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完了26年夏にずれ込み 日立市民球場改修工事 茨城
社会人野球や高校野球の大会に使用されている日立市民球場(茨城県同市中成沢町)を全面改修する再整備工事が今春から始まった。市によると、建築工事の入札が一度中止になった影響で着工が約3カ月遅れ、オープンは当初計画の2026年4月から同年夏ごろにずれ込む見通し。
市は当初、建築工事の一般競争入札を昨年10月に行い、年明けの1月に着工する予定だったが、入札参加者がなく中止になった。作業員の人手不足などが背景にあるといい、2月に再入札を実施して業者を選定した。
影響で着工は4月にずれ込み、市は25年度末までを予定していた整備スケジュールを変更。6日開会した6月定例会には、事業の継続費の設定期間を1年間延長する補正予算案を提出している。
同球場は1972年に完成。社会人の都市対抗野球予選や日立市長杯選抜野球大会、夏の全国高校野球選手権茨城大会などさまざまな試合の会場となっているが、工事のため2026年6月ごろまで使用できなくなる。
市によると、夏の高校野球茨城大会は26年から再び開催できるよう県高野連などと調整する方針で、工期と重なることになった同年春の日立市長杯など社会人大会については「現時点で未定」という。
全面改修は、築50年以上と施設の老朽化が課題になっていることから計画。公認野球規則の基準を満たすため両翼を94メートルから100メートルに、中堅は122メートルに広げ、プロ野球も開催できる球場にする。
ナイター用の照明設備を新設し、耐用年数を迎える人工芝は全面張り替える。現在の内野席は取り壊して新築し、収容人数は1万2000人から1万5000人に増やす。エレベーターも新設し、更衣室などの充実も図る。
球場脇には多目的広場を設け、内野席の下にグラウンドと広場の両方に面するブルペンを整備し、イベント時に球場内と広場を一体的に活用できる造りとする。総事業費は約52億円。国の「都市構造再編集中支援事業」で45%の補助を受ける計画という。
既に改修工事がはじまっていたとは知らず「野球場図鑑」に掲載してしまったのは迂闊だった。
イメージ画を見ると外周の正面から内野まで、コンコースに当たる部分に支柱らしいものが見えない「シンプルだけど大胆」な感じがする。
プロ野球を開催できる、となると、元々大きくないこの球場を改修するには周囲の敷地や道路を侵食するようになるのだろうか。一塁側は道路があるので、それを避ける形でスタンドを広げた結果、左右非対称な形になったら面白い。
完成すればプロ野球の一軍戦を開催できる球場が3つあるという数少ない県になる。
これで旧「図鑑」に掲載した茨城の球場のうち水戸、土浦、牛久、日立は元の姿を大きく変えた事になるので写真を撮り直さないといけない。短期間でこれだけの施設がリニューアルされるという事は、それだけ県の勢いがあるという事でもある。
北関東エリアの勢いを思う時、どうしても例の「魅力度ランキング」を思い出してしまうのだが、やっぱり何を基準に決めているのかわからない。
人口増加を続け理論上は政令指定都市昇格も可能なつくばエリア、LRTの開通でコンパクトシティを体現、今や「住みたい街」にランクインした宇都宮、「人気の移住先」で2位になったらしい群馬県、前橋と合併すれば政令指定都市になれるポテンシャルがあり、堤ケ岡飛行場跡地の「シリコンバレー」構想を抱える高崎…。
企業の進出が進む北関東エリアのこれが現実に表れている、現実に人や企業が感じている「魅力」であろう。件の「ランキング」は一体いつの時代の何を見ているのだろう。テレビのバラエティ番組だけを見て魅力度がどうのと言っている「地方」の人たちがそのうち時代に取り残される事にたぶんなると思う。
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