理由

どうも。ねこぴあのです。

noteなんて何か月ぶりだろう。そんなに書くようなことがあるほど刺激的な毎日を送っているわけじゃないのでね。

今回筆を進めている、というよりキーボードを進めているのには一つのわけがありましてね。こちらのツイートを見ていただきたい。

わ、私はサークルに「投資」しただけなので…皆さんの笑顔と生み出される数々の番組が「配当」なので…

— ねこぴあの@お天気フリート朝7時頃更新中 (@Nekopianogifu) June 27, 2021

ま、このツイート自体は大したことないツイートなんですが、そこから考えていくに少しこの言葉だけじゃ物足りないなぁ、と思った次第なんです。

ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、私は放送サークル「NCU FM!」の発起人です。別に私の力で作ったわけじゃないので、「設立者」という言い方は嫌いなんですよね。って話は別のnoteでしているのでここでは省略。

まあでも、NCU FM!にまつわるお金、特に機材費に関しては、完全に私個人のお金から出してきました。営利団体ではなく、回収の見込みはないのでこの言葉が正しいかどうかはともかく、いわば「投資」をしたわけなんですよ。
実家暮らしで生活費がほぼかからず、物欲も極めて貧弱だからこそ、それだけお金をかけられたというべきなのかもしれません。そこは完全に環境に感謝ですね。

閑話休題。なぜ私がここまでしてNCU FM!にこだわったのか。それは「可能性」があったからです。

例えば、既に放送サークルがあったとしたら、例えそれが自分のやりたいことと違ったとしても、新たに作るようなことはしないと思います。下手にもめごとの種は蒔きたくない。でも、私の知る限りでは「放送」の分野に軸足を置いた団体はなかったんですよね。それが一つ。

可能性という意味ではもう一つあります。あえてわかりやすい「テレビ」ではなく、あるいはこれからを見据えた「YouTuber」のような形でもなく、「ラジオ」の形式を選んだのにも、可能性を感じたからなんですよね。

「テレビ」にしろ「YouTuber」にしろ、何か働きかけずとも皆さん触れるでしょう。見るでしょう。私も人並みにはテレビも見ますし、YouTuberも見ます。
でも「ラジオ」ってどうでしょう？聞いてます?

皆さんが普段触れるものって、どれだけ頑張っても下位互換にしか見てもらえないんですよ。何をやったって「模倣」に過ぎないのはその通りなんですが、やっぱり下に見られるのは嫌なんです。純粋に一つのメディアの作品として見てもらいたい。

それに、やっぱりやるからには少なくとも学内では「よく知った」メディアになりたいじゃないですか。それをするには人を巻き込んでいくしかないわけです。だから、閉じたサークルではなく、外向けに開いたサークルを目指しました。その巻き込みの方法としてやっぱり「メッセージ」でつながれる「ラジオ」という媒体は有能なんですよね。

英文法的には間違いでしかないのであまり言ったことはないんですが、
個人的にはスローガンのYouthの中に、
"YOU'S"
という気持ちも込めていて、一方的に発信するだけではなく、聞いているあなたが「つくる」局ですよ、という想いもあります
もう一度言いますが英文法的には間違いでしかないですが

— ねこぴあの@お天気フリート朝7時頃更新中 (@Nekopianogifu) June 2, 2021

実はスローガンにもこんな気持ちを込めてあるんです(笑)
まあでもその巻き込みの一環としてピックアップもやってきたし、今年私がディレクターを務めている「SUBCULTURE LAB.」という番組も、毎回ゲストを呼ぼうと思っています。

話を本筋に戻しましょうか。いくら「可能性」のあるサークルとはいえ、じゃあ投資して何になるんだ、という人がいるかもしれません。
冒頭にも書いたとおり、営利団体じゃないのでペイバックは期待できない。お金の面だけ見るなら大損ですよ、大損。でも、考えても見てください。大体30万円くらい投資していたとしても、3年で割ったら10万円。一週間で2000円。時給が1000円のバイト2時間分で、自分の推しのコンテンツが維持できちゃうんです。もっと言えば、それくらいの金額なら旅行とかしてたらすぐに行っちゃうでしょう。

もっとも、私は大学を離れてまで投資を続けるつもりはありません。それじゃあ自立していかないし、何より知らない後輩にまで遠慮をされたくない。もしコンテンツの供給があれば一人のリスナーとして楽しむつもりですが、求められない限りサークルに関わるつもりもない。

だからこそ、私はこれからのNCU FM!を本当に楽しみにしています。
私の感じた「可能性」は本物だったのか、私がいる間はわかりません。
今いる人たちがほぼいなくなった5、6年後、もし何らかの形で落ち着いていたら、そんなに嬉しいことはないですね。

名前なんて残さなくていいんです。
次の世代に何かを残せた。それだけで十分なんです。
それが、自分の人生にとっての「価値」ってもんじゃないですかい?

ま、どれだけ語ったところで、自己満かもしれませんがね。
それじゃあまた。