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花火(ボードゲーム)の戦略
ボードゲームアリーナで遊べる花火というボードゲームの戦略について考察していきます。
戦略を考察することが目的なので詳しいルール説明は後程張るリンクの動画に任せますが、おおまかにルールを説明すると自分の手札が見えない状態で協力しながら七並べを完成させましょうという協力型のゲームです。
今回はプレイヤー2人、5色基本ルールで、本来花火はどこまで打ち上げることができたか合計得点を高めることを目的とするゲームですが、今回はすべて打ち切ることのみを勝利と考えています。
花火は暗黙の了解のゲーム
基本的にすべての花火を打ち上げようとした場合、色のヒントも数字のヒントも両方とも教えることはほとんどありません。そんなことをしていてはヒントが足りないからです。なので僕ら花火職人には3つの暗黙の了解が存在し、少ないヒントで出すことができるカードを伝えます。
まるでエスカレーターでは片側を開けるように、電車では降りる人が優先であるように、製作者はフランスの方とのことですが花火という日本の文化をタイトルに付けたのは素晴らしいセンスだと思います。
了解その1:手札に新しく入ったカードにヒントがついた場合は今出せるカードである
了解その2:古いカードから順番に捨てる
了解その3:ヒントがついているカードは捨てない
以上の3つを頭に入れて、次項から局面を見ながら使い方を考えます。
基本編
前巡に黄1をプレイしたところで3のヒントをもらいました。新しいカードは左から入ってくるため、この3は出せるというヒントでしょう。
真ん中の3は巻き添えでついてしまった、関係のないカードの可能性があるため、出さずに捨てずに持っておきます。ちなみにこの3は赤色として打ち上げることができました。
応用編
応用編では相手視点でのヒントの受け取り方について考えていきます。上の画像は赤のヒント、下の画像は4のヒントを与えた局面です。
上の画像は出せますが、下の画像は出せません。これは手札を知っているからではなく、ヒントのついた状況から考えることができます。3つのルールを双方知っている場合のみ成り立つ戦術だと思います。
二つの局面の違いはヒントのつけられたカードが捨てる位置に存在するかです。
1枚目の局面ではまだ捨てる位置にないので、出せるようになったのでヒントをつけたという解釈ができます。2枚目の局面では捨てる位置にあるので、捨ててほしくないのでヒントをつけたという解釈ができます。
まとめ
捨てる位置にヒントがつく→捨てないでほしいケースもある(捨て札置き場を確認)
捨てる位置以外でヒントがつく→出せるようになったケース
もちろん捨てる位置にヒントがついても出せるケースはあるので捨て札置き場をしっかり確認することが大事だと思います。
疑惑のプレイ(難しいので研究したい人向け)
前巡にヒントがついていなかったカードを捨てたらちょうど出したい青2で悲しんでいるところにつけられた青ヒント
捨て位置に青のヒントがつけられていますが、青2が二つ並んでいたケースだと想像して右端の青をプレイしました。
出すことが可能な同じカードが並んでいた場合、1枚捨てさせてからヒントをつけて手札に留めておいていずれ2つ目のヒントをつけるケースはよくあるので一点読みでプレイをしました。
しかし右端が青5である場合、既についている3のヒントに追加する目的で敢えて青のヒントを与えて一ヒントで2つ得する狙いである可能性もあることに気づきました。その場合右端は留めるのが正解となりこの場面では留める方が良いような気がしました。(ちなみに結果は青2でした)
2人5色ルールは安定をとっていれば基本的に最後まで打ち上げることができると思います。今回の検討に使用した花火はどこかにあげられたらあげたいと思ってます。閲覧ありがとうございました。
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