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【3軒目】伊達屋(福島県福島市)

上尾を後にして、福島との間をとって宇都宮に泊まることにした。

「宇都宮」と「ユートピア」で、韻が踏める。

ところで、古いホテルとかでよくある、部屋の冷蔵庫がいきなり夜中にヴィーンって鳴り出すやつ、本当に嫌なんだけど、じゃらんの絞り込み検索とかで冷蔵庫いきなり鳴り出さないオプションとかないの?

次の日の朝はお昼の福島のラーメンの行列に間に合うように、早起きしてすぐ地元のコーヒー屋へ。

「宇都宮」と「すぐコーヒー屋」で、踏める。

客は僕ひとり。コーヒーをゆっくり楽しみたかったけど、時間がないのですぐに移動。

「宇都宮」と「福の島」で、踏める。

さて、ここからが本題。3軒目、「伊達屋」へ向かう。食べログは4.18で、全国8位。

最寄駅の上松川駅は、こんな単線電車の駅。でも福島駅から1本でたったの5駅。そして左奥に小さく見えるラーメンの看板が伊達屋。つまり徒歩2分。つまりアクセス抜群。

開店15分前で、15人待ち。見えづらいけど透明のカーテンの後ろに人がいる。

その後、10分で人が二倍に増えた。早めに来ておいてよかった。上の写真を撮ったときは晴れてたけど、10分後にいきなり雨が降ってきた。透明のカーテンの中に避難。

待ち時間47分ぐらいで店内へ。メニューで最初に書いてあるのは醤油ラーメンだけど、店内にも食べログにも、塩ラーメンで有名なお店と書いてあるので、塩ラーメンにする。塩チャーシューラーメンが一番人気って書いてあったけど、普段そんなにチャーシューに惹かれないしデフォルトで大きなチャーシューが乗ってることを確認したので、普通のラーメンにした。が、後でこれを後悔することになる。

とても洗練された見た目の塩ラーメン。昨日決めたルールで味玉追加。あと、幻の北海道バターとやらを別添えでもらった。

透き通ったスープは、鶏の風味も魚介の風味もしっかりと感じられる。そして、6時間煮込むというこのチャーシューが、うますぎる。何なんだこの完成度は。1枚じゃ足りない。もっと欲しくなる。そりゃみんな塩チャーシュー麺を頼むわけだ。

途中で幻の北海道バターを投入。こういう塩ラーメンにバターが相性いいのは言うまでもないけど、もはや「味の変化を楽しむ」とかそういうレベルの話ではない。そもそも完成されているラーメンの味を邪魔せず、むしろさらに引き出すためのバター。そしてこれが入ったあとのチャーシューがまた美味い。

すぐに完食。「たくさん並んでるから食べ終わったらすぐに出ないと」と思いながらも、「ごめん30秒だけ余韻に浸るために席にいさせて」と思ってしまう、そんなラーメンだった。ごちそうさまでした。

もう一度言う。チャーシューが、笑えるほど美味い。

やはり、どうしてもラーメンの後はコーヒーが飲みたくなる。福島駅前の「珈琲グルメ」という名前の店でコーヒーをいただく。店名に「グルメ」を入れるほどグルメじゃない店はないが、その名前からは想像できない、本当にグルメな店だった。豆にかなりこだわっていて、それぞれの豆の説明も豊富で楽しい。

当たり前だけど、「福の島」と「すぐコーヒー屋」で、踏める。

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