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勉強を始めるきっかけ 御手洗家、炎上する/015

『御手洗家、炎上する』
という漫画がある。

非常に面白い、オススメの漫画です。

主人公は20代女性。
主人公の母親、のママ友。
そのママ友が、主人公の家庭を崩壊に追いやる。
そして今に至る。
が、過去のその、事の真相がわからず、それを追い求めるストーリー。

講談社


この作品の中で印象的だったのが、
主人公の女性が子どもの頃、
そこまで興味のなかった『星座』に関する勉強を始めた描写。

その当時、スマホもなかったのだろう。
小学生の女の子が、ランドセルを背負って本屋に行き、
星に関する分厚い専門書をお小遣いで購入する。

冬の寒空の中、公園のベンチで、
ランドセルを置いて、黙々と専門書を長時間読み進めている・・・

次の日に風邪を引いてしまうくらい勉強していたわけです。


どれだけ読み進めても、
専門書なので、小学生の女の子には、小難しいことばかり。

さして面白いとは思わなかった。

それでも一生懸命に学んだ・・・


なんでそこまでして、勉強したんですかね?


それは・・・

同級生の男子、の兄。
歳上である、そのお兄ちゃんが持っていた本と同じものが欲しかった。

その、星座好きの男性に憧れて、
少しでも話すきっかけを作りたかったから・・・


動機はなんでもいいんですよね。

異性でも同性でも、
憧れの人がいて、少しでもその人に近づきたくて、
必死に勉強する。
それも一つの学習のきっかけですし、
人間らしい本能でしょう。

こういう話は、リアルの世界でも多いと思いますが、
微笑ましいし、応援したくもなるものです。


憧れの人に近づきたくて、
・タバコを始める
・ギャンブルにのめり込む
等ならば、
「そりゃ、憧れる相手を選んだ方がいいよ」
となりますが・・・(笑)

知的な部分や
文化的なことの探求で、近づこうとする姿は美しいですね。


世の中、
いろんな慰めの言葉があります。

・「今のままのあなたでいいんだよ」
・「ありのままでいいんですよ」

このようなセリフを耳にすることもありますが、

憧れるレベルの人に、
少しでも近づく。
もっと言えば、
同じ目線で並ぶためには、

「今の自分のままではダメだ」
「もっと自分を磨かないと!」

こういう、現状の自分に歯痒さを感じる過程も、必要、必然かと思います。


上記のような『現実の受容』は、
成長や社会貢献という意味合いでは、
必要なプロセスで、
私は健全だと思うのだけどな・・・


追伸


私個人の価値観の話。

女性にもいろんなタイプの方がいらっしゃいますが、

・カラオケに行って騒いでいる女性
・BBQやバーに行って「ヒャッホー」している女性

より

● 本屋に行って、真剣に本を選んでいる女性
● カフェで、カリカリ(手書きノート)、パチパチ(PC入力)勉強している女性


彼女たちの方がセクシーだ



追伸2


『御手洗家、炎上する』
からも、組織マネジメントに応用できる気づきは幾つかあります。
そのうち、ブログでその学びをまとめたいものです。

御手洗家、炎上する



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