とある映画を観て

昨日、何とはなしに何か映画を観たくなってNetflixでクレヨンしんちゃんの映画を観た。

〝嵐を呼ぶモーレツ!大人帝国の逆襲〟

物語の冒頭はちょっとホラーチックで不気味な雰囲気があった。

みさえとひろしがしんのすけとひまわりを置いて大人帝国に向かっていくシーンとかなんか胸に来るものがあった。

もの凄く考えさせられる映画だった。

仕事に行かずに家で寝ているひろしに、しんのすけが説教するシーン

「寝てないで会社に行け!」

「なんで大人が会社になんか行かなきゃいけないんだ!誰がそんな決まり作ったんだ」

的なやり取りがあった。

言ってることは凄くわかるけど、気持ち悪さの残るセリフ・・・

だって仕事に疲れた大人なら一回は思う事だと思うから、だから自分に対する嫌悪感と納得感の狭間でモヤモヤする。

子供達だけで生き抜こうとするシーン、大人を助けようとするシーン、子供達のセリフ、いちいち私の心にささって胸を抉ってきた。

「あそこに行けばお母さん達に会えるから」

まさおくんのセリフ、普通はそうだよなって思う、純粋で健気な親を思う子供の気持!

寂しくてしょうがないんだろうなって

子供時代に戻ってみたいって大人の人って少なからずはいると思う、私もそんな一人だったけど、年齢を重ねていくに連れいつの間にかそう思わなくなった。

社会に追われ、仕事をして、お金を稼ぎ、生活のために必至で働き続ける。

ある人は家族を養うために、ある人は家を守るために、それが当たり前で普通な日常!

そんな当たり前を考えさせられる映画!

だけど、極めつけに私の心を抉ってきたのは物語の要と言えるひろしとみさえが大人に戻るシーンの一部

しんのすけがひろしを支配してる〝懐かしい匂い〟を消すために〝今の匂い〟をひろしに嗅がせるシーン

ひろしの靴を脱がせ、世界一臭い足の匂いを嗅がせるシーン

なんでそんなとこで抉られるんだよって感じになると思うけど、重要なのは匂いを嗅いでるときにひろしの頭の中で駆け巡る幼い頃から今までの記憶を辿るシーン

なんか、自分に照らし合わせちゃって凄くウッてなった。

昔、結婚していた時、元嫁からよく言われてた事がある。

〇〇はひろしにソックリでかっこいいお父さんだって・・・

それを思い出して泣けてきた。

しかも、ひろしがじいちゃんに、しんのすけがひろしに、一緒に自転車に乗って釣りに行くシーンを観てなんとも言えない感情になった。

昔を懐かしむとかするし、フと思い出すときはあるけどそんなに未練なんて感じない、だけど昔の記憶に残る私にとっての掛け替えのない存在!

実の娘の姿が頭に過る。

まだ1歳って幼かったけど一緒に遊んだ記憶、一緒にお風呂に入った記憶、一緒にお布団に入った記憶・・・

ヤバい悲しくなってきた😢

そんな記憶が蘇ってきて〝お父さん〟としてもっと娘と遊んであげたかったなって考えてしまった。

元嫁の家族とはほぼ絶縁状態にしてるから会うことは絶対に無い、だから離婚してから3年ほど一回も娘とは会っていない

誕生日の日にプレゼントを贈ると写真とか動画を送ってくれる。

近況を確認するのはその時のLINEでだけ!

娘がどれだけ成長したか毎年楽しみなんだ😄

あっちから会いに来るなんて奇跡なんて無いと思ってるから娘は私が女になっても元の顔なんて知らないからきっと偶然会っても気付かないだろうな!

ちょっと悲しい気持ちになるけど、そんな時があったら遠くで見守ってるよ😌


過去の記憶に未練があるのは子供の存在でしかないけど、それは血を分けた掛け替えのない娘な訳で!

絶対に忘れちゃいけない大切な存在、たとえ離れていても思いは強く保っていたい

〝父親として〟では無くなっちゃうかもしれないけど〝血を分けた存在〟として!

この映画を観てそんな事を思い、昔を振り返る。

もう昔を懐かしむのはこれまでにしよう、これからの思い出をしっかり作っていこう😌


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