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【シャニソン】シャニソン版Pカップが初心者に優しい仕様ながらも欲を出せば出すほど胃のキリキリするイベントだったというお話【日記】


1. はじめに

 みなさんこんにちは
raon555と申します。
 シャニソンハーフアニバーサリーイベント(シャニソン版Pカップ)お疲れさまでした。
シャニソン版Pカップということでこちらでも苦行が待っているのかとビクビクしていたのですが、意外とゆるゆるとこなすことができるイベントかつ、やり込みたい人はSSSランク狙いでやり込める比較的良いイベントだったんじゃないかな、と思います。
 私は全アイドルのオールSS狙い(最初は数人のSS狙いだけのはずだった)で走り、見事目標を達成し全アイドルを☆5の完凸まで進めることができました。

全員SS達成
全員完凸圧巻のパフォーマンス

 今回はそのハーフアニバーサリーイベントの良かった所と悪かった所、全員SSを走るにあたって自分が感じたこと(という名の日記)について書いていきます。

2. 良かったところ

2.1 ボーダーの難易度がゆるゆるかつ丁度よい報酬設定

 今回、イベントによって貯めたメダルで【オーバーキャストモノクローム】衣装の☆2配布アイドルを手に入れられかつ、ピースも交換によって1回だけ手に入れることができたので、ライブでの衣装着せ替えが解禁される☆2→☆3化を、何も考えずともLBを消化するだけで手に入れることができました。
 シャニソンの初期ではガシャ産☆3よりも原作enza衣装であるガシャ産☆2の衣装需要というのが多く、その辺りでの問題を解決するための施策だったのではないかなぁと思います。(それにしても28人分の衣装実装+衣装コミュ実装って凄い)

2.2 ミッションによるランキング参加誘導(ボーダーの緩和化)

 今回、「SSボーダーって思っていたよりも高くないな」と思われた方が大半だと思います。
これは、enzaのPカップとは異なりSSランクの条件が%ボーダーであったことと、ミッションによる全アイドルへのランキング誘導の2つが見事にハマった結果だと私は考えています。
 今回、ハニバイベントでは下記のミッションのような各アイドルの観客動員数を稼ぐというミッションが用意されていました。

各アイドル700人のラインまで用意されていた観客動員数を稼ぐミッション

 先述の通り、オバキャス衣装の各アイドルの交換にはこのメダルが必要で、このミッションをこなすことで1人当たり270×28=7,560枚のメダル。
星2のアイドルが400メダルで交換できるので約19人分のPアイドルを獲得できることになります。
 期間限定ミッションということで、ある程度シャニソンをやっている人は自然な流れでクリアしていきますし、単にアイドルを設定してライブスキップをするだけでも達成できるので、始めたばかりの人でもそれほど難易度は高くありません。
 長くなってしまいましたが何が言いたいかというと、この「アクティブユーザーの殆どが自然な流れで全アイドルのランキングに参加する」という導線設定が、この10%ボーダーのゆるゆる具合を引き出していたのだと思われます。
 極端な例を語りますが、全アクティブユーザーが10万人いると仮定し、アイドル28人に均等に担当していたとすると、アイドル1人当たりのユーザー数は3,571人(3.57%)になります。この3,571人が観客動員数を稼いで競い合ったとしても残り96.43%のユーザーはミッション消化だけの底地(700人周辺)でとどまっているため、そこのラインが足を引っ張る形で10%ボーダーは低くなるというお話です
 今回SSSラインが上位10人だったのも関係していると思っており、11位以下は専用称号を貰えないため、SSボーダーユーザーの中では「上位10人に入れないならこれ以上走ってもSSなのは変わらないしこれくらいでいいや」勢も多く発生したはずなので、ボーダーもめちゃくちゃ上がるみたいなこともなかったのだと思います。
 もちろん、これは極端な例なので実際にはユニット全員分を走っている人だとか、私のように全員SSを狙っている人だとかがいるのでもう少し激化はしますが、少なくとも傾向はあるはずなので結果としてこのようなボーダーの低さとして現れたのだと思います。

