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シンクロニシティ
「シンクロニシティ(共時性)」ということば(概念)を提唱したのは、心理学者カール・グスタフ・ユング。
ユングは「オカルトの研究」でも有名なので、オカルティストだと誤解されることもあるけれど、そんな誤解もこちらの心の投影なんだな、と世界を自分の内的世界の投影として観察することを教えてくれた。
自身の内面探求と、精神分析学の学術研究を、刃の上を裸足で歩くような危機感をもって絶妙のバランスで「分別」できる強固な自我の持ち主であり、ユングのような自我の確立があっての、オカルト研究なのだと実感する。
精神科医、科学者としての研究を進めるうちにユングは「奇妙な偶然の一致」が起きることに着目、偶然とは思えない偶然……。自分にだけ意味のあるような偶然、これはいったい何だろうか?と、その偶然を意識し、数々のエビデンスを元に、人生における意味のある偶然に「シンクロニシティ」という概念を与えたのだった。。
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