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あくまでアマチュア書評集 “ワケあって未購入です”

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読んだにも関わらず、本棚に残さなかった本について、個人の読書メモを公開。
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記事一覧

あくまでアマチュア書評集 “ワケあって未購入です” #15 『私の頭が正常であった…

初めて読む作家なので、図書館で借りてお試し。最初に断っておかなくてはならないが、私は「山…

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あくまでアマチュア書評集 “ワケあって未購入です” #14 『夜ごとのサーカス』 ア…

19世紀末のロンドン。翼をもった空中ブランコ乗りフェヴァーズが、アメリカ人ジャーナリスト…

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あくまでアマチュア書評集 “ワケあって未購入です” #13 『幽談』 京極夏彦 (2…

私は京極作品との出会いに、過去2度失敗している。言うまでもなく氏は売れっ子作家ではあるが…

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あくまでアマチュア書評集 “ワケあって未購入です” #12 『深泥丘奇談』 綾辻行…

初めて読む作家なので、図書館で借りてお試し。売れっ子ミステリ作家である著者が、怪談専門誌…

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あくまでアマチュア書評集 “ワケあって未購入です” #11 『氷三部作1 ブロの道…

初めて読む作家だったが、帯の惹句が面白そうすぎて買ってしまった(そしてネットオークション…

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あくまでアマチュア書評集 “ワケあって未購入です” #10 『死国』 坂東眞砂子 (…

初めて読む作家なので、図書館で借りてお試し。四国の山奥の村を舞台に、東京に引っ越した主人…

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あくまでアマチュア書評集 “ワケあって未購入です” #9 『きのうの影踏み』 辻村深月 (2015年、角川書店)

初めて読む作家なので、図書館で借りてお試し。著者についてはなんとなく期待感があって、書評やインタビューの印象から、自分好みの作家ではないかと予想していたのだが、本書は全体にがっかりで残念。図書館に予約した『かがみの孤城』がかなりの人気で順番待ちが随分先なので、その間に著者の他の作品をと思って借りた本だが、ファーストチョイスとしては変化球すぎたのかもしれない。 青春ミステリの分野で有名な作家だが、本書はホラー系の短篇集で、怪談でもモダンホラーでもなく、ざっくり「怖い話」という

あくまでアマチュア書評集 “ワケあって未購入です” #8 『火のないところに煙は』 …

初めて読む作家なので、図書館で借りてお試し。著者についてはさほど詳しい情報を持たないが。…

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あくまでアマチュア書評集 “ワケあって未購入です” #7 『きみはポラリス』 三浦し…

初めて読む作家なので、図書館で借りてお試し。世評が高いのでずっと気になっている作家ではあ…

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あくまでアマチュア書評集 “ワケあって未購入です” #6 『夜の国のクーパー』 伊坂…

初めて読む作家なので、図書館で借りてお試し。ずっと気になっている作家ではあったが、私は好…

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あくまでアマチュア書評集 “ワケあって未購入です” #5 『凍』 沢木耕太郎 (20…

初めて読む作家。代表作『深夜特急』をいつか読まなきゃと思って機会がないまま、実家でこの本…

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あくまでアマチュア書評集 “ワケあって未購入です” #4 『ストーリーセラー』 有川…

*まだ始まって間もない企画なので、もう一度だけ繰り返しておきます。ここではストーリーの内…

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あくまでアマチュア書評集 “ワケあって未購入です” #3 『墓地を見おろす家』 小池…

*『はじめに』で書いておくべきでしたが、このコーナーではストーリーの内容に触れる事が多い…

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あくまでアマチュア書評集 “ワケあって未購入です” #2 『蜜蜂と遠雷』 恩田陸 (2016年、幻冬舎)

初めて読む作家なので、図書館で借りてお試し。架空の国際ピアノ・コンクールを舞台に、エントリーしたピアニストと審査員たちの人間模様を描いた群像劇。 私のような長年のクラシック・ファンにも全く違和感のない描写で、著者は相当にクラシック音楽に詳しい様子。音楽を演奏するとはどういう事か、それをコンテストで競い合うとはどういう事か、深い所まできちんと理解している人の文章である。しかも純粋に小説として、ものすごく面白い。 演奏表現の違いを文章で描写するのは、音楽評論家にとってさえ難し