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『B級映画制作委員会』販売せきらら日記~一章:販売の目標

目次
★一章 販売の目標
 二章 出展までの流れ
 三章 宣伝活動
 四章 結果と考察

お疲れ様です。ボドゲ工房Rのランブンと申します。
このシリーズでは、『B級映画制作委員会』の出展決定からゲームマーケット出展までの流れを赤裸々に書いていきます。『チキン・ラン』の時とはまた異なった内容となっておりますので、前回読んでいただいた方にも参考になるかと思います。
それでは本題に入ります。

【この章のポイント】
・「とにかく出展する」「知名度の向上」が目標
・価格≒製作費
・販売個数の目標はあまり意味を持たない


販売の目的

初出展の時は「面白いゲームを世に発信する」「そのうえである程度の利益を出す」というのが出展をする上での目標でした。ですので、出展する作品は私の一番の自信作である『チキン・ラン』を選択し、コンポーネントのクオリティを保ちつつ原価率を下げるという点に重きを置きました。
けれども、『B級映画制作委員会』は『チキン・ラン』とは異なり「とにかく出展する」「知名度の向上」というのが目標でした。
思考の流れとしては

①元々出展する予定だった作品が完成しない
②けれども、せっかくの機会なので出展は行いたい
③「面白いゲームを世に発信する」という目標に100%の重きを置けないなら、「知名度の向上」を目的として出展をしたい
④「とにかく出展する」「知名度の向上」両方を満たす作品として『B級映画制作委員会』が最適である

という状況です。

【①、②の詳細記事 URL】
https://note.com/ranbun_bdgcobor/n/ne27c159a9206

『B級映画制作委員会』が「知名度の向上」に最適であると考えた理由は

・ルールが簡単なパーティーゲームであること
・タイトルやイラストが目立つ作品であること

の2点でした。私はパーティーゲームや題材にインパクトのある作品を生みにくい制作方法を取っているため『B級映画制作委員会』は2つの条件を満たす珍しい作品だったのです。
「知名度の向上」が最大の目的だったため、原価率は度外視で価格設定を行っており、イラスト料や出展料、その他雑費などを含めると価格≒製作費でした。
このように『B級映画制作委員会』は『チキン・ラン』とは全く異なった目標で出展した作品だったのです。


販売個数の目標

『チキン・ラン』の時は、「純利益がプラスマイナス0になることが見込める程度(具体的には70個程度)」が最低目標でした。この時は初出展だったこともありどの程度販売できるかが未知数だったため、原価率からこのような目標を掲げていました。
けれども、『B級映画制作委員会』は、先にも述べたように原価率がほぼ100%であったこと、また『チキン・ラン』の販売個数が芳しくなかったことから原価率だけから目標を立てることは不可能でした。また、販売できる個数が印刷最低個数(ここでいう最低とは「安く印刷するための個数」という意味。具体的には100ロットを指す)より下回ることが想定されたため、目標を立てること自体にあまり意味が無いと考えました。(100個より売り上げる想定なら印刷数を吟味する必要があるため目標設定は重要)ですので、「10個は売りたいな」「50個売れたら嬉しいな」くらいで目標を考えていました。
それよりもむしろ「知名度の向上」をどれだけ行えるかの方が重要でしたので、販売個数はあまり気にしていなかったというわけです。


最後に

今回は販売の目的および販売個数の目標について記事にまとめました。これらの項目はサークルごとに異なるとは思いますが、こんな考え方もあるという一つの参考例として頭に入れておいていただけたら幸いです。
次回は出展決定から出展当日までのおおまかな流れをまとめていきます。こちらは『チキン・ラン』の時と似たような内容となっておりますが、前回よりもより分かりやすいようにまとめますので、是非とも参考にしていただけたらと思います。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。次回もお楽しみに。

『チキン・ラン』
多人数短時間(4~7人、20分)、自由な交渉とシンプルな数比べ
キャッチコピーは「―破産か、罵倒か―」
【紹介動画(YouTube) URL】
https://youtu.be/1C1C3qeQsl8
【ボドゲーマ通販 URL】
https://bodoge.hoobby.net/games/chicken-run

『B級映画制作委員会』
多人数軽量級(3~6人、10分)、リレー式大喜利ゲーム
キャッチコピーは「限られた予算と時間の中で『俺達の最高傑作』を作れ!」
【紹介動画(YouTube) URL】
https://youtu.be/m1iDNyYKa1w
【ボドゲーマ通販 URL】
https://bodoge.hoobby.net/games/b-kyuu-eiga-seisaku-iinkai
ゲームマーケット2021春
『Mole in the Cult』出展予定
旧名:カルトとモグラ
多人数中量級(4~8人、60分)、じっくり遊べる正体隠匿系ゲーム
キャッチコピーは「裏切者には粛清を」

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