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女神スマイル顔筋トレーニング

2015年、テレビ画面で当時の美智子皇后の笑顔を見ながらふと「美智子さまの笑顔は他の皇室の方とどこか違う」と思った。なにが違うのかわからないが、この笑顔には惹きつけられる。

写真を撮る時に笑うと顔が引き攣る。仕事がらプロフィール写真を撮られることが多い。カメラマンの前でにっこり……したつもりなのだけれど、あとで写真を見ると、なにこれ、ぜんぜん笑っていないじゃん。

かといって、ムリをして笑うとすごく不自然。作り笑いが一目瞭然だ。うーん。どうしたら魅力的な笑顔をつくれるのかな。できれば、美智子さまのような、他者を慈悲で照らすような女神スマイルを目指したいが……。そう考えて、美智子さまの笑顔を観察したところ、どうも美智子さまは「口角を上げて笑っているのではない」と気がついた。ふつう、人は笑顔をつくるとき唇の端っこ、口角をぐぐっと持ち上げて笑おうとする。この笑顔はつくり笑いっぽくなる。口角を上げ、目をぐっと見開くとアイドルの笑顔になる。これは「私は笑っています」という笑顔。

でも、これは美智子さまの笑顔とは違う。もっと相手を照らすような笑顔、畏敬と慈悲を感じる笑顔、それはどうしたらつくれるのか?

笑顔は筋肉がつくっている。顔の筋肉のどこを動かせば「畏敬」と「慈悲」が生まれるんだろう。さまざまな人の笑顔を見比べながら、たどり着いたのは「大頬骨筋」「小頬骨筋」「眼輪筋」だった。

特に「眼輪筋」の目の隈の部分に意識して上げるようにすると「まぶしい時の目」になる。まぶしい……そう、神々しいものを見た時に目を思わず細めるような、そんな筋肉の動きが「畏敬」の表情や「尊敬」の表情につながっていることがわかった。

この「眼輪筋」と「大頬骨筋」「小頬骨筋」を連動される。そして口の周りの筋肉はリラックス。口角ではなく、頬の筋肉で口元も上げる。そうすると自然で優しい笑顔になる。優しいが、頬がぐっと上がるので印象は強い。

ポイントは眉毛に力を入れないことだ。目もぐりっと見開かない。「畏敬」と「慈悲」の笑顔は、目ヂカラで睨んではいかんのだ。そう、眉毛もおでこもリラックス。そして相手を「神々しい存在として敬うように」目の下の筋肉でさらに頬を吊り上げる感じ。

そうそう、これこれ。これが女神スマイルだ!

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