日本在住20年、韓国人写真家のわたしが、いま日本一周の旅に出た理由。
普段は旅の記録を書いていますが、今回は立ち止まって自分自身のことを書いていきたいと思います。
私は2005年3月頃に来日し、以後日本で生活を営んでいる、韓国人のRang(ラン)と言います。
年齢は現在43歳…(44歳になりたくない…)
つい先月まで東京都に住んでいて、ウェディングや家族、舞台写真を対象とした写真家として活動していました。
そして今。この身ひとつで日本一周の旅に出ています。や、「この身ひとつ」ではなく、車とキャンプ用品、カメラと共に、が正しいですね。肩書も写真家にプラスして、旅人と名乗っても良いでしょうか…?!
忘れてたよ、日本一周
なぜ今、日本一周の旅に出ているのか。昔話も交えて、少し説明させてください。
私は東京の某写真専門学校に通っていたのですが、卒業後は自転車で日本一周をしようと考えていました。旅自体に憧れもありましたし、撮影にも良い影響があるだろうと。あと何より楽しそうだったので。シンプルな理由です。
でも、卒業後お金を貯める為にバイトに専念してましたが急な展開で結婚することになり(デキ婚ではありません)、その思いはいつの間にか頭から消えてしまいました。まあ自然なことです(ちなみに今現在は独身であります)。
ふと、思い出した旅への思い。
そこから写真からは少し離れ、いろんな仕事をして生活を育んでいました。もちろん完全に写真から離れるのは嫌だったのでたまにはスタジオ系のアシスタントもしてました。下積みの時代ですね。
時が過ぎて数年前にはフリーランスの写真家として独立し、さあここから頑張ろうと気を引き締めていたのですが、そこでコロナの到来。仕事のリクエストも停滞し、難しい時期が続きました。私だけではなく、様々な業界、多くの方が苦しんだ時期だったと思います。
ただ、この時期に忘れていた旅への思いが徐々に蘇ってきたんです。
振り返れば、しばらく作家らしい活動もできていませんでした。写真は撮っていても、写真家として、何か作品を残せているわけではありませんでした。
だからこそ「原点」に戻りたくなってきたんです。やりたかった旅の中で、作家として写真を撮っていきたい。自分が知らない場所を周り、新しい環境と経験の中で、写真を撮って、作品を残していきたい。
それは撮影にも影響し、都心での撮影よりかは山や高原、海辺など自分でロケーションを探すようになりました。
そしてそれは旅に出たいと強く思うきっかけにもなりました。
旅に出よう
そして一昨年、決めましたのです。
旅に出ようと。
期間は一年間。車に乗り、時にキャンプをして、各地を回って写真を撮っていこうと決めました。
しかし周りの友人や知り合いといろいろと話を交わしながら旅への準備をしていきましたが結果的には不安要素も多く私自身の精神的な状況もよくなかったのでもう一年違う職種でもいいからもう少し働いてから出発することに。
不安な予想が多い中、仕事しながら少しずつ準備や下調べなどして来た昨年の12月。
足りないものがあるならそれはそれでいいと旅に出ることを強く思い、残っていた仕事をこなし、旅の準備をして、迎えた3月。
かつて憧れていた日本一周の旅へ、10年以上の期間を経て、ついに出ることになりました。
あとは、このnoteに記してきた通りです。気ままに日本各地を回りながら、写真と記録を残しています。
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noteを書き始めて、少しずつ人の目に留まる記事が出てきました。
これからも旅の動向、写真、キャンプの様子などをほぼ毎日アップしていく予定ですので、気軽に見に来てくれると嬉しいです。
P.S:これからいろいろ私的に面白いことも考えています。是非興味ある方はコメントやメッセージ、メールなどください‼︎