2.3 昨日今日始めたばかりの初心者でも後からSS狙いが可能

 今回、最終SSボーダー観客動員数の全アイドルの平均は40,924人でした。これは昨日今日始めたばかりの人でもある程度育成と、交換による配布アイドルの入手、凸、覚醒を済ませて1日15回のLBスキップをやっていけば1日で達成できる数値です。
 そのため、好きなアイドルやユニットだけ記念にSSボーダーに乗り、オバキャス衣装の完凸を狙うといった緩い遊び方が、たった1,2日で達成できるラインとして設計されています。
 enzaのPカップが比較的ヘビーユーザー向けなのに対し、シャニソンのPカップは初心者でも楽しめるイベントとして設計されているというのが本当に偉いと思います。

3. 悪かったところ

3.1 期間が長すぎる

 期間が長すぎます。こういうランキングイベントは期間が長いと、ある程度安全ラインのボーダーを想定してそこに乗っていたとしても「もしかしたらボーダーが激化して抜かされるかもしれない...…」という部分がずっと引っ掛かりストレスになりがちです。
 先述の「初心者でも楽しめる」という方向性のために、期間を長く設定して初心者流入の窓口として広く取っていた、というのはありそうですが、少なくとも自分はストレスになりがちな部分があったので、これを両立できるような改善を次回以降はしてくれないかなぁ…と思います。

3.2 SSSとSSボーダーの圧倒的な格差

 例として真乃のボーダーを見てみます。

真乃の観客動員数ボーダー

SSSとSSはボーダーの算出方法が違うので当たり前なのですが、SSSとSSは字面の近さに対して文字通り桁違いの観客動員数差になってしまっています。
ただ、これ自体は特に問題ないですし、強いて言うならSSSのボーダーを500位くらいまで緩和したり、下位グレードとの差をもう少し段階を刻むだろって利根川も言ってそうです。
 また、これって多分「SSS」っていうグレード名も悪いんですよね。
SSSではなく「MASTER」とかいう文字列をめっちゃリッチに与えていれば、「あ、これはSSまでのグレードとは異なる特殊な称号なんだな」っていう印象が視覚情報から入ってくるので、そういうところのユーザーへの気持ちというのも考えてほしかったなぁ、と思う次第です。
まぁこれは重箱の隅をつついているような要求なのでそれほど大した問題ではないかもしれません。

3.3 効率曲によるトレードオフの消失

今回のイベントからの変更点

 今回のイベントから楽曲の長さによって獲得できるポイントに調整が入りました。
 これにより、今までの最大効率曲(アニメ版ツバサグラビティ)だけじゃなく色んな楽曲で遊ぶことができる!...…ということは全然なく、どの曲を選んでも時間当たりの時速は変わらないので、LBを節約できる一番長い曲(アニメ版ヒカリのdestination)が最高率曲になってしまいました。あちらを立てればこちらは立たず。
 個人的にはスキップによるpt獲得で楽曲の長さ分の補正を掛ける必要はなかったよなぁと思ったり。(これスキップでも曲時間補正かかってますよね?かかってなかったらすみません)
 自分でもどうすればよいのかわからないのですが、まぁ良い感じに改善してくれることを願います。例えば、色んな種類の曲を遊んでいくことでボーナスがかかるとか。(なんかライブのセトリ構築みたいでよくないですか?)

3.4 アイドル毎の潜在ライブスキル格差

 個人的にはこれが一番問題だなぁ、と思っています。
例として甘奈と甜花の潜在ライブスキルを見てみましょう。

甘奈と甜花の潜在ライブスキル

甘奈は1.コンボボーナスと、2.パーフェクト判定強化、
甜花は1.回復&スコアUPと、2.アイドルLv経験値UP
をそれぞれ持っています。
 このゲームの中心に位置するリズムゲーパートでは強力な潜在スキルを付けたアイドルを育成し、編成することでスコアを伸ばすことができます。そのため、下記の潜在ライブスキルを持っているPアイドルというだけで評価が高くなりがちです。

