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Konaなハワイ島 ー コナ・コーヒーを求めて 5 ー

はい、こんにちは😃ラオウ・コナバーバリアンです!(第6話)  

「特別なハワイを日常のHawaiiへ」というブログからnoteさんにやって参りました!

進行が遅くて申し訳ないですが、よろしくお願いします!

さて、ハワイ島の名産品「コナ・コーヒー」について綴っていくつもりが、コナ・コーヒーにまつわる話で足踏み状態です。ですが、広くハワイ島のことをお伝えしたいので、このスタイルを続けていきますね。

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『ミツバチにも好評なコナ・コーヒーの花』

世界三大コーヒーの一翼を担う「コナ・コーヒー」。その歴史のはじまりは200年くらい前になるようです。コーヒー自体の歴史から考えるとそれほど古参とは言えませんね。

元々、ハワイにコーヒーは無く、1800年代初頭にブラジルから船で運ばれてきたそうです。

南国なので、昔から自生していたようなイメージですが、海に囲まれたハワイに、コーヒーのタネを咥えて飛んできた鳥はいなかったのですね。

今の時代だと、外来種ということで問題になるのでしょうが、1800年代初頭だと、そういう認識は無かったのでしょう。そう考えると、この200年で様々な「常識」が変化を繰り返していますね。

そうそう、「元々、無かったのに、今やハワイの代表的な名産品になっている」のはコーヒーだけではなく「マカダミアナッツ」も同じです。マカダミアナッツは、確か、オーストラリアからやってきたのかな?

兎にも角にも、遥々やって来たコーヒーは、当初、オアフ島での栽培が試みられ、その後、ハワイ島に運ばれたコーヒーの木が、現在のコナコーヒー・ベルトの風土に適合し、根付いたようです。

溶岩の大地ですので水捌けの良い土地が気に入ったのでしょう。しかし、コーヒーの木は水が大好きで、沢山、水が必要なのだという話を聞いたことがあります。農業の知識が無いので、矛盾しているように感じてしまいますが、栽培のスキルを持った方には「わかる〜」という話なのでしょうか?

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山の中腹なので陽当たりは良好ですが、天候が変わりやすく、霧も出るらしいコナコーヒー・ベルト。絡み合った条件が、コーヒーには最高の場所だったということですね。

ただ、ハワイ島のコーヒーは、順風満帆に今の地位を確立したわけではないようです。

時代的にコーヒーも良かったのでしょうが、より魅力的だったのが「サトウキビ」。趣向品と捉えられやすいコーヒーと異なり、サトウキビはズバリ砂糖。現在とは食糧事情が異なる世界で、多くの人がサトウキビ栽培に傾倒したのは当然と言えるでしょう。

広大とはいえ島国のハワイ。労働者の数にも限りがあるなかで、コーヒー作りは幾度となく衰退し、存亡の危機にあったようです。

また、サトウキビとともにブームに沸いたのが「パイナップル」。ハワイでパイナップルを食べまくった記憶のある方は多いのではないでしょうか?

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コーヒー作りを放棄したとしても、サトウキビなどを生産していくには労働力が欠かせません。

そこでハワイは、多くの移民を受け入れ、労働力を充実させる選択をします。ポルトガル系の人々やアジア系の人々が数多く仕事を求めてやってきたそうです。

そう、もちろん、多くの日本人も『新天地』に夢と希望を抱き、今では信じられないくらいの時間をかけて、船でハワイに渡って来たのです。最小限の荷物だけを持って。

おそらく、帰りの切符は無かったでしょう。

言葉も分からない遠く離れた異国への往路。大きな志と強い覚悟に敬意を払わずにはいられません。

余談になりますが、ハワイ島には日本人のお墓が数多くあります。日本式のお墓。勝手の違う土地では作ることも大変だったと思います。

そして、そのお墓は、同じ方向に向いて建てられたそうです。

もちろん、祖国「日本」が見えるように。

まさに、骨を埋める覚悟でハワイにやってきた日本人。祖国を見つめながら安らかに眠る方々に、今の日本はどのように見えているのでしょうね。

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それでは、もう少し、コナ・コーヒーのはじまりの話が続きます。マハロ。

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