SB 3bet vs BU call時のフロップ戦略

先日のティルト行動をカイジ並みに猛省したので、この記事を書いたり座学しています。

ただ、SB 3bet vs BU callについてはlilianさんがyoutubeで素晴らしい動画を公開してくださっているので、これを見ればフロップ戦略的には完璧で、これ以降の記事を読む必要も全くないですw あ、もしかしたら3番だけは少し有用かもしれません。

というか、3番の記事を書いている時にPioから謎の戦略がアウトプットされたので、Pioに詳しい方は記事を読んでいただき、原因を教えていただけると本当に助かります。m(__)m

あと、前回までの記事を書いてからプレイする中で、各ボードのEQ・EQR・EVを確認しておくだけでも結構役に立つと思いましたので、一応自分で集合分析を行い、確認してみたいと思います。


1.前提条件

レンジはglassさんのpreflop solution(ご本人から許可をいただいております)を丸めたものです。

SBの3betレンジ想定

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これに対するBUのcallレンジ想定

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Pioの条件

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Pioの95 flop subsetを使って集合分析を行います。


2.フロップ集合分析

集合分析したファイルがこちらです。

まず、IPのEQRですがvs COの時と比べてほぼ変わらないという意外な結果となりました。IPのEQRの単純平均を並べるとEP 83.8 → CO 92.0 → BU 91.5となります。

おそらくですが、コールレンジに増えた弱い部分(主にミドル~ローペア)のEQ実現が非常に難しいことが原因だと思われます。

A high

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全体的にvs COの時と非常に似通っています。前回確認した通り、checkの頻度が高いA low lowでレンジベットを行ってもEV的には全く問題ありません。モノトーン以外はレンジベットでもよさそうです。

checkに対するIP側の戦略もvs COの時と基本的に変わりません。33%ベットを使用する頻度が少し増えています。

K high 

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もう、全部vs COの時と傾向は同じなんじゃないかという気もしてきましたね。モノトーン以外はベットです。

33%のレンジベットなのか、33%と66%を使い分けるのか、という問題はありますが、正直な話、使い分けるボードの分類がよく分りません。EV的にはレンジベットで問題ないと思います。

Q high

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vs COの時と同様、戦略が散っています。あと、Q middle(low) lowの時にcheck率が明確に上昇していますね。

J high 

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こちらもvs COの時と同様、かなり分かりやすい戦略です。モノトーン以外はcheck頻度は低く、66%を中心にベットしていきます。

T high以下

Thigh以下

こちらもvs COの時と同様、分かりやすい戦略です。基本的に66% or checkで、monotoneや3枚がコネクトしているボードでは基本的にcheckとなります。

少し気になるのが、上2つのモノトーンボードでcheck率がかなり減少していて、その分33%ベットを使用する頻度が高くなっていることです。monotoneやlow connectボードで100%checkするとEVがどの程度減少するのか気になりますね。多分、それ程減少しないとは思うのですが。


3.mono、low connectでの100%check戦略の検証

というわけで、確認してみましょう。レンジやPioの設定は基本的に変えず、SBのCB選択肢だけ取り除いて集合分析を行います。

集合分析したファイルの2番目のシートに比較を載せています。

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EV lossをどこまで許容するかは人によりますが、monotoneボードでは100%check戦略でもEV lossは問題ないレベルだと思われます。

ただ、特定のlow connectボードでは、EV lossが2%(23bbポットなので、0.5bb程)以上のボードが存在しています。もともとの戦略が66%ベット or checkのボードだとEV lossが大きくなるようです。

残念ながら、この66%ベット or checkになるlow connectボードの特徴、というのがいまいち分からないんですよね・・・。

今回はここまでにしようと思ったのですが、せっかくなので最後に最も乖離の大きい6c 4d 2sのフロップ戦略をざっと確認してから終わりにしたいと思います。

フロップSBの戦略

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どのハンドでもcheckするし、割とどのハンドでも66%ベットすることがある、という感じですね。

66%ベットに対するBU側のディフェンス戦略

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ん・・・?なんでしょうかコレ。レイズ頻度が少ないとはいえ、レイズのバリューレンジがTT~88しかないんですが。(一応、セット各種も1%の頻度でレイズはするみたいです。)

こんなレイズ戦略、ばれたら一瞬でexploitされそうですけど、そんなことないんですかね?Pioの設定を間違えたのかと思いましたけど、特に変な部分は見当たりませんでした。また、下に記載していますが、33%ベットやcheckに対する戦略は普通でした。

この部分、私には全く理解が及ばなかったので、もし何か分かる人がいたら教えていただけないでしょうか。

何か致命的な設定ミスがあって、これまでの解析全部意味なかったら心折れるなぁ・・・。

checkされた時のBUの戦略

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こちらは非常に普通に見えます。33%ベットに対するディフェンス戦略も以下のように普通でした。異常なのは66%ベットへのディフェンスだけですね。本当になんででしょう・・・・?

33%ベットに対するディフェンス戦略

キャプチャ

今回はここまでです。66%ベットに対するディフェンス戦略の事象について分かる方、よろしければご教授お願いします。m(__)m

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