  • パーフェクトスコアUP
    基本一番優先される潜在ライブスキル

  • コンボボーナス
    後半はパーフェクトスコアUPよりも優先されるスコアUP系潜在ライブスキル

  • スコアUP
    パフェUPよりスコアUP率は低いが配布などで手に入れやすいので汎用性が高い。

 今回の【オーバーキャストモノクローム】衣装アイドルにはパフェスコUPの潜在持ちは居ませんでしたが、

  • コンボボーナス
    真乃、甘奈、霧子、ルカ、小糸

  • スコアUP
    咲耶、智代子、凛世、千雪、透、美琴、はるき、

がそれぞれ有力な潜在ライブスキルを持っていることになります。
特にノクチルとアルストは、今までのイベントで上記3つの潜在ライブスキルPアイドルが配布されてこなかったため、今回のイベントで☆5完凸を手に入れるというのは、今後のシャニソンを遊んでいくうえではかなり優先度が高いです。
 こうやって潜在ライブスキル目的(以降センモク)で走るアイドルを決める!みたいなことは正直やりたくなかったんですが、今後もシャニソンで遊んでいくにあたってはセンモク優先で走るアイドルを決めるのが一番だったので、そうせざるを得ないという状況になってしまいました。
 結果としてはセンモクだけでなく28人分のSSボーダーが狙えることが分かり、実際取れたので事なきを得ましたが、個人的にはちょっと便利な「回復系」や「ファン数UP」等の潜在で一律にしておいて、本当に好きなアイドルで走るという意思決定をさせてほしかったです。
 もし、今回28人全員ではなく誰かしらのSSに絞らなければならない、となってしまった場合おそらくセンモクを優先したと思うので、センモクで走ってしまった自己嫌悪でシャニソンのモチベも落ちていたかもしれません。

4. 私のハニバイベ日記

4.1 SSランクを走るアイドルの決定

 先述した通り、センモクで走るアイドルを決めたため、

  • 優先度高:今までスコアUP系配布が無かったユニットのアイドル
    甘奈、千雪、透、小糸

  • 優先度中:今までの有力潜在イベント配布と被っていないアイドル
    咲耶、霧子、はるき

  • 優先度低:今までのイベント配布と被っているアイドル、担当(これを一番最優先にするべきイベントなはずなのに...…)
    真乃、智代子、凛世、美琴、ルカ、雛菜

の11人で走ることを決め、金曜日まで自然回復LBを中心に走っていました。

4.2 SSボーダーの予測

 ボーダーが加速するのであれば、今回のイベント期間唯一の土日だろう、と予想を立て、ボーダーの予測をすることにしました。

↓ボーダー予測の私のスプレッドシート

 4.2.1 5/18(土) 00:00時点でのボーダー予測

 単純なボーダー予測は、これまでに経過したイベント時間と残りのイベント時間の比率から計算できます。そして計算したのが下記の表(上のスプレッドシートの抜粋)

5/18(土) 00:00のボーダー予測

 ということで、ライブスキップ数回で済む程度に意外とボーダー高くないことが分かったので、ここからはセンモク+担当の11人から、28人全員のSS狙いに切り替えることにしました。
  また、ここから、ボーダーが激化するであろう土日に1日ごとにボーダーを記録し、最終ボーダー予測の修正をしていきます。

5/18(土) ~5/20(月) 00:00のボーダー予測

 と、いうことで土日でボーダー予測が加速したアイドルはほんの一握りで、基本的には各アイドルの予測ボーダー+10,000人、ボーダーが激化傾向にあるアイドルは予測ボーダー+20,000稼げば安全だと考え、そのラインを全アイドル分で稼いでいきました。

4.3 最終日 5/23(木)

 平日ですが、ここでボーダーが加速します。
私はテレワーク勢ゆえ、少しの休憩時間などにシャニソンを開くことが可能だったので、そこから随時のボーダーを計測し、予想を立てなおしていました。

