インドで下着を作りたい: 綿石編 その2
こんにちは!Rangorieの綿石です。
女性を自由にするサービスを作りたい
前回の記事では、保守的な家庭で育った私が、仕事を機に固定的な役割意識を破ったことをきっかけに、性別による固定的な役割から女性(だけでなくすべての人)を自由にする商品やサービスを作りたい、と思うようになったエピソードを紹介しました。
当時、私は新規商材の企画部門に所属しながら週末にビジネススクールに通っており、毎日「あーでもないこーでもない」と女性の不自由を解決するような新しいビジネスについて考える日々を送っていたのです。その中の案の一つが「一人ひとりの身体にピッタリ合った下着で、締め付けや肩こりから解放」でした。身体に合った下着を作るのに、リコーの画像認識技術や布印刷技術が使えるのではないかとも考えていました。(新卒から6年間ほどはソフトウェアエンジニアとして画像認識周りの開発を担当していたのです。)
インドの女性について知った
そんな折、駐在中に親しくなった江副にランチに誘われたのです。そこでインドの話になり、こんな話を聞いたのです👇
(8年前のインドの農村部では)男性が下着を売っていた。かわいいものが全然ないからインドでおしゃれな下着を作ったら売れると思うんだよね。
インドの特に農村部では女性の地位がとても低く、男性とは同じ席に着くことさえ憚られる。
女性が仕事を得ようと、裁縫スキルやITスキルを獲得しても働き口がない。モチベーションが非常に高い人たちなのに勿体ない。
私自身はインドの市場については詳しくないけれど、
①これから確実に伸びる市場であること
②私が実現したい、性別による固定的な役割からの解放に大きく貢献できる可能性があることから、
それ、一緒にやりましょう!
来週締め切りのリコーの新規事業創出プログラムがあるので応募しましょう!!
となったのです。
リコーのアクセラレータプログラムへ応募
当時、リコーではTRIBUS(当時はRicoh Family Group Challenge Program) という、社内外からイノベーターを募りリコーのリソースを活用しイノベーションにつなげる新規事業創造プログラムが始動したばかりでした。
江副と相談して、このTRIBUSにリコー社内チームとして応募することに決めたのです。
アクセラレータプログラムでの活動詳細はまた別の機会に紹介させていただければと思います。
まとめ
ということで、綿石がインドで下着を作るようになった経緯は、
1. 保守的な家庭で、性別による固定的な役割(ジェンダーロール)意識をもって育つ
2. 仕事をきっかけにジェンダーロールから自由になり、楽に生きられるようになる
3. ジェンダーロールに縛られた人の可能性を解放したい思いが募る
4. 画像認識技術と布印刷技術を使って下着のサイズ問題が解決できるのではと考える
5. 江副を通じインドの女性の下着事情・就業状況について知る
6. インドで下着を作るビジネス案でアクセラレータプログラムへ応募
以上です!読んでいただきありがとうございました!
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