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【6軒目】麺屋 NOROMA(奈良県奈良市)

ここから、舞台を関西へ移す。

それにしても、いつも新幹線の窓からたくさん見える、尋常じゃない数の「727 COSMETICS」って書いた看板は何なのか。「404 NOT FOUND」とか「502 BAD GATEWAY」の仲間なのか。

そんなときは、新幹線の中で売ってる「時代の先端を行く雑誌」の名前を思い出して気持ちを落ち着かせようとするんだけど、いつも思い出せない。新幹線の中で流れるアナウンスを聞いて、あー、そうだ、と思い出す。

時代の先端を行ったあとは、西成にある一泊2000円の宿にチェックイン。

意外といけそうだ。この地域も近年では外国人のバックパッカーがたくさん宿を利用していて、少し雰囲気が変わったようだ。西成宿泊体験談はいずれnoteに別で書くとして、話をラーメンに戻す。

さて、夕方に出発する。奈良へ向かい、奈良駅で乗り換えて一駅。

なんて読むのか、検討もつかない。まじで、なんて読むんだろう。まぁ書いてあるんだけど。

駅から20分ぐらい歩く。駅からの道のり、結構何もないので、不安になる。本当にこんなところにラーメン屋はあるのか。と思ったら、あった。

京終(きょうばて)から20分も歩いて、超バテ。 by スティーブジョブズ

最近、くだらないダジャレを言ったあとに「by スティーブジョブズ」って付けてすべての責任をスティーブジョブズになすりつけるのがマイブームだ。みんなにも是非やってほしい。僕はもうやらない。

僕の前に5人しか並んでなかったからすぐかと思ったら、20分待ってひとりも進まないという驚異の回転率の悪さ。そして僕の後ろに15人増えた!早く来てよかった。

そして、そこからの8分が異常に短かった。車で家族連れで来る雰囲気のラーメン屋なので、一気に回るようだ。待ち時間28分。いただきます。

僕の大好きな鶏白湯なので期待して食す。が、

うーーーん。普通に美味しかったし、ご馳走さまなんだけど、なんでこれが全国12位なのかは、正直言って全然理解できなかった。

せっかく自分の足で食べ歩いてnoteに書いてるんだから、ここは正直に指摘したい。前回のワンタン麺に感動できなかったのは、僕がそもそもワンタン麺が好きじゃないからだ。しかし、今回は違う。僕は数あるラーメンの種類の中で、鶏白湯が一番好きだ。今までたくさん食べた。だからはっきり言うけど、これより美味しいお店は東京にたくさんある。

今まで食べたことあるものだと三茶の臥龍とかに似てるけど、これなら臥龍のほうが全然美味しい。なんていうか、他の鶏白湯の名店に比べて、細かい部分に隙があるというか、神が細部に宿ってない味だった。

この日はたまたまお店の調子が悪かったのかな。そう信じることにする。これ以上は書かない。そして、上の文章は、お店を批判しているのではなく、食べログの点数のシステム、およびそれだけを頼りにTOP20を巡っている自分自身を批判している文章であることに注意されたい。お店には、僕の大好きな鶏白湯を奈良という地で出していただき感謝している。ごちそうさまでした。

しかし、京終まで来てこのまま帰るわけにはいかない。駅への帰り道、ひとりでも入りやすそうなお店を見つけた。

インディ庵(あん)という名前だけど、インド料理は1ミリも置いてなかった(というかラーメンの後にそんなの求めてない)。代わりに、僕が求めていた美味しい家庭料理をたくさんいただいた。ラーメンの旅で陥りがちな、野菜不足を解消。とてもありがたい。

お店の人や常連さんとも、ラーメンのお話をさせてもらい、とても楽しい経験だった。ごちそうさまでした。

それにしても、京終って、なんて読むんだろう。検討もつかない。書いてあったけど。by スティーブジョブズ

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