最終日のボーダー推移

 最終日の夜、私は他の予定があったので夕方までにボーダーを予測し、各アイドルの観客動員数を稼ぐ必要がありました。
 また、このデータからシャニソンのイベントにおいては、
「ボーダーが激化するのは最終日」という傾向を見て取れると思います。
全体的に5/20(月) 00:00 に予測していたボーダーよりも最終日は激化傾向にあります。
 そのため、16時までの日中は5/18(土) 00:00に計算した上振れボーダーの値+10,000人、ボーダーが高いアイドルは+20,000人前後を目標に観客動員数を稼ぎました。
 最終20:00~21:00は、他の予定でボーダーを監視できなかったため、千雪冬優子にちかの3人に関しては最終ボーダーとの差があまりなく、ヒヤヒヤする結果になってしまっていました。
 まぁ結果的に全員SSを取れたので良かったです。

4.4 「勝ち確」が存在しない恐怖

 シャニソンのPカップは%ボーダーであるため、enzaのPカップとは異なり「勝ち確」の概念が存在しません。これはどういうことかというと、enza版Pカップにおいては、1周当たりファン数230万人周回終了&オートプロデュース5連の150万人の合計380万人をバースト的に発生させることができます。
逆に言えば、380万人稼いだ後にはクールタイムが発生するので、自分とボーダーとの間に380万人以上のスコア差が開いてかつ残り時間10分を切っていれば、物理的にファン数を稼ぐ手段は存在しないので「勝ち確」の状況が作れます。(まぁプラスで営業回収も一応ありますが)
 そのため、前回のPカップでは私は人数調整を崩したくなかったので居合切りの姿勢を取っていたんですが、100位と101位が10万人差程度で競ってボーダーが近づいていたため札を切らざるを得ず、人数調整を崩されてしまいました。悲しいね。

 一方、シャニソンのゆるゆる%ボーダーではその勝ち確の状況を作ることができません。
例として、ボーダー予測50,000人のアイドルがいたとして自分は60,000人稼いでいたとします。
ただ、この60,000人という数字はライブスキップ6回で簡単に覆される数字なわけです。
 極端な話、私より順位が下のユーザー全員がそれをすると私はSSランクどころかBランク以下まで落ちてしまいます。それが28人分。
私にとって、「28の方向からSSボーダー落ちするかもしれない」という恐怖を常に突き付けられているのがシャニソンのハニバイベントであったわけです。
 「まぁそんなこと滅多にありえないっしょ」と楽観視できればいいですが、負け筋が少しでもある以上過度に怖がってしまうのが私という人間です。
 今回のイベントは期間が長いことも相まって、個人的にはここが結構なストレスになっていました。

5. 終わりに

 今回のハニバイベントは、初心者でもゆるゆる%ボーダーで担当アイドルやユニットのSSを狙うことができるという反面、私みたいに28人全員のSSとかの欲をかくと苦しむことになってしまうという話でした。
 まぁ、実は勝ち確が存在しないというのは嘘で、最終日20:50の時点でボーダー+150,000人の差があれば勝ち確状況を作れます。どうしても担当アイドルのSSボーダーを確保して勝ち確状況を作りたい人はそれでも良いと思いますが、その分の動員数で他アイドルのSSを狙えるってのは複雑な気持ちになってしまいますよね。トレードオフ。
28人SSとかいう欲張りがなければこんなストレスを抱えることもなかったわけなので因果応報といえば因果応報。
 今回のイベントについて、全体的には良かったと思うんですが、結局普通のイベントと同じようにライブをずっと走るという構造自体はのは変わらなかったのでマンネリ気味なのと、個人的に悪かったと感じた部分は次回開催では開催してほしいなぁ、と思っています。
 特に惜しくもSSS落ちしてしまったヘビーユーザーの11位~500位くらいのユーザーへの報酬が、私のようなSSボーダー勢と同じというのは可哀想です。上位1%くらいまでには記念になる唯一の順位称号とか配っても良いんじゃないですかね。

 という訳でシャニソンハニバイベントの良かったところと悪かったところ、私のランイベ日記の内容でした。
 ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

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