月前よりなぜ早くできるようになったのか?」という問いが生まれ始めます。

これは、学びを深めるための重要なステップであると考えられます。問いが生まれることで、次につながります。

仮説3: 安定期を経て「ラーニング期」に移行できる

安定期を経て、「ラーニング期」に移行できると仮定します。この時期には、なぜうまくいったのかを自分の言葉で言語化できるようになります。言語化できることで成長へつながります。成長を実感できるのは成人発達理論から考えると大きく2種類に分かれます。

  • 水平的成長:知識量の拡大・技術の質の向上につながる

  • 垂直的成長:多様な視点や認識からものごとを柔軟に判断できる

これらの成長を通じて、より深い学びを得ることができるようになります。
ネガティブな状態に陥ることなく、うまくいかない時期を乗り越えられます。

仮説4: 周囲のサポートがあることで、よりサイクルが加速する

これら3つの仮説思考はサイクルを繰り返して少しずつ成長していきます。
このサイクルは新人だけでなく、経験豊富な人にも当てはまると考えられます。新しい環境への挑戦は必ずアンラーニング期を伴うため、周囲がこのことを理解し、サポートすることでより加速できると仮定します。
そのため強くフィードバックを繰り返すよりは、以下の3つの部分で伴走するのをオススメします。

  • 壁になっている問題を要素分解して、どこから始めるか課題設定を一緒に考える

  • うまくいきはじめたら、「問い」を一緒につくり言語化を促す

  • 言語化できたら、再現性あるか一度フォローを手放し自走させる

結論

新しい環境でうまくいかない時期こそ、仮説をたてて自己調整することが大切です。失敗は1つのデータであり新しい学びや気づきが生まれるプロセスにいるんだという姿勢を持つことが、成長のサイクルを回す鍵となります。


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