連れ帰り、隠します《陳情令の沼で考える》
※ネタバレ・・・アリです。お気をつけて
「陳情令」の初視聴の日から一年一か月経ちました。
一年以上にわたって ほぼ 間断なく視聴し続けています。
人生、大半が三日坊主の私なんですけれども・・・
こうして、考察のたびに書いてますが
こんな(私を変えてしまうほどの)作品に出逢うことって、そうそうありません。
Tverになんとか食らいついていまして(笑)
再びの《初めての陳情令》を経験しています(#^^#)
私が初回視聴を終えた時点で、頭の中に残った言葉が
【連れ帰り、隠します】でした。
初回でしたので、人の名前も、仙門の名も
人間関係すら、ちゃんと覚えられていなかったと思うのですが、
この言葉だけ、強烈に脳内に刻まれてしまいました。
(陳情令を見た多くの方からも同じような感想を聞いています(*^^)v(*^^)v
言葉の魅力と、この時の藍忘機の境地に想い馳せながら
振り返って考えてみたいと思うようになりました。
【ここから、個人の考察です】
まず。
私の中で 藍忘機の心の変化 を追ってみました。
陳情笛を持って現れた魏無羨の、ある変化 を藍忘機は見逃さなかった。
もちろん、この時にはまだ、金丹を失っていることなど全く知らないから
彼が剣を持ちたがらないことを、江澄はじめ、誰もが不振に感じていたが、
藍忘機の心はこの時、別次元を見るかのように もう一つの変化 を捉えていた。
そして、もう一つの変化 が、とても危ういものであると直感した。
この直感は、藍忘機の心の地平線を激しく波立たせたに違いない。
藍忘機が、作中で己の心情を吐露する場面があまりに少なくて
(台詞ほんとに少ないしね・・・)
それでも、#21「変化」以降、藍忘機の心の動揺が
言葉になって表れてきた。
「協力させろ」
「禁室に…入りたいのです」
「私は おまえの なんだ」
そして
「雲深不知処に 連れて帰りたいのです」
「連れ帰り 隠します」
藍忘機なりに、策を練るのです。
「協力させろ」と言ってみたものの、不安は去らず
次にすべきこととして 新たな曲を学ぼうと
禁室に入る許可が下りなかったにも関わらず
曲譜を研鑽したからおまえに試してみたい と。
→ 魏無羨から疎まれる
何とかして、邪道への道を行こうとする彼を止めたい。
でも
どうしたら・・・
すべが見つからなくて焦りが募る
己ができることは なんだ ?
だから
「隠そうと思う」ではないし、
「隠したいと思う」でもなく
「隠します」なのだ。
固い意志の現れのようでもあるが、
それだけ 余裕のない藍忘機の心の中を表しているのだと思った。
「連れて 帰りたい」という言葉も
後からじわじわくる。
兄に打ち明けた 「連れて帰りたいのです」
叔父上に懇願した 「禁室に入りたいのです…」
作中、まずなかった藍忘機自身の口から出る希望
という意味では同じなのだが
対 叔父上に告げた「入りたい」は
ダメもと感たっぷりで、本人も重々承知していたと思う。
いわば、許可は下りるわけがない…と承知したうえで
礼儀上 お願いした。のじゃないかな、と感じる。
(だから、結局 入っちゃうよね( ;∀;))💦
一方、兄上に対しては
これはもう 弟!!ですよ(笑)
絶対的信頼を寄せる兄に弟が打ち明けた ってことです。
打ち明けながらも、そもそも隠したい対象が
今、とても危うい状況下にいる魏無羨なのだから
こちらもやはり ダメもと感ありますが。
同じダメもと感ですが、兄上への甘え をうっすら
感じられるとなると、ますます
ああああああ 藍湛ーーーーー💛💛
となって
とどのつまり 萌える私です・・・・・・・(´▽`*)
そうか。
私、「隠します」という言葉に 萌え たんだ・・・
今更ながら 納得しました(笑)
ここから窮奇道での別れへと突き進んでいくわけですよね。
藍忘機の心も極限まですり減らしていきます
その先を
私はもっと ちゃんと 見届けたい。
と真剣に思いながら
Tver見てます (ToT)/~~~
いや、もう ほんと終わらない・・・
この沼は 深いよ💛
らんこ🌟
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