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19【皮膚を剥がすように】

5月7日
Dの紹介で、君津のYさんに会いに行く

4年前、食道がぶ ステージ4との診断
最初は標準治療を受けたが抗がぶ剤が
あまりにしんどいので
自分であらゆることを調べ、治療法を選択し
今も、元気に暮らしている方

ご自身の経験を丁寧に語ってくれた

最後にYさんがこれで治ったという
サプリメントをいただいて帰路に着く

お互い がんばりましょう と

実際の人の話を聞けたのは貴重
ありがたい

同時にそれはその方の体験で
ムウのではない

彼も自分の命をかけて
あらゆることを調べ、選択し、
今を生きてる

だからムウも誰になんと言われようとも

これで行くと思えるような動きをせねば



その時、強く、そうおもった

ムウは自己による
“選択“ということを疑って生きてる
こうなった今もそんなことが大切だとは思わない

選択的に人生を思い通りに
できるなんてことを1ミリも信じてはいないから

もしも
この人生で何かを私的に
選択できるんだとしたら
この状況をムウは選ばないもの

いつもなんでそうくる?
という方向から人生はやってくるし
計画通りにことが進んだことなんてまるでないし
そうである時の方が実際の学びは深い

それがそうであるならば
指を咥えてなぜ?と嘆くよりも
ただ、起こるに身を任せ
それをしっかり味わうという
未知の道を歩きたいのよ

ただ、今、ガブちゃんを経験することで
流れに従い、サレンダーして生きることと
自身で納得のいく選択をしてあとは天に任せることが
実は、そんなに違わないのかもしれないと
思い始めていた

そして実はいままでもずっとそうしてきたことも

全ては“今を納得し受け入れて十分に味わう“ために



やるべきことは山積みだった

このタイミングでちょうど
5年ごとの宅建業免許の更新があり

会社の決算と納税があり

これからできなくなるであろうことの
仕事の整理があり

もしかしてもしかした時に
残された人がめんどくさくないように
いろんなものを捨てる必要があり

やり残したことをやり

買いそびれていたものを買う

肉体改造に挑みつつ
いままでの生き方を変えるって
どういうことだ?という難題にも挑む

運命が決まるXディまで3WEEK

その時間で一体ムウは何ができるのか



身辺整理をせざるを得ない状況で
ムウにとって大切なものやことは何かが
明らかになってくる

なんでこんなものを
大切にとってるんだろう

なんでいつかいつかとやりたいことを
先に伸ばしてるんだろう



意味や価値やよくわからない感情で
もう、全部、燃えてなくればいいのにと思う

いままでのことも
いまも
いまに続くこれからも

全部全部、燃えて焼き尽くして

そしてそこからまた
始められたらいいのに と

そうか、やっぱりそうなのか
そういう気持ちを抱えていたからこそ
いまガブちゃんがそのチャンスをくれたのか

いまの場所から
いまのやり方から
いまの在り方から
すぐに離れなさいと

そのままじゃ死ぬよと



わからない
でもわからない

どこに向かえばいいのかなんて
わからない

いままでだって思うように生きてきたつもり

そして十分に幸せでごきげんだった

だけどまだ
この向こう側に広がる地平があるってことよね

ムウの道はこんなもんじゃないってことよね

そんなとこでヌクヌクしてんじゃねーーって


言いたんよね、きっと

やばいね
ドキドキするね

どうしようね
どうしたらいいんだろうね

やるしかないね

怖いな



今掴んでる手を離さないと
次のものが掴めないのはわかってる

でも怖いな

自信ないな



ムウ
こんなにもビビリなんだな

そんなことを思いながら
一つ一つの整理を始めた

着膨れし何層にも重なったムウの皮膚を
一枚一枚、剥がしていくように

教訓:・・・・・・・・・。


写真はいつかいつかって思ってるお家
何十年もずっと素敵なお家に住みたいのに
全然、そこにたどり着かない、つこうとしない
ムムム。


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