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社長の基本 三条慶八

著者は地震に怯えている。
昔、不動産賃貸業をしていた。阪神淡路大震災で40億以上の被害。山一証券倒産で最大140億以上の負債を背負った。
8年で倒産、自己破産なしで140億を完済。
「人生になにひとつムダはない」
貴重な経験を生かし、経営アドバイザーをしている。


コンサルでは「倒産をさせない」ことをポリシーにしている。
倒産=会社の死、経営者の社会的死。10年間は金融機関から借入ができないため経営を再開させることができないから。


知っている、わかっていることと、実行していることは天と地の差。
本書は
知らなかった→知っている
知っている→実行している
に変えること。


・ブルーオーシャンで勝負、ライバルには戦わず勝つ
・強み、ナンバーワンをもつ
・価格は消費者に訴える最もわかりやすく心を掴むファクター
・社長の最大の仕事は水先案内人。会社の方向を示す。


・あこがれや夢ではなく、理念が大事。理念を具現化していくことに燃えていれば会社は希望に溢れ、成長にも陰りは見られず、長く存続する。
ダイエー理念「よい品をどんどん安く消費者に提供する」
ソフバン理念「デジタル通信事業で日本の明日をつくる」
テスラ理念「人類の未来の発展に貢献すること」
ある経営者「さびれかけた商店街にもう一度元気に」
→経営者の姿勢にブレや迷いがあってはいけない


・松下幸之助「人が成功するために必要な資質は素直さだ」
・お金よりも時間を大切にする。時間にルーズな経営者で成功を収めた人はいない
・鈍感力。少々のことで一喜一憂せずにドンと構える。
・すぐ決めて、すぐやる。
・中小企業に社長以上に優秀な人は入ってこない。人を育てる必要がある。
・取引先とwin-winの関係をつくる。共に繁栄に向かうこと。
・プロパー融資と保証協会付融資の違いを理解している。
プロパー融資とは金融機関と融資先の取引。
信用保証協会付融資は保証協会が保証人なる。

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