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ランブン雑談・ボドゲ編 その14 フォロワー500人突破記念は失敗しました

閲覧ありがとうございます。ボドゲ工房Rのランブンです。
今回は先日Twitterにて行った「フォロワー500人達成記念キャンペーン」について記事にいたします。
結果から申し上げますと、タイトルにもあるように今回のキャンペーンは大失敗でした。この記事では失敗した理由も自分なりに考えまとめていきます。
それでは早速本題に入ります。


キャンペーンの内容とその意図

今回行ったキャンペーンは以下の通りです。

スクリーンショット (18)

この度行ったキャンペーンは、巷でよくあるプレゼント企画ではなく「Rt数だけ値下げする」というものでした。この企画は以下のような意図がありました。

・Rt数が増えればみんなが得をする
通常のプレゼント企画の場合、Rt数は増えれば増えるほど抽選確率は下がっていきます。つまり、参加者が企画を宣伝するインセンティブがありません。これはそもそもの企画の目的である「より多くの人に作品を知ってもらう」とは反しており、Rt数は稼げたとしても引用Rtや空リプは期待できません。
この点、今回の企画は「Rtされた数だけ値下げ」なのでRt数が増えれば増えるほど参加者全員が得をします。唯一主催者である私が損をしますが、「より多くの人に作品を知ってもらう」という目的は達成できているので問題ありません。

・購入を検討している人への後押しになる
プレゼント企画だと、作品が誰の手に渡るかは完全なランダムとなります。その結果「興味は薄いけど、無料だから何となくRtしよう」という人の手に作品が渡る可能性があります。この行為自体を私は否定しませんが、これでは私も欲しいのに当たらなかった人も、また当たった人自身ですらそこまで得になりません。一方、値下げなら「興味は薄いけど、めちゃくちゃ安くなる可能性もあるから何となくRtしよう」という人にはRtしてもらいつつ、本当に購入を検討していた人にはありがたい企画となります。

・企画がコケた場合のリカバーが利きやすい
プレゼント企画でRt数が稼げなかった場合、「作品は渡すが宣伝効果が期待できない」という最悪の状態に陥ります。その点、今回の値下げ企画ならその状態にはなりません。コケた場合は値下げ幅は小さくなり損失が少なく、Rt数を稼げた場合は宣伝という目標を達成できているからです。

このように、今回のキャンペーンは様々な状況を考えながら企画されました。


Rt数の想定

今回の企画を行う前に、以下のようなツイートをしていました。

スクリーンショット (19)

画像にもあるように、このツイートには8件のリツイートと22件のいいねがされました。また、このツイート後に新たにフォロワーが10人ほど増えました。「企画予定の報告だけでも反応があるのなら、実際の企画では反応と同数以上、30~40近くのRtがありそう」というのが企画開始前の見立てでした。


キャンペーンの結果と考察

冒頭でも述べたように、この企画は失敗に終わりました。キャンペーンの結果は以下の通り。

・Rt数:9件(+引用Rtが1件)
・いいね数:4件
・値下げ期間の販売数:0件

数字を見れば一目瞭然ですが、今回の企画が失敗に終わりました。

では、何故上手くいかなかったのでしょうか。その理由を私は値下げという行為自体が生々しさがあったからではないかと考えています。
先にも述べた通り、今回の企画は参加者側、主催者側どちらの側面から見ても理にかなっているものでした。けれども、この理にかなっているという部分が参加者側からは分かりづらく、また値下げは具体的な数値を計算しやすい(というよりも計算してしまいがち)なため、結果的に「Rtするだけ主催者が損をする」というイメージが先行してしまったのだと思います。
プレゼント企画では、当然プレゼントした分だけ主催者は損失を被りますが、プレゼントという言葉の陰にその損失が隠れて――プレゼント企画と聞いて主催者の損失を計算する人はいない――生々しいイメージはありません。けれども、値下げとなれば否が応でも「自身(参加者)がいくら得するか」が目に入ってしまい、その裏返しとして主催者の損失が目に見えてしまします。このように、今回の企画ではその生々しさが目立ってしまい、想定していたよりもRt数が伸びなかったのではないでしょうか。

また、値下げが参加者にとってどれほど得なのかということが伝わりにくかったというのも失敗した一因だと考えられます。プレゼント企画は「当たれば無料」と非常にシンプルかつ分かりやすい一方、値下げ企画はぱっと見ではそれが分かりにくくなっていました。
例えば、プレゼント企画で5名に作品が当たるとした場合。想定していたRt数(30件とする)があった場合、期待値で換算するなら一人頭

2800円×5個÷30件=467円

だけ得をする計算となります。この金額はRtが少なければ高く、多ければ安くなる性質を持っています。
一方、今回の値下げ企画の場合の値下げ幅は

50×30=1500円

となり、プレゼント企画よりもはるかに参加者が得をしているということが分かります(実際にはボドゲーマには作品が20個ほどしか置いていないためRtした人全員が購入することは不可能ですが、それでもプレゼント企画よりもお得なキャンペーンだったということは言うまでもありません)
もちろん差額はお金を支払う必要がありますし、期待値だけでは物事を計れません。けれども、それを差引いても今回のキャンペーンは破格であったのですが、その事実がキャンペーンを見た人にはイマイチ伝わらなかったようです。

色々述べましたが、最終的には無料というワード自体が強いというところに帰着するような感じがします。人間はリターンよりもリスクを大きく見積もる傾向があるため、ノーリスクである無料という単語はまさに魔法の言葉であり、今回はその事実を痛感した出来事となりました。


最後に

今回は先日行ったキャンペーンについて記事にいたしました。このキャンペーンは上手くいきませんでしたが、次回またキャンペーンを行う際は今回の反省を生かしていきますので、その時はよろしくお願いいたします。

また、余談になりますがボドゲ工房Rは発売後1年未満の作品はキャンペーンにおいても値下げやプレゼントはしない方針でいます。諸事情により方針変更があるかもしれませんが、できる限りこの方針は守っていきます。(このことについては後日記事にするかもしれません。)ですので、キャンペーンがあった際は参加していただけると幸いです